143■ツリフネソウ ツリフネソウ科ツリフネソウ属

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 何とも不思議な花の形である。ラッパ状の筒がぶら下がったような全体の形。筒の奥は螺旋状に巻いて終わる。そこには蜜が用意されている。筒の入り口は「虫さん、さあいらっしゃい」とばかりに左右に開いている。「千虫万来」の構えだ。蜜を求めて来た虫が入ってすぐの場所には、天井に巧妙な受粉の仕組みが突き出ており、必然的に虫は背中でそこを押すことになり、受粉に一役買わされてしまう。古人は、この形を帆掛け船が釣られているととらえて釣舟草と呼んだ。うーん、風雅。高さは50〜80センチになる一年草。群生している場所に遭遇するとちょっとわくわくする。  
[撮影・解説:栗田昌裕]
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