アサギマダラ 「twitter」一覧    トップページに戻る。 前のページに戻る。
120819 アサギマダラ  8月19日、裏磐梯のグランデコリゾートでの観察会の3回目の指導を行った。多くのご家族が参加されてアサギマダラのマーキングを行った。天候はよくアサギマダラが増えつつある兆候が見えた。今年のホテル主催の観察会は本日が最終日。Http
120812 アサギマダラ 8月12日、裏磐梯のグランデコホテルにて、親子連れの方々が参加するアサギマダラの観察会の指導を行いました。この日はNHK福島放送のスタッフが訪れ、観察会の様子を取材し撮影しました。
120807 アサギマダラ 8月5日は、裏磐梯のグランデコホテルにて、アサギマダラの観察会の指導を行いました。この日は何十組もの人たちが、観察会に参加されました。この一般の方向けの観察会は8月19日まで続きます。http://srs21,com/
120807 アサギマダラ 8月7日。用事で昨夜から今日にかけて関東まで行き、再度裏磐梯にUターン。リゾートのゴンドラから、2匹のニホンカモシカが、斜面を登っているのを間近に見、気持ちがなごみ撮影もできました。後ろが少し小さめなので親子と思われました。http://srs21.com/
120608 アサギマダラ 筆者が5月19日に、大分県姫島でマーキングを施した「旅をする蝶」アサギマダラが、6月5日に石川県珠洲市で発見された。17日間で、東北方向に662km移動したことになる。本例は長距離北上個体として今年の2例目の記録となる。
120602 アサギマダラ 私が5月21日に大分県姫島で標識したアサギマダラが6月2日に長野県大鹿村で再捕獲された。662kmを12日間で東北東に移動した。1日に50kmの移動。今年の最初の北上記録だ。この蝶は姫島で金環食に遭遇した興味深い個体だ。http://srs21.com
120122 アサギマダラ 娘が昨年10月9日に愛知県で放蝶したアサギマダラが、2012年1月21日に鹿児島県の喜界島で見つかった。年越しで愛知県からの移動個体が見つかるのは極めて珍しい。通常は年末までに寿命を終えると推測されるからだ。感動。
120120 アサギマダラ 8月27日に私が裏磐梯のグランデコスキー場から放蝶したアサギマダラが120日後に1734km離れた沖縄本島の糸数城跡で見出された。昨年は私が東北で放った蝶のうち5頭が沖縄県で見出された。本例は沖縄では最も遅く発見された例だ。
120106 アサギマダラ アサギマダラは「龍」の概念と縁が深い(私見)。和歌山県で放蝶されたアサギマダラが香港で見出された。龍の年の直前に、龍をシンボルとする香港で見出されたことは一年の冒頭のよいニュースである。栗田式能力開発法は、SRS研究所。http://t.co/dMiGYCsn
111120 アサギマダラ 今日は私が裏磐梯でマークして放った蝶が、和歌山県串本町で11/15に再捕獲され、さらに高知県室戸岬で11/16に再捕獲されていた。現在、裏磐梯で飛ばした蝶は110頭以上がどこかで再捕獲されている。
111118 アサギマダラ 沖縄にいる。四国の足摺岬で10/12に放たれた「GO-190  あしずり 10/12」を再捕獲した。わずか6日間でどのように渡ったか、不思議が残る。
111111 アサギマダラ 本州から自分が標識して放ったアサギマダラに出遭う予定で11月上旬に鹿児島県喜界島に赴いた。そこで8月に福島県で放った蝶と、9月に長野県で放った蝶と、10月に愛知県で放った蝶とに再会できた。人生は不思議な出会いで満ちている。
111016 アサギマダラ  私の頭上でカラスがアサギマダラを空中捕獲して飛び去った。場所は姫島。目撃者は二人。「鳥はアサギマダラを食べない」という常識が改めて崩れ去った。
111007 アサギマダラ 今年は旅する蝶アサギマダラの秋の南下の旅が例年より早い。9月半ばには愛知県に到達し、10月1日には大分県姫島に到り、10月6日には鹿児島県喜界島で確認された。
111007 アサギマダラ 】「今日は出会える」という直観に従って、愛知県の三ヶ根山に来た。12時10分、再会。8月24日に福島県のグランデコスキー場で「SRS4257」と標識して放ったアサギマダラに43日ぶりに再会し捕獲撮影できたのだ。これで今日の目的は達成。現在、3県で自己再捕獲した。
111004 アサギマダラ 筆者が夏に福島県のグランデコスキー場で標識して放った旅する蝶「アサギマダラ」が各地で続々と再捕獲され初めています。どこでどう過ごしているのが詳細は不明ながら、毎年ある時期になると、同期して姿を現すのは本当に不思議な現象です。
110925 アサギマダラ 9月23日、愛知県の三ヶ根山で、8月に富士山麓から移動してきた「旅する蝶アサギマダラ」を見つけました。愛知県にも移動の波が到来です。
110905 アサギマダラ 今年の渡り蝶の行動は最初から最後まで変則的だった。ただし、見かけ上の南への旅立ちは、8月25日頃からで、これは比較的にノーマルなスケジュールだ。
110904 アサギマダラ 高原で渡り蝶の調査を継続中。しかしゆっくり進む大型台風12号のために、この4日間、雨、霧、低温、強風が重なって、蝶と出逢う状況にはなく、「涙涙涙」している。
110822 アサギマダラ 福島県でアサギマダラの調査を続けています。昨日は、終日雨天。アサギマダラとは縁がありませんでしたが、野猿の群れをあちこちで見ました。例年より人間にかなり近づいているようです。何かが変化しています。
110806 アサギマダラ 裏磐梯のホテル・グランデコにて、旅する蝶アサギマダラに関する講演を行いました。2004年から毎年続けているこの蝶のマーキング調査の初日が今日です。雷鳴の中で153頭に標識をしました。今年は、植物の生長が過去2、3年より遅れています。
110618 アサギマダラ  筆者が大分県姫島で5月22日に標識して放蝶したアサギマダラが6月11日に能登半島の先端で砂山氏らにより再捕獲された。20日間で664kmの移動だ。これが大分県以南からの今年の北上移動の第一例となった。アサギマダラは不思議な蝶だ。
110527 アサギマダラ 大分県姫島では毎年5月下旬に「かれい祭り」が行われ、参加者の何割かはみつけ海岸に集まる渡り蝶アサギマダラも見学に訪れます。今年は5月22日に祭りが行われ、筆者はアサギマダラを守る会の顧問として現場でアサギマダラの説明を行いました。
110527 アサギマダラ 5月22日、大分県姫島のみつけ海岸で、筆者がアサギマダラの移動に関して解説する様子は、姫島のケーブルテレビにて放映されました。また、取材を受けたOAB放送(大分朝日放送)でも、翌日のニュース枠の中で昼と夕方の2回紹介されました。
110521 アサギマダラ 半年ぶりに大分県姫島に来ています。5月の新緑が素晴らしい。明日は島のかれい祭。島外からカレイの料理を食べに多くの方が来る行事。アサギマダラが渡って来ている海岸もマイクロバスで御案内する予定。私もそこにいる可能性大。心配は雨天。
101211 アサギマダラの教え52 先にアサギマダラの飛び方に関して三角帆を用いて逆風を活用する船に似ていると述べた。日本ではこのような逆風帆走は「間切り走り」(まぎり)と呼び、帆の下部をすぼませて行った。この場合グザグの動きになり効率はよいとは言えない。
101211 アサギマダラの教え53 先にアサギマダラの飛び方と「間切り走り」(逆風帆走)の関係を述べた。和船には「開き走り」という横風帆走もあり、近世後期に活用された。この飛び方もアサギマダラの「横行飛翔」と対応させることができる。
101209 アサギマダラの教え50 アサギマダラが風に乗って渡りをすると考えている人は多い。その場合、アサギマダラが押し流されるように風に乗っている姿を想像するのではないか。しかし、私はそう思わない。この蝶が順風に押されて飛ぶ場面を見た記憶がないからだ
101209 アサギマダラの教え52 アサギマダラとの風との関係は「風に乗る」よりも「風に逆らう」場面の方が多い。しかし風に逆らいながら風を利用している。それはキャラベル船が3本のマストに三角帆(ラテン帆)を採用することで逆風でも前進できるのに似ている。
101123 アサギマダラ調査 9月24日に私が長野県大町市で放蝶した個体(標識SRS10539NP9/24)が鹿児島県喜界島で11月6日に尾張勝也氏に再捕獲された。42日間で1180kmの南南西移動(28.1km/日)です。
101123 アサギマダラ調査 8月27日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS5328デコ8/24)が高知県足摺岬で10月30日に正田美智子氏に再捕獲された。67日間で851kmの南西移動(12.7km/日)です。
101123 アサギマダラ調査 8月23日、27に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS4941デコ8/23W)が奄美大島湯弯岳で11月6日に中峯芳郎氏に再捕獲された。4+71日間で1453kmの南西移動(20.4km/日)です。
101123 アサギマダラの教え48 筆者が福島県で放った蝶(SRS4941)が奄美大島で11/6に再捕獲された。その日YN氏は99♂88♀に標識され、個体数増加を観察。これは近くの喜界島での筆者の体験と一致する。すなわち二つの島にほぼ同じタイミングでこの蝶が渡って来たことが示唆される。
101123 アサギマダラ調査 8月28日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS7030デコ8/28)が静岡県湖西市で10月26日に星野京子子氏に再捕獲された。59日間で404kmの南西移動(6.8km/日)です。
101123 アサギマダラの教え49 筆者が福島県で8/28に放った蝶(SRS7030)が静岡県で10/26に再捕獲された際にヘアペンシルが左側だけ出ていた。ヘアペンシルが出た雄は五百〜千例に1例ほど見るが多くは病的と筆者は考えている。上記の例は、途中で病的になったと確認できた貴重な一例だ。
101123 アサギマダラ調査 8月18日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS2659デコ8/18)が鹿児島県喜界島で10月26日に福島誠氏に再捕獲された。69日間で1408kmの南西移動(20.4km/日)です。
101123 アサギマダラ調査 8月19日に安立日向氏が福島県デコ平で放蝶した個体(標識ヒュウガ-111デコ8/19)が静岡県磐田市で10月16日に大橋美枝子氏に再捕獲された。58日間で387kmの南西移動(6.7km/日)です。
101123 アサギマダラ調査 8月28日に福田美咲氏が福島県デコ平で放蝶した個体(標識FKM7デコ8/28)が和歌山県日高町西山で10月24日に西岡征四氏に再捕獲された。57日間で620kmの南西移動(10.9km/日)です。
101123 アサギマダラ調査 9月5日に中村仁氏が福島県デコ平で放蝶した個体(標識HSN-3デコ9/5)が静岡県磐田市岩井で10月23日に大橋美枝子氏に再捕獲された。57日間で620kmの南西移動(10.9km/日)です。
101123 アサギマダラ調査 8月7日に原田真佑氏が福島県デコ平で放蝶した個体(標識HM-1デコ8/7)が和歌山県日高町西山で10月23日に崎山孝也氏に再捕獲された。77日間で620kmの南西移動(8.1km/日)です。
101122 アサギマダラ調査 8月29日に小柴治紀氏が福島県グランデコで放蝶した個体(標識HK84デコ8/29)沖縄県石垣島で11月20日に小出雄一氏に再捕獲された。83日間で2122kmの南南西移動(25.6km/日)です。
101121 アサギマダラ調査 10月17日に私が大分県姫島で放蝶した個体(標識SRS11179ヒメ10/17)が鹿児島県喜界島で11月3日に福島誠氏に再捕獲された。17日間で625kmの南南西移動(36.8km/日)です。
101121 アサギマダラ調査 10月17日に私が大分県姫島で放蝶した個体(標識SRS11213ヒメ10/17)が鹿児島県喜界島で11月3日に福島誠氏に再捕獲された。17日間で625kmの南南西移動(36.8km/日)です。
101121 アサギマダラの教え47 私が姫島で10/17に同時に標識した渡り蝶(SRS11179と11213)が17日後に625km離れた喜界島で同日11/3にほぼ同時に再捕獲された。この蝶の移動では時々こんな現象が見られる。台風14号直後に一緒に海を渡ったと推定される興味深い例だ。
2010年11月21日 0:47:23 webから
101120 アサギマダラ調査 9月24日に私が長野県大町市で放蝶した個体(標識SRS10575 NP 9/24)が高知県香美市で11月12日に山崎三郎氏によって再捕獲された。28日間で494kmの南西移動(17.6km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 8月27日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS6508デコ8/27)が鹿児島県奄美大島で11月10日に前園泰徳氏によって再捕獲された。75日間で1430kmの南西移動(19.1km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 <アサギマダラ調査>9月20日に田原富美子さんが長野県大町市で放蝶した個体(標識FFT35NP9/20)が鹿児島県奄美大島で11月10日に前園泰徳氏に再捕獲された。75日間で1197kmの南西移動(16.0km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 10月13日に渡辺康之さんが兵庫県大町市で放蝶した個体(標識FFT35NP9/20)が鹿児島県奄美大島で11月10日に前園泰徳氏に再捕獲された。75日間で1197kmの南西移動(16.0km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 8月27日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS5328デコ8/24)が高知県足摺岬で10月30日に正田美智子氏に再捕獲された。67日間で851kmの南西移動(12.7km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 10月11日に私が愛知県三ヶ根山で放蝶した個体(標識SRS10790ハズ10/11)が三重県紀宝町で11月10日に清水勝海氏に再捕獲された。30日間で158kmの南西移動(5.3km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 8月20日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS3689デコ8/20)が三重県鳥羽市神島で10月23日に清水善吉氏に再捕獲された。64日間で452kmの南西移動(7.1km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 9月1日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS8565デコ9/1)が三重県鳥羽市神島で10月22日に河北均氏に再捕獲された。51日間で452kmの南西移動(8.9km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 8月30日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS7864デコ8/30)が鹿児島県喜界島で11月11日に福島誠氏に再捕獲された。73日間で1408kmの南西移動(19.3km/日)です
101120 アサギマダラ調査 8月17日に私が福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS2379デコ8/17)が鹿児島県喜界島で11月9日に福島誠氏に再捕獲された。84日間で1413kmの南西移動(16.8km/日)です。
101120 アサギマダラ調査 10月8日に私が愛知県三ヶ根山で放蝶した個体(標識SRS10621ハズ10/8)が高知県足摺岬で11月3日に金田忍氏に再捕獲された。26日間で448kmの南西移動(17.2km/日)です。
101119 アサギマダラ調査 10月17日崎山孝也氏が和歌山県日高町西山で放蝶した個体(標識YSK1229西山10/17)が奄美大島龍郷町で11月12日に再捕獲された(前園泰徳氏より連絡)。26日間810kmの移動(31km/日)。
101119 アサギマダラ調査 10月21日中城信三郎氏が大分県姫島で放蝶した個体(標識S.C 1196ヒメ10/21)が鹿児島県喜界島で11月16日に福島誠氏によって再捕獲された。26日間625kmの移動(24km/日)です。
101119 アサギマダラ調査  私が8月10日に福島県デコ平で放蝶した個体(標識SRS1394デコ8/10)が高知県室戸岬で11月12日に大隅雄貴氏によって再捕獲された。94日間733kmの移動(7.8km/日)です。
101117 アサギマダラ調査 8月9日に私が福島県デコ平で放蝶したアサギマダラ(標識SRS1083デコ8/9)が兵庫県佐用町の昆虫館の庭で10月17日に再確認された(竹田真木夫氏)。69日間588kmの南西移動(8.5km/日)。
101117 アサギマダラの教え46 先述した「SRS1083デコ」個体は福島県から兵庫県の佐用町の昆虫館の庭まで飛んだ。そこは瀬戸内と日本海の中間地帯の山中である。過去の例から見ると瀬戸内より北のそのような場所で見出されたことは珍しいこと。アサギマダラはいたるところに移動するのだろう。
101116 アサギマダラの教え45-1 アサギマダラが女郎グモの巣にかかった。果たしてクモは食べるのか。経過を約1時間観察。クモは蝶を大まかに糸で巻いて動けなくした後、蝶の周囲の糸を1本だけ残して切り、その1本を持って巣の中心に引き上げた。そしてさらにぐるぐると糸を巻きさらに動けなくした。
101116 アサギマダラの教え45-2 クモは糸を巻き身動きできない蝶の体を何度も囓ったように見えた。1時間ほど弄んだ後、糸を切ってぽとりと落とした。早速拾ってみると腹部に擦過傷はあるが実質は食べられていない。糸を慎重に取ると翅も身体も命も無事。結論、女郎グモはアサギマダラを食べなかった。
101115 アサギマダラ調査 11月15日、沖縄での調査4日目。朝から強風、曇天により、条件不良。28頭に標識(SRS12840-867)。♀が11頭(42.0%)未交尾1例。これにて今年の調査は終了となった。
101114 アサギマダラの教え41 アサギマダラは環境によって飛ぶ速度が極端に違う蝶である。今日の沖縄は小雨から豪雨になったが、その小雨のときには極めて緩慢な飛び方をしていた(緩慢飛翔)。これは温暖でしかも降雨または降雨の直前に見られる飛び方だ。人も環境により活動速度が異なる事実を活用可。
101114 アサギマダラの教え42 雄が「ヘアペンシル」を出していることがある。千例に1例程度だ。ほとんどは一対のうちの片方のみ出ている。これは「病気」というのが私の考えだ。昨日放った蝶(SRS12792)が、本日再捕獲して見たら両方出していた。大変稀な遭遇例だが、本例も病的と判断された。
101114 アサギマダラ調査 11月12日、沖縄にてアサギマダラ調査。33頭に標識(SRS12761-12793)。♀が15頭で45%。曇り日。吸蜜植物はヒヨドリバナ。例年より開花時期が早く終わろうとしている。ツワブキも吸蜜候補。例年より頭数は少ない。偶然、沖縄在住のONさんにお会いした。
101114 アサギマダラ調査 11月13日、沖縄での調査2日目。39頭を標識(SRS12794-832)。♀が13頭(33%)。雌の割合が減った。1例未交尾。天候は小雨から豪雨に。早々に切り上げた。特徴的な緩慢飛翔をしていた。
101114 アサギマダラ調査 11月14日、沖縄での調査3日目。今日は調査を実行できる状況になかったので、途中で断念。7頭を標識(SRS12833-839)。♀が6頭(85.7%):割合が多い。未交尾0例。曇り。明日に期待をしたい。H
101114 アサギマダラの教え43 沖縄本島でのアサギマダラの吸蜜植物はタイワンヒヨドリバナモドキ(奄美諸島のヤマヒヨドリバナとは全く見かけが異なる)。今年はその開花時期が早く、花が終わる11月頃になってアサギマダラの飛来が増えて来た。この例のように異常気象の問題はタイミングのずれにある。
101114 アサギマダラの教え44 アサギマダラは旅をしながら、各地で異なる食草を利用する。本州高地ではイケマ。大分県ではキジョラン。奄美諸島ではツルモウリンカ、サクラランが追加。沖縄ではソメモノカズラ、トキワカモメヅルが追加。ここにアサギマダラの賢さを見る。
101112 アサギマダラ調査 10月30日に愛媛県愛南町で放蝶されたアサギマダラ(標識:KH446コウモ10/30)を鹿児島県喜界島で11月6日に私が再捕獲しました。7日間565kmの南南西移動です(80.7km/日)。
101112 アサギマダラ調査 11月3日に高知県室戸岬で放蝶されたアサギマダラ(標識:KAY1010ムロト11/3)を鹿児島県喜界島で11月6日に私が再捕獲しました。3日間680kmの南南西移動です(227km/日)。
101112 アサギマダラの教え40 アサギマダラがどのように海を渡るかは全くの謎だ。私の体験例で言うと、11月3日に高知県の室戸岬で放蝶された個体を680km離れた喜界島で3日後の11月6日の14時50分に再捕獲した。夜間飛行できないこの蝶が一日平均227kmをどうやって移動できたのか。
101111 アサギマダラ調査  私が8月7日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS799Aデコ8/7)を愛知県三ヶ根山で11月3日に石濱芳彦氏が再捕獲されました。88日間418kmの南西移動です(4.8km/日)。
101111 アサギマダラ調査  10月24日に和歌山県西山で放蝶されたアサギマダラ(標識:SNS902西山10/24)を鹿児島県喜界島で11月6日に私が「再々捕獲」しました。13日間790kmの南西移動です(65.8km/日)。
101111 アサギマダラ調査 10月17日に鹿児島県日置市で放蝶されたアサギマダラ(標識:H099 273***10.17)を鹿児島県喜界島で11月6日に私が再捕獲しました。20日間371kmの南方移動です(18.6km/日)。
101109 アサギマダラ調査 11月8日、喜界島での4日目。341頭に標識(SRS12420-12760)。♀は62頭で18.2%。晴れて快適な一日。やや風がある。のべ7例遠隔再捕獲(含再々捕獲)。今日も新たに蝶が渡って来たと推定。
101108 アサギマダラ調査 11月7日、喜界島での3日目。450頭に標識(SRS11970-12419)。♀は88頭で19.6%。終日曇りで時々雨。梢に止まった蝶が多いが、そこそこの蝶が吸蜜していた。のべ5例遠隔再捕獲(含再々捕獲)。自己再捕獲も1例。
101108 アサギマダラ調査 11月6日、喜界島での2日目。551頭に標識(SRS11419-11969)。♀は94頭で17.1%。終日曇りで小雨が降るが、多くの個体が吸蜜に出ていた。のべ7例遠隔再捕獲(含再々捕獲)。前日に多くの蝶が渡って来たと推定した。
101107 クロマダラソテツシジミ4 台湾以南が生息地のこの蝶がここ2年ほどで南日本に大発生した。今回喜界島を訪れたら、例年は見ない青いシジミチョウがやたらに多く飛んでいた。クロマダラソテツシジミだった。この島も例外ではなかったのだ。不思議。すごい。
101106 アサギマダラ調査 福島県のデコ平で8月7日に放蝶した後、自己再捕獲したアサギマダラ(SRS779デコ8/7A])を愛知県三ヶ根山で11月3日に石M芳彦氏が再捕獲されました。86日間418kmの南西移動、6.5km/日。
101106 アサギマダラの教え39 8月に私が福島県で放った蝶が11月3日に愛知県の三ヶ根山で再捕獲された。この日22頭のアサギマダラを石濱氏は標識された。秋深い11月の愛知県に多くの個体がいることは驚きだ。気候変動の影響は奥深い。
101105 アサギマダラの教え38 太平洋岸のアサギマダラが喜界島で見つかることに関しては謎がある。今年、和歌山から喜界島へ多くの蝶が渡った。しかし四国発の蝶の再捕獲は少ない。これは和歌山からいきなり海に出たことを示すのではないか。
101105 アサギマダラ調査 10月5日、喜界島で標識調査施行(SRS11338-11418計81頭。3♀)。短時間だったが数は多い印象。珊瑚礁の島で水はけがよいからか豪雨の影響や台風14号の傷跡は目立たない。曇りだが爽やかな秋の日。
101105 アサギマダラ取材 10月5日、共同通信社のM氏から、福島県グランデコスキー場から奄美諸島の豪雨直後の10月24日に喜界島に移動して再捕獲されたアサギマダラに関する取材を受けました。新聞の記事になるようです。
101103 アサギマダラの教え35 夏にアサギマダラの調査をすると、明らかに古い個体が見つかる。体色が褪せ鱗粉が減っている。これは初夏に羽化した多くの個体の親世代と思われる。割合は2010年のデータでは0.5%。これらが秋に南下するとUターンすることになる。
101103 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で8月7日に標識したアサギマダラ(標識:SRS807デコ8/7)を鹿児島県喜界島11月2日に福島誠氏が再捕獲されました。86日間1408kmの南西移動です(16.4km/日)。
101103 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で8月12日に標識したアサギマダラ(SRS1062デコ8/12[デコKAZ-8/11])を静岡県吉田町で10月17日に大友氏が撮影されました。66日間368kmの南西移動5.6km/日。
101103 アサギマダラ調査 福島県のデコ平で8月21日に放蝶したアサギマダラ(デコ8/12[。標識は画像上不明])を愛知県豊田市猿投山・629mで10月6日に林重博氏が撮影されました。46日間385kmの南西移動、8.4km/日。
101103 アサギマダラの教え36 アサギマダラは秋に南下の旅をするが、その移動速度は、再捕獲のデータで見ると、2010年の今年は5−10km/日である。http://srs21.com/asagi/y.htm 。これは例年よりやや遅いと思われる。紅葉前線の南下速度と比較すると面白い。
101102 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で8月24日に標識したアサギマダラ(標識:SRS5268デコ8/24)を三重県熊野市で10月29日が杉下賢史氏が再捕獲されました。66日間563kmの南西移動です(8.5km/日)。
101102 アサギマダラの教え34 アサギマダラは秋に南西に旅をすると考えられている。しかし今日示したように伊豆半島や伊豆大島に移動するものがある(過去には父島に移動)。これは伊豆諸島や小笠原諸島にかなりの数が移動することを示唆する。
101101 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で8月21日に標識したアサギマダラ(標識:SRS4158デコ8/21)を奄美大島で10月30日に中嶺芳郎氏が再捕獲された。70日間1453kmの南西移動です。 豪雨と台風直後の出来事!
101101 アサギマダラの教え33 アサギマダラには病気(=翅以外に外傷や病変を認める)の個体がある。2010年の私の福島県のデータでは約1万頭に6頭。割合は0.06%。病気があると渡りのハンディとなる。南西諸島では病気の割合は増す。
101101 アサギマダラ講演 昨日(10月31日)は、台風14号の通過で気象が心配でしたが、雨も上がった状態で、東京大学での日本鱗翅学会主催のアサギマダラの特別講演を終えることができました。参加してくださった方々、ありがとうございました
101101 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で9月4日に標識したアサギマダラ(標識:SRS9407デコ9/4)を静岡県伊豆市で10月30日に坂野さと氏が再確認してくださいました。56日間325kmの南西移動です。
101101 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で9月4日に標識したアサギマダラ(標識:SRS9420デコ9/4)を東京都伊豆大島で10月13日に大村森美氏が再確認してくださいました。39日間337kmの南南西移動です。
101101 アサギマダラ調査 私が福島県のデコ平で8月13日に標識したアサギマダラ(標識:SRS2720デコ8/13)を静岡県掛川市で10月11日が増田尚道氏が再捕獲されました。59日間382kmの南西移動です(6.5km/日)。
101031 アサギマダラの教え33 台風14号は10月30日夜、伊豆諸島を通過し千葉県沖を東北東に進行した。31日朝には福島県沖で温帯低気圧に変わる予定。31日は本台風の影響を受けて移動した渡り蝶が南日本で数多く再捕獲されるでしょう。
101031 アサギマダラ調査 先に「台風14号が通過後、アサギマダラの再捕獲が促される旨」を述べた。その直後、大水害でマスコミを10日間賑わせた「奄美大島大和村」の最高峰湯弯岳で筆者が福島県で8月21日に放った蝶が10月30日に再捕獲された通知をメールでいただいた。アサギマダラはすごい!!
101030 アサギマダラ講演 明日のアサギマダラの講演会のためにひたすらスライド作成をしています。日本鱗翅学会アサギマダラプロジェクト公開シンポジウム。約45分の特別講演。東京大学農学部弥生講堂。
101030 アサギマダラ講演 明日午後、東大にて、過去には語られなかった「旅する蝶」アサギマダラの生態を、筆者の日本最大数の標識体験を元にお話します(初心者でも分かる内容)。興味ある方はどうぞ。東京大学農学部弥生講堂。
101029 アサギマダラの教え32 台風14号が10月30日朝、八丈島の西南西260キロを時速35キロの速さで進行中。30日夕方〜夜に関東方に接近、31日午前には三陸沖に達し温帯低気圧に変わる見込みあり。台風がこのような通り方をした後はアサギマダラの移動が促される可能性があります。
101028 アサギマダラ講演 東京大学で10月31日に、日本鱗翅学会アサギマダラプロジェクト公開シンポジウムが開催されます。そこで筆者による約45分の特別講演があります。誰でも参加可能。興味ある方は右記参照。
101028 アサギマダラ講演 先述したアサギマダラに関する筆者の特別講演の題は「アサギマダラの11万頭のマーキング調査から見えて来たこと---福島県グランデコスキー場での6年間の夏期一ヶ月連続調査を軸として---」です。
101026 アサギマダラ調査 群馬県の丸沼で8月1日に標識されたアサギマダラ(標識:MARU8/1****)を大分県姫島で10月18日に中城信三郎氏と筆者が再捕獲した。78日間775kmの南西移動です。
101025 アサギマダラ調査 金田忍氏が8月5日に鳥取兵庫県境の扇ノ山で放ったアサギマダラ(標識:XX559OS8/5)を大分県姫島で10月23日に中城信三郎さんが再捕獲されました。79日間317kmの南西移動です。
101025 アサギマダラ調査 長谷川順一氏が9月20日に長野県大町市で放ったアサギマダラ(標識:ハセ川NP9/20)を大分県姫島で10月23日に中城信三郎さんが再捕獲されました。33日間645kmの南西移動です。
101025 アサギマダラ調査 平井博氏が8月6日に群馬県嬬恋村万座スキー場で放ったアサギマダラ(標識:H.H10.8/6MZ 6)を大分県姫島で10月18日に中城知巳氏が再捕獲し私が報告した。73日間700kmの南西移動です。
101025 アサギマダラの教え32 奄美大島では10月20日、台風13号の影響もあり記録的豪雨被害があった。その直後の24日に奄美大島の東海上25kmの喜界島で筆者が福島県で放ったアサギマダラが再捕獲された。これは驚いていい出来事だ。
101024 アサギマダラ調査 グランデコホテルのスタッフが9月5日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:GDC-187 デコ 9/5)を愛知県三ヶ根山10月18日に加藤憲治さんが再捕獲。43日間約418kmの南西移動である。
101024 アサギマダラ調査 私が8月26日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS6173デコ8/26)を愛知県南知多町内海で10月18日に犬嶋満氏が再捕獲されました。53日間約441kmの南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が9月21日に長野県大町市で放ったアサギマダラ(標識:SRS10425NP9/21)を愛知県南知多町内海で10月18日に犬嶋満氏が再捕獲されました。58日間約225kmの南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が10月10日に愛知県三ヶ根山で放ったアサギマダラ(標識:SRS10655ハズ10/10)を同県吉良町で10月23日に小澤祐治氏が再捕獲されました。13日間約6kmの西南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が9月2日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS8854デコ9/2)を鹿児島県喜界島で10月24日に福島誠氏が再捕獲されました。52日間1408kmの西南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が8月30日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS2931デコ8/30)を愛知県三ヶ根山で10月23日に石濱芳彦氏が再捕獲されました。54日間418kmの西南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 グランデコホテルのスタッフが8月28日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:GDC-デコ8/28)を愛知県三ヶ根山で10月23日に石濱芳彦氏が再捕獲されました。56日間418kmの西南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が9月21日に長野県大町市で放ったアサギマダラ(標識:SRS10513NP9/21)を室戸スカイラインで10月22日に牛腸典代さんが再捕獲されました。31日間501kmの南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が8月16日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS503?デコ8/16)を高知市牧野植物園で10月22日に児玉梨花さんが撮影されました。67日間752kmの南西移動です。
101024 アサギマダラ調査 私が8月9日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS1045デコ8/9)を静岡県菊川市で10月23日に近江吉彦さんが再捕獲されました。66日間375kmの南西移動です。
101022 アサギマダラ調査 10月20日、大分朝日放送・OABから私に今年の夏〜秋のアサギマダラ発生に関する問い合わせ取材を受けました。その内容は同日18時半からの「スーパーJチャンネルおおいた」というニュース番組で紹介されました。
101021 アサギマダラの教え31 アサギマダラは離合集団しながら「群雲(むらくも)」のように移動すると先述した。その様子はあたかも全体がひとつの生き物のように見える。百万頭を超す蝶全体が巨大なバイオコンピューターを構成しているようにも見える。
101020 アサギマダラの教え30 アサギマダラは各地で好物の植物群落に集まりながら離合集散を繰り返して南下の旅をする。その全体の様子を筆者は「むらくも(群雲)の移動」にたとえている(これを「群雲モデル」と呼ぶ)。
101019 アサギマダラ調査  私が8月27日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS6695デコ8/27)を愛知県三ヶ根山で10月19日、嶋崎幸枝さんが再捕獲した(2例中1例目)。53日間約418kmの南西移動である。
101019 アサギマダラ調査 私が8月23日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS4994デコ8/23)を愛知県三ヶ根山で10月19日、嶋崎幸枝さんが再捕獲した(2例中2例目)。57日間約418kmの南西移動である。
101019 アサギマダラ調査 10月18日は大分県姫島の4日目(最終日)。254頭に標識(4日間で総計465頭)。瀬戸内の対岸はかすんでいたが、風は好条件で、緩やかな北風により午前8時代から前日より多くの個体が瀬戸内海を渡って来た。
101019 アサギマダラ調査 私が9月2日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS9038デコ9/2)を愛知県三ヶ根山で10月17日マスザワさんが再捕獲した(2例中1例目)。45日間約418kmの南西移動である。
101019 アサギマダラ調査 私が9月2日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS8670デコ9/2)を愛知県三ヶ根山で10月17日マスザワさんが再捕獲した(2例中2例目)。45日間約418kmの南西移動である。
101019 アサギマダラ調査 私が8月13日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS2719デコ8/13)を静岡県静岡市駿河区で10月14日に杉山順子さんが再捕獲した。61日間約347kmの南西移動である。
101019 アサギマダラ調査  私が9月6日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS10200デコ9/6)を愛知県三ヶ根山10月18日に大谷純さんが再捕獲した。42日間約418kmの南西移動である。
101018 アサギマダラ調査 10月17日は大分県姫島の3日目。本日は191頭に標識ができた。快晴で、前日よりさらに風の条件がよく、午前9時代からどんどん瀬戸内海を渡って来たことが確認できた。昨日までの蝶はどんどん渡っていった。
101018 クロマダラソテツシジミ 10月16日大分県姫島の灯台で左記の蝶を撮影した。この蝶は台湾・フィリピンにいたが、近年、気象温暖化につれて北上した。ソテツの害虫として広がりが問題視されている。07年は兵庫県、大阪府で、09年は四国全県で確認された。H
101018 クロマダラソテツシジミ2 この蝶は2009年には東京都でも確認された。その広がりの速さにはおそるべきものがある。可憐でごく小さい蝶でありながら、自然界が変化する出来事の速度には凡庸な感覚を超えたものがあることを肝に銘じておきたい。
101018 クロマダラソテツシジミ3 この蝶は1992年沖縄、2001年与那国島、2006年石垣島に確認されていたが、2007年兵庫県、大阪府→2008年三重県→2009年四国全域と東京と確認が相次いだ。ソテツしか食べない蝶がどのように広がるのか実に不思議。
101018 アサギマダラ調査 私が9月4日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS9236デコ9/4)を兵庫県宝塚市で10月17日桝田初美子氏が再捕獲した。43日間約537kmの南西移動である。アサギマダラ調査。
101018 アサギマダラ調査 私が8月19日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS3085デコ8/19)を愛知県三ヶ根山のマーキング大会で10月10日高校生の外山諒君が再捕獲した。52日間約418kmの南西移動である。
101018 アサギマダラ 北海道函館の対馬氏によれば10月1日から16日にかけて、松前町で約60頭のアサギマダラをマーキングされたとのこと(MLによる)。全てほぼ新鮮、とのことなのでおそらく、例年より一世代分多く発生したのだろう。猛暑への適応の結果だろう。気象の影響のすごさに驚く。
101018 アサギマダラ調査 10月18日は大分県姫島の4日目(最終日)。254頭に標識(4日間で総計465頭)。瀬戸内の対岸はかすんでいたが、風は好条件で、緩やかな北風により午前8時代から前日より多くの個体が瀬戸内海を渡って来た。
101017 アサギマダラ 私が8月13日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS2651デコ8/13)を静岡県下田市吉佐美のご自宅で10月16日小川君子氏が再捕獲した。59日間約357kmの南西移動である。アサギマダラ調査。
101016 アサギマダラ 私が8月17日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS2578デコ8/17)を愛知県美浜町で10月15日佐分隆文氏が再捕獲した。59日間約441kmの南西移動である。アサギマダラ調査。
101016 アサギマダラ 私が8月28日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS7000デコ8/28)を愛知県菊川町牛渕で10月14日近江吉彦文氏が再捕獲した。47日間約375kmの南西移動である。アサギマダラ調査。
101016 アサギマダラ 私が8月21日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS425*デコ8/21)を愛知県三ヶ根山で10月15日桑山一七氏が再捕獲した。55日間約418kmの南西移動である。アサギマダラ調査。
101016 アサギマダラ 私が8月28日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS6959デコ8/28)を三重県伊賀市で10月16日西岡征四氏が再捕獲した。49日間約491kmの南西移動である。アサギマダラ調査。
101016 アサギマダラの教え28 アサギマダラはヒヨドリバナ属の植物に吸蜜に集まることが多い。姫島には複数のヒヨドリバナが自生している。丈の高い種類は花色がややピンクで、アサギマダラが好む。丈の高い種類は花は純白である。アサギマダラは集まらない。
101016 アサギマダラ調査 10月16日は、大分県姫島の2日目。本日は74頭に標識ができた。前日は西風が強く山口県から海を渡って来ることができなかったが、今日は天気がよく風もおだやかで昼間に瀬戸内海を渡る蝶がいたと考えられる。
101015 アサギマダラ 筆者が夏に福島県デコ平で放ったアサギマダラが、10月中旬に愛知・三重・高知・兵庫の各県や大阪府で続々と発見された。しかし件数が多すぎて再捕獲された方々に応答ができていない。申し訳ないが少し待っていただこう。
101015 アサギマダラ 大分県姫島は例年多くのアサギマダラが旅の途中に寄る島だ。今年は、例年よりアサギマダラの個体数が少ない。吸蜜植物の開花が遅れていることも原因の1つ。初日の10月15日は、地元の中城さんの案内のもとで16頭のマーキングを行った。
101013 アサギマダラ 私が8月25日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS5683デコ8/25X)を名古屋市東山植物園で10月10日皆川慎太郎君・中学生が再捕獲した。46日間約400kmの南西移動。アサギマダラ調査。
101012 アサギマダラの教え27 この蝶は初回の旅で千キロ以上移動する不思議生物だ。今年、愛知県三ヶ根山では好物アザミの開花もこの蝶の到着も遅れた。例年10月10日頃が移動ピークだが出遅れながらも見事に10-11日、多くの個体が山に集まった。不思議だ。
101012 アサギマダラ 10月8-11日、愛知県三ヶ根山でマーキングを施行。31+11+81+150=273頭に標識(記載はSRS10599-10871ハズ)。初日は東京からの移動に時間がかかり、翌目は雨天で出会う機会がなく、3、4日目は晴天に恵まれた。
101012 アサギマダラ 私が8月19日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS3211デコ8/19Y)を愛知県三ヶ根山で10月12日に榊原君江氏が再捕獲されました。52日間約418kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101012 アサギマダラ 私が8月28日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS7263デコ8/28)を愛知県三ヶ根山で10月12日に大谷純氏が再捕獲されました。45日間約418kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101012 アサギマダラの教え28 アサギマダラは多様な飛び方をする不思議な生物。驚いたり、危険を感じると、突然、不規則に飛ぶ。私はこれを八艘飛翔と呼ぶ。弁慶の攻撃を避ける牛若丸のように全く不規則で読めない飛び方をするのだ。こんな蝶は他にない。
101011 アサギマダラの教え25 アサギマダラは多様な飛び方をする不思議な生物。興味深い現象は、白いタオルをくるくる回すと「すうーっ」と飛んで来ることです。この飛び方が「V字飛翔」(筆者の命名)。翅を美しいV字型にして羽ばたかずに滑空して来ます。
101011 アサギマダラの教え26 アサギマダラは多様な飛び方をする不思議生物。タオルを回すと「V字飛翔」で飛来する(先述)。樹上に止まっていた場合には、一気に頭上から「垂直落下」して来る。そのときもポーズはV字飛翔の形だ。こんな蝶は他にはいない。
101010 アサギマダラ 私が8月21日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS4225デコ8/21)を三重県横垣峠で10月8日に清水勝海・展古氏が再捕獲されました。48日間約566kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101009 アサギマダラ 私が9月22日に長野県大町市で放ったアサギマダラ(標識:SRS10520NP9/22)を兵庫県宝塚市で10月6日に渡辺康之氏が再捕獲されました。14日間約301kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101009 アサギマダラ 私が8月24日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS5283デコ8/24)を愛知県三ヶ根山で10月7日に多田弘一之氏が再捕獲されました。44日間約418kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101008 アサギマダラ 私が9月22日に長野県大町市で放ったアサギマダラ(標識:SRS10520NP9/22)を兵庫県宝塚市で10月6日に渡辺康之氏が再捕獲されました。14日間約301kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101008 アサギマダラ 私が8月24日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS5283デコ8/24)を愛知県三ヶ根山で10月7日に多田弘一之氏が再捕獲されました。44日間約418kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 私が9月5日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS9631デコ9/5)が愛知県三ヶ根山で10月6日に星野京子さんにより再捕獲されました。31日間約418kmの南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 私が9月2日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS8950デコ9/2)が愛知県三ヶ根山で10月7日に大谷純さんにより再捕獲されました。35日間約418kmの南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 私が8月31日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS8224デコ8/31)が愛知県三ヶ根山で10月5日に大谷純さんにより再捕獲されました。35日間約418kmの南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 熊田優哉氏が8月22日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:YKS-6デコ8/22)を愛知県三ヶ根山で10月1日に榊原君江さんが再捕獲されました。40日間約418kmの南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 繁田彰夫氏が8月18日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:AS-3デコ8/18)を愛知県三ヶ根山で10月1日に宇野弘子さんが再捕獲されました。48日間約418kmの南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 私が9月24日に愛知県大町市で放ったアサギマダラ(標識:SRS10567NP9/24)を愛知県田原市衣笠山で10月8日に加藤憲治氏が再捕獲されました。14日間約221kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101007 アサギマダラ 私が9月4日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS9157デコ9/4)を愛知県南知多町で10月3日に佐分隆文氏が再捕獲されました。28日間約442kmの南南西移動です。アサギマダラ調査。
101005 アサギマダラ 私が8月19日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(「SRS2989デコ8/19」と標識)を櫻井正人氏が愛知県幡豆郡三ヶ根山で10月3日に再捕獲されました。45日間約418kmの移動です。アサギマダラ移動調査。
101005 アサギマダラ 私が8月28日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識:SRS7103デコ8/28)を宮城県仙台市で10月2、3日に蟹澤氏、齋藤氏が撮影されました。35日間約88kmの何と北東移動!です。アサギマダラ調査。
101004 アサギマダラ  読売新聞の記者の方から筆者への取材記事を送っていただいた。感謝。9月29日の長野版に「アサギマダラ224キロの旅 福島から47日かけ飛来 長野で調査マーク確認」として、4分の1ページの記事が掲載されました。
101003 アサギマダラ 私が10年8月24日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(「SRS 5485デコ8/24」と標識)を水村実氏が東京都調布市神代植物園で撮影されました。39日間約233kmの移動です。アサギマダラ移動調査。
101003 アサギマダラ 私が8月6日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(「SRS 463デコ8/6」と標識)を判家卓司氏が愛知県幡豆郡三ヶ根山で10月2日に再捕獲されました。57日間約418kmの移動です。アサギマダラ移動調査。
101002 アサギマダラ 私が10年8月24日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(「SRS 5522 デコ 8/24」と標識)を渡辺康之氏が兵庫県宝塚市で再捕獲されました。37日間で約537kmの移動です。アサギマダラ移動調査。
101002 アサギマダラの教え24 アサギマダラは飛び方に多様性がある不思議な生き物です。その中でも特別に興味深い現象は、花に吸蜜中に驚くと、ジャンプをすることです。瞬間に斜め下方に跳躍をしてから飛ぶのです。私はこれを「瞬間跳躍」と名付けています。
101001 アサギマダラの教え23 アサギマダラは飛び方に多様性がある不思議な生き物です。南下や北上の渡りをして、旅の途中に好きな花にたどり着いたときには、平素とは異なり、非常に素早い活発な飛び方をします。私はこれを「活発飛翔」と名付けています。
100929 アサギマダラの教え22 アサギマダラは飛び方に多様性がある不思議な生き物です。多くの人が普通に見るのは、好きな花に吸蜜に訪れて、ゆったりと優雅に飛んでいる姿です。私はこれを「緩慢飛翔」と名付けています。
100928 アサギマダラの教え20 先に、アサギマダラは台風12号を上手に利用して移動すると予測した。予想通り、台風が抜けた9月25日は長野県、26日は長野県、兵庫県、27日は愛知県で一気に筆者が福島県で放蝶した個体が再捕獲された。このようにタイミングを合わせて旅する能力は驚嘆に値する。
100928 アサギマダラの教え21 (前項の続き)。すなわち、2010年のアサギマダラの旅は、東北を出発する時点でが例年より遅れていたが、秋雨前線と台風12号の移動とを上手に利用することで、一気に遅れを取り戻し、25〜27日に、南側では愛知県に至り、北側では長野を通り大阪にまで進んだのだ。
100927 アサギマダラ 私が10年8月11日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識は「SRS 1549 デコ 8/11」)を読売新聞記者・井上氏が長野市で撮影されました。46日間で約224km移動しました。アサギマダラ移動調査。
100927 アサギマダラ 私が10年8月27日に福島県デコ平で放ったアサギマダラ(標識は「SRS 6686 デコ 8/27」)を渡辺康之氏が兵庫県宝塚市で再捕獲されました。30日間で約537km移動しました。アサギマダラ移動調査。
100927 アサギマダラ 私が08年9月5日に福島県グランデコで放ったアサギマダラ(標識は「SRS 6686 デコ 8/27」)を福田信博氏が栃木県日光市で再捕獲されました。29日間で約116kmの移動です。アサギマダラ移動調査。
100927 アサギマダラ 私が9月5日に福島県グランデコで放ったアサギマダラ(標識「SRS 6686 デコ 8/27」)をmasuzawa氏が長野県大町市で再捕獲されました。35日間で約237kmの移動です。アサギマダラ移動調査。
100927 アサギマダラ 筆者が8/25に福島県グランデコで放ったアサギマダラ(標識「SRS 5651 デコ 8/25)を鷲塚広晴氏が愛知県三ヶ根山で9/27に再捕獲された。33日間で約418km移動。アサギマダラ移動調査。
100924 アサギマダラの教え18 アサギマダラの南下の旅は双六に似ています。天気がよければ進み、天気が悪ければ止まる。天気がサイコロの目に当たります。よい天気と言っても気温、風速、風向、日照、気圧などさまざまな条件が関わる。その判断からより多く進むときも、ほとんど進まないこともあります。
100924 アサギマダラの教え19 明日9月25日の朝、台風12号が、関東の東海上を移動する。関東と東北の太平洋側にかけては午前に雨が降るという。これはアサギマダラの渡りには好都合だ。これで一気に渡りが加速するだろう。アサギマダラは台風の北側に吹く風も上手に利用するからだ。
100920 アサギマダラ 長野県ののっぺ山荘周辺でアサギマダラの標識をした。SRS10338-10515の178頭。8月以後で1万頭を超えている。大町市は午前中小雨が降り続け、12時半過ぎに止み、13時から明るくなった。蝶の数は少なく、随所で2〜数頭見つけては標識することを繰り返した。
100917 アサギマダラの教え17 アサギマダラは秋に南下の旅をします。驚くことは、各地で毎年ほぼ同時期に通過していくことです。2010年は東北のデコ平からの南下開始は遅れたと判断していますが、9月15日には長野県大町市ののっぺ山荘に千頭ほど訪れたとのこと。遅れを取り戻しているようです。
100914 アサギマダラの教え16 アサギマダラは秋口になると高原を去って、南下の旅を始めます。ちょうどその頃から平地で咲き始めるのが秋の七草のフジバカマです。この花は9月を中心に開花し、旅の途中で蜜源を求めるアサギマダラにオアシスを提供します。このタイミングは絶妙といえます。
100913 アサギマダラの教え15 地球上には長距離移動をする生物が数多くいます。鯨、渡り鳥、ウミガメ、ジンベイザメ、等。アサギマダラは昆虫類の中で長距離移動をする種ですが、蝶類では他に国境を超えて定期的に渡りをすることが知られている種はオオカバマダラだけなので、大変貴重な例といえます。
100909 アサギマダラ調査 9月7日・火は14頭の渡り蝶と遭遇しSRS10324-10337を標識。山形県蔵王からの南下個体を1例再捕獲。デコ平は台風9号と秋雨前線が一体となった影響で終日雨と強風と低温で多くの蝶に逢うことは不可能。
100908 アサギマダラの教え11 アサギマダラの興味深い特徴として「白いタオルをくるくる回すと、飛んで来る」という性質があります。私もNHKのドキュメンタリーなどで実演をしましたが、その性質はいつも備わっているのではありません。デコ平でひと夏を過ごしているときには明確ではないのです。
100908 アサギマダラの教え12 白いタオルを回すとアサギマダラが飛んで来る性質を用いて捕獲することをタオルキャッチと呼びます。タオルキャッチが有効なのは、アサギマダラが旅をしている途中です。移動中のアサギマダラは周囲のものに敏感に反応するので、特にタオルキャッチにも反応しやすいのです。
100908 アサギマダラの教え13 タオルキャッチをするときに、大変興味深いことは、アサギマダラが白いタオルめがけて飛んで来るときの飛び方です。羽ばたくのではなく、美しいV字形の翅の形を保って、一気に滑空して来るのです。これを私はV字飛翔と呼んでいます。この蝶だけに見られる飛び方です
100908 アサギマダラの教え14 アサギマダラのオスには、後ろ翅の裏側の腹部に近いところに、性標と呼ぶ黒い斑紋があります。ここで香り物質が作られて放散され、その香りのメッセージによって雌に(時には同性にも?)アピールするものと考えられています。翅が香りの製造工場になっているのです。
100907 アサギマダラ調査 9月6日(月)は454頭の渡り蝶と遭遇しSRS9870-10323を標識(当地として9893頭)。本日は通常はあり得ない個体数を必死で確保。蔵王からの南下個体を4例再捕獲。夕方のにわか雨で急遽下山。
100905 アサギマダラ調査 9月4日(土)は381頭の渡り蝶と遭遇しSRS9097-9477を標識した。19度で始まった中層の雲の多い日。午前は殆ど見ない状態で終始。後半の奮励努力で上記の個体数を確保。蔵王からの移動個体を再捕獲。
100905 アサギマダラ調査 9月5日(日)は392頭の渡り蝶と遭遇しSRS9478-9869を標識。完璧な快晴で暑すぎる。昨日は「奮励努力」。本日は「死に物狂い」で通常はあり得ない個体数を確保。蔵王からの2例目の移動個体を再捕獲。
100904 アサギマダラの教え10 アサギマダラは温度と日差しに敏感である。したがって雲の様子を見ることは必須である。雲の種類、動き、速さなどを見て最適の場所に行く。するとそこで最大の出遭いがある。飛蝶法(飛蝶投影心力習得法)。
100903 アサギマダラの教え8 昨日はオニヤンマに追われたアサギマダラの螺旋飛翔を見ました。今日は何とクロヒカゲに追われたアサギマダラの螺旋飛翔を見ました。攻撃性のあるクロヒカゲが通りがかったアサギマダラを追いかけると一気に螺旋飛翔に移行し、両者がからまりながら視界から消えたのです。
100903 アサギマダラ調査 9月3日(金)は50頭の渡り蝶と遭遇しSRS9047-9096を標識した。仕事の都合で遅れて活動開始。小雨・霧・低温・強風・暗雲と重なり蝶は殆ど見ない。午後は18.5度に下がり渡り蝶は動けない状況。
100903 アサギマダラの教え9 渡り蝶を数多く標識していると蝶の元気の有無がすぐ分かります。それは翅の付け根の柔軟度で見るのです。人で言うと関節可動域・ROMに対応します。このことから筋肉柔軟度を高めることの意義が分かります。参考。運動法
100902 アサギマダラ調査 9月2日(木)は444頭の渡り蝶と遭遇しSRS8603-9046を標識した。ゴンドラ駅で9時に初めて23.5度と低め。14時は28.5度とやはり高温に。異常気象の中で今日もあり得ない遭遇が出来て感謝。
100902 アサギマダラの教え6 アサギマダラには多くの人が知らない飛び方があり、筆者の分類では十数パターンに及びます。本日見たのは螺旋飛行。これはアサギマダラが興奮して逃げるときに、ネズミ花火のように空中をくるくると螺旋状に回転する極めてユニークな飛び方。回転して上昇も下降もします。
100902 アサギマダラの教え7 アサギマダラには螺旋飛翔という特徴的な飛翔パターンがあることを先述した。今日はオニヤンマに追われるアサギマダラが螺旋飛翔で逃走に成功した例を見た。2−3秒の間、ヤンマも同様の螺旋飛翔をしたが、これは追いつけないと知ったようで、あきらめて去って行った。
100901 アサギマダラの教え5 アサギマダラは例年、季節変化の折り目を驚くべきセンサー能力で察知する。今年の気象上の折り目は8月28日に巻雲が広がったところだが、実際は本日の突然の夕立が真の折り目と思われる。アサギマダラのすごいところは夕立が来る前に変化を予知して既に動いていたことだ。
100901 アサギマダラ調査 9月1日(水)は284頭の渡り蝶を見出しSRS8319-8602を標識した。群馬県での仕事を終え新幹線と車で戻ったが標識開始は14時過ぎ。屋内27.5度と高温で曇り日。不思議にも多くの蝶に遭遇できた。
100831 アサギマダラ調査 8月30日(月)は341頭の渡り蝶を見出しSRS7697-8037を標識した。11日続く晴。戸外28-9度。高原ではあり得ない暑さのため蝶はほぼ完全に姿を消したが後半、幸運な発想で三百を確保した。
100831 アサギマダラ調査 8月31日(火)は281頭の渡り蝶を見出しSRS8038-8318を標識した。11日続く晴で始まり屋内29度の高温多湿。午後予報通り激しい夕立で調査は中断。その直前に驚くべき大群に遭遇し280を超えた。
100831 アサギマダラの教え4 2010年8月は全国的に例年より平均2度高い異常な猛暑だったと分かった。デコ平も同様である。その中でアサギマダラの行動が過去6年と全く異なったパターンになっている(「勤務時間帯」が変化)。これはアサギマダラの柔軟な適応力を解明する上で大変興味深い事実だ。
100830 アサギマダラ調査 8月29日(日)は411頭の渡り蝶を見出しSRS7286-7696を標識した。10日目の晴。戸外28-9度。暑さのためアサギ蝶は殆ど姿が見えない日だったが大胆な発想と奇跡的出遭いで四百を超えた。
100830 アサギマダラの教え3 アサギマダラには多くの人が知らない飛び方があり、筆者の分類では十数パターンに及びます。本日見たのは路上徘徊飛行。普通は草原や林間を飛びますが、路上飛行は旅立ちが近いときに見る特殊な現象。道路の上をうろうろ飛んで時に道路に止まって石を「なめ」るのです。
100828 アサギマダラ調査 8月27日は384頭の渡り蝶を見出しSRS6360-6743を標識した。8 日目の晴。戸外は28-9度。熱気で蝶はほとんど姿を見せず。後半にラッキーな遭遇があり350を超え前日より増えることとなった。
100828 アサギマダラ調査 8月28日(土)は542頭の渡り蝶を見出しSRS6744-7285を標識した。9日目の晴。戸外は28-9度。曇りが多いため蝶が姿を見せ始めた。後半によい出遭いが続き五百を超えることとなった。
100827 アサギマダラの嗅覚 アサギマダラは香りに極めて敏感だ。特定の物質(=PA物質)を含む植物を何キロ或いは何十キロも先から感知して集まって来る。だからデコ平には「日本で最大数(←筆者の推測では)のアサギマダラ」が集まるのだ。
100826 アサギマダラの教え1 アサギマダラはグルメです。そのグルメ度が自然の花の状態を教えてくれることがあります。8月25日に今年初めてタチアザミで吸蜜するアサギマダラを目撃しました。これはアザミが、やっとこの時期になって吸蜜価値のある段階に至ったことを示します。例年より遅いのです。
100826 アサギマダラ調査 8月26日は344頭の渡り蝶を見出しSRS6016-6359を標識した。7 日目の晴。戸外は28度超。熱気で蝶は姿を見せず。過去2年にないパターン。後半、奇跡的な遭遇があり三百を超えた。夕方雷鳴と雨滴。
100826 アサギマダラの教え2 アサギマダラには多くの人が知らない飛び方があります。筆者はそれを十数パターンに分類しています。本日見たのは滑空飛翔。高いところから谷風に乗ってまるでハングライダーのように美しい滑空をしていました。背景は裏磐梯の青空と膨張して立ち上がる雲。
100825 アサギマダラ調査 8月24日は408頭の渡り蝶に遭遇してSRS5229-5636を標識しました。23-27度。5日目連続の晴れ。日差しは大変厳しくアサギマダラに殆ど出逢えず四百頭を見出すのは困難と試練と挑戦を伴いました。
100825 アサギマダラ調査 8月25日は379頭の渡り蝶を見出しSRS5637-6015を標識した。戸外は27-8度。6日連続晴天。日差しは更に厳しく蝶は姿を見せず。直観力で対処しているがこのペースの維持は人智の限界に来ている。
100823 アサギマダラ調査 8月22日筆者は454頭のアサギマダラに遭遇しSRS4324-4777を標識しました。前日より百頭少ないのは指導した観察会の終了後から調査を開始したからです。気温22-26度で晴れ。3日続く日和でし41た。
100823 アサギマダラ調査 8月23日は451頭のアサギマダラに遭遇してSRS4778-5228を標識しました。天候は晴れ。気温は22-26度程度。4日続く日和でした。雲の状態は過去3日と異なり夏らしい積雲の少ない日でした。
100823 雲とアサギマダラ 渡り蝶の調査中は絶えず雲を眺めている。雲を見ることで少し先の天候予測が可能となるからだ。山の天気は変わりやすい。日差しのわずかの変化で蝶の動きは一変する。30分、1時間先を予測するのに雲観察は必須だ。
100823 アサギマダラの嗅覚 アサギマダラは香りに超敏感だ。特定の物質(=PA物質)を含む植物を何キロ或いは何十キロも先から感知して集まって来る。だからデコ平には「日本で最大数(←筆者の推測では)のアサギマダラ」が集まるのだ。
100822 アサギマダラ観察会 8月22日(日)は10時からグランデコスキー場のゲレンデでアサギマダラ観察会を行ないました。かなり多くの方が参加されました。年齢はさまざまです。冒頭で筆者がマーキングの仕方を説明した後、12時まで満開のヨツバヒヨドリの中で過ごしていただきました。
100822 アサギマダラ調査 8月22日筆者は454頭のアサギマダラに遭遇しSRS4324-4778を標識しました。前日より百頭少ないのは指導した観察会の終了後から調査を開始したからです。気温は22-26度で晴れ。3日続く日和でした。
100821 アサギマダラ調査 8月21日は553頭の蝶に遭遇しSRS3771-4323と標識をしました。雌は11頭で2%。2日続く晴天でアサギマダラも増え、やっとグランデコらしくなった、かと思えば、もう旅立ちの季節が始まる頃です。
100821 講演会 8月21日夜は、ホテル・グランデコにてアサギマダラ講演会を行ないました。今期3回目の講演です。
100820 アサギマダラ調査 8月20日は501頭のアサギマダラに遭遇してSRS3270-3770を標識しました。雌は30頭で6%。天気予報は曇りでしたが晴れ間が広がり、午後暑くなりましたが朝と164時は24度前後でよい状態です。
100819 アサギマダラ調査 8月19日のデコ平では、362頭のアサギマダラに遭遇し、SRS2908から3269までの標識をしました。天候はほぼ曇りでしたが、気温は24度前後に保たれ、アサギマダラの出現しやすい条件でした。
100818 アサギマダラ調査 8月17日は3日間の天候不順を経て雨のない日に戻りました。終日曇天でしたが、条件の改善により242頭のアサギマダラに遭遇でき、SRS2384-2625と標識しました。雌は4.5%という少数です。
100818 アサギマダラ調査 8月18日は久しぶりに晴天を迎え、夏の高原らしい一日でした。282頭のアサギマダラに遭遇でき、SRS2626-2907と標識しました。雌は6.0%で少数です。暑さを避けた半日陰で多くを見ました。
100817 アサギマダラ調査 渡り蝶アサギマダラは、初夏に羽化をします。そして、夏の間は、標高1000mを超える高原で時を過ごします。この間に、成熟のための時を過ごしていると考えられます。いわば、人間で言うと、学童期から少年少女期を過ごすので、そして、秋口に成熟して青春の旅に出るのです。
100816 アサギマダラの吸蜜 グランデコではアサギマダラの好む植物は限られており、トップ人気はヨツバヒヨドリです。雨天時はその花が濡れてしまうので、代わりに樹木の花に人気が移ります。具体的にはコシアブラとシナノキが二位三位人気です。
100816 アサギマダラ調査 8月16日は朝から雨天。3日連続天候不順である。「雨に加え、風が強い、霧が深い、温度が低い」四重の逆境の中で、びしょ濡れで俳諧し21頭に出逢った。SRS2363-2383を標識。天候の回復を祈る。
100816 アサギマダラ吸蜜 グランデコでアサギマダラが吸蜜する草の仲間ではアザミを忘れてはいけない。ゲレンデにはタチアガミが大半で、ごく一部、ナンブアザミとノアザミが見られる。タチアザミは2mを遙かに超えて成長し大群落を形成する。しかし今年は開花が遅れ、蕾のうち5%も開花に至っていない。
100815 アサギマダラ講演会 昨夜(8月14日)は、福島県のホテル・グランデコにて、「アサギマダラとグランデコ」というテーマの講演会を行ないました。今年の2回目です。グランデコで標識調査を始めて2004年以来7年間の出来事をまとめています。
100815 アサギマダラ調査 8月14日は朝から雨天。10:00前に小降りになったので、ゲレンデに行った。14:30から再度雨。その間は曇天続き。30頭のアサギマダラに出逢った。SRS2287-2316。雌は1頭のみで3%。雌は確実に減った。毎年お盆の時期は雨天で調査がはかどらないもの。
100815 アサギマダラ観察会 今日は筆者の指導によるアサギマダラ観察会が行なわれるはずであったが、朝から雨が降り、開始時間まで、霧が深く、風が強く、温度も低かったので、中止となった。ただし、個人的には時間内に、できるかぎり出逢うことを期待して可能性のある範囲を歩き回った。
100815 アサギマダラ調査 8月15日は46頭のアサギマダラに出逢ってマーキングをした。天候不順で稀にしか出逢えなかった。SRS2317-2363。グランデコとしては標識数合計は1932頭となった。アサギマダラの移動調査。
100815 アサギマダラの推計頭数 過去数日間、グランデコスキー場周辺のアサギマダラの数は筆者のデータに基く推計によれば、8000頭前後と計算されています。例年この時期は次第に推定数が増加するものですが今年は頭打ち状態です。
100815 アサギマダラの雌の割合の激変 福島県グランデコのアサギマダラの雌の割合は8月6日には25%前後でした。その後、急速に雌の割合が減り、本日は46頭の中に1頭しかおらず、割合は2.2%。10分1以下の激変です。
100814 アサギマダラ調査 8月13日は朝から雨天。10:00前に小降りになったので、ゲレンデに行った。14:30から再度雨。その間は曇天続き。30頭のアサギマダラに出逢った。SRS2287-2316。雌は1頭のみで3%。雌は確実に減った。毎年お盆の時期は雨天で調査がはかどらないもの。
100814 雨の日のアサギマダラの擬態 雨が降る日、アサギマダラはどこにいるのでしょう。基本的には夜と同じです。森の木の枝や葉に止まっています。特に枯れ枝が好きで、止まって翅を閉じて垂れ下がると枯れ葉に見えるので、上手に擬態できます。今日はそんな姿を撮影できました。
100814 アサギマダラの知恵 旅をする蝶アサギマダラは賢い生き物です。 「空間移動の智恵。時間選択の智恵。物質利用の智恵」を巧みに組み合わせて、適応しています。その賢さを見習いたいものです。参考:SRS能力開発法。
100813 アサギマダラの謎 草原で飛ぶアサギマダラは見やすいが、森の中の挙動には謎が多い。高温の時にどこでどうしているのか。デコ平では特定の丈の高い笹藪があり、そこに近づくと必ず3頭ほど飛び出して来る。笹藪に潜り込んでいるのだ。
100813 アサギマダラ調査 旅をする蝶の調査は、8月13日、280頭に標識をした。SRS2007-2286。グランデコでの標識は1856頭となった。台風4号が過ぎて爽やかな天気を期待したが雲りがちの日で蝶に出逢うのに苦労した。
100813 アサギマダラと蝉の共鳴 夏のゲレンデで見ているとアサギマダラの出現はセミが鳴くことと非常によくシンクロしている。セミが鳴かないときは、吸蜜するアサギマダラが少ない。セミが鳴き始めるとアサギマダラも出て来る。活動の判断基準が類似しているからであろう。人間社会にも類似現象がある。
100812 アサギマダラ調査 月12日は、164頭のアサギマダラに遭遇した。標識はSRS1843-2006。台風4号が日本海を北上中で、その影響で昼頃から雨天になり、標識は上記の数字でストップ。明日に期待したい
100812 アサギマダラの謎 本日のデコ平ではある時点でアサギマダラがぱたりといなくなった。それから30分後に雨が降り出した。蝶たちは雨が降ることを30分前から知っていたと見える。どんなセンサーで情報を得ているかは謎だ。
100811 アサギマダラ調査 8月11日は295頭のアサギマダラに遭遇しSRS1548-1842のマーキングを施した。前日に比べて気温が上昇し過ぎたため、殆どの蝶が森に逃げ込み耐えていたと思われる。終日、ほぼ高湿の曇天だったが、下山したとたんにどしゃぶりの雨が降り始めた。
100811 アサギマダラの不思議 8月11日午後は台風4号が山陰沖の日本海を東に進んだ。福島県デコ平は曇りがちだったが昼間は雨は降らなかった。前日と大差ない気象なのに蝶の出現は嘘のように減り(推定頭数は増加)「沈黙の一日」と私が呼ぶ状況が起きた。台風接近を察知したかのような不思議現象だ。
100811 アサギマダラ調査 8月9日は243頭のアサギマダラに遭遇しSRS1005-1247のマーキングを施した。雌は6日25%、7日27%、8日15%だったがこの日は21%。捕獲する場所でも雌比が異なるのでデータは変動するが、全体として下がりつあることを意味していると思われた。
100811 アサギマダラの謎 アサギマダラ調査の経験者は、時期により特定の吸蜜植物に集まる雌雄比率が変化することを御存じと思います。グランデコ(デコ平)の場合はもう少し詳しい体験ができます。それは場所により雌雄比が異なるという体験です。雌の方がやや標高の高い場所にいることが多いのです。
100810 アサギマダラの不思議な行動 今日は4頭のアサギマダラが路上に止まって歩き回っているのを見た。乾燥した地面なので吸水ではなく、何らかのミネラルを取り込んでいると考えられる。例年ある特定の時期だけに見る現象だ。今年はそれが1週間以上早期に来た。
100810 今年のアサギマダラの謎 例年、福島県のデコ平では、8月中に交尾済の雌が見つかるのは極めて稀だ。いてもそれは古い個体で、北上して産卵した個体と考えられる。しかし、今年は8月6日以来、毎日交尾済の雌が見つかっている。例年と違う不思議なことが起きている。アサギマダラ移動調査中。 
100810 アサギマダラ調査 8月10日は、アサギマダラの300頭に出逢って標識をした(SRS1248−1548)。福島県グランデコでのアサギマダラの挙動は徐々に例年の雰囲気を示し始めている。雌の比率が例年になく多かったが次第に減少して20%を切った。
100809 アサギマダラ 8月8日は、福島県グランデコにて、SRS874〜1004の131頭に標識をした。前日より数が少なかったのは、観察会の指導をしていたためで、アサギマダラの数が減ったためではない。
100808 アサギマダラ観察会 8月8日、福島県デコ平にて、「旅をする蝶」アサギマダラ観察会を指導しました。多くの御家族が参加して、午前中の時をヨツバヒヨドリの咲いている自然の中で過ごしました。前日より多くのアサギマダラのマーキングができたことと思われます。
100808 アサギマダラの知性 旅をする蝶アサギマダラは空間を上手に活用して移動します。時間を上手に使って四季の一定の時期を選んで旅をします。物質(PA物質)を上手に活用して成熟し、そのために植物を選びます。時間、物質、空間を上手に利用するアサギマダラには見習うべき知性があります。
100808 アサギマダラ調査 福島県グランデコにて渡り蝶の調査をしています。8月8日はSRS874−1004の131頭に標識。猛暑のため、高原なのに30度を超す場面あり。移動調査記録。
100808 アサギマダラの謎 1日におけるアサギマダラの活動時間帯の幅がここ数年、年々狭くなっている。これは過去2、3年特に顕著だ。全くの謎というしかない。寿命が4−5月の生き物でこのように一定の傾向で年々変化が起きることの説明は容易ではない。移動調査記録
100807 アサギマダラの台湾への移動例 アサギマダラの魅力の一つは、長距離の旅をすることです。2009年、私が8月に福島県グランデコスキー場で放蝶した例は、台湾北部で10月31日に見出されました。これは「日本→台湾」が確認された8例目で、78日間に約2230km移動しました。
100807 アサギマダラの謎 アサギマダラには数々の謎があるが、第一の謎は、2000kmを超える旅を、どのような機能を用いてなしとげるのかということです。私はこの蝶が何らかの「知性」に近い判断力を持っていると考えています。言い換えると、それは単純な仕組みではないということです。
100807 グランデコの3日目。幸いにして天候は良好。つばめが十羽以上、高い空中を旋回している。これは天気がくずれない暗示だ。もやってはいるが雲は少ない。よい出逢いがあることを祈る。
100807 アサギマダラ グランデコでの渡り蝶の3日目の調査。SRS637〜873を標識した。236頭。途中、小雨がぱらつくことはあったが、大体は曇りで時に晴れ間。温度は24度C前後で推移(前日より)。もっとも広い範囲をチェックできた。前日より増えている印象。
100807 アサギマダラ講演会 今日はグランデコホテルにて夜の7時半から、アサギマダラに関する講演会を行いました。参加者はお子様連れが多く、明日の午前中に開催されるアサギマダラ観察会の予備知識が得られたかと思われます。この講演会は今年で6年目になりました。
100807 アサギマダラ観察会 10年8月7日、筆者は236頭マーキングしましたが、観察会の参加者はこれとは別に81頭(うちスタッフが8頭)を標識しました。
100806 アサギマダラ 8月5日がグランデコでのアサギマダラの調査初日。デコ平に上る時間はなかったが1200mレベルで3頭マーキング。標識はSRS431−433。アサギマダラ移動調査。
100806 アサギマダラ 福島県グランデコでのアサギマダラ調査の2日目。SRS434−636の203頭をマーキングた。そのうち50頭が雌。自然環境は予想外によい状態でした。
100806 アサギマダラ 本日のデコ平は、途中雷を伴った激しいにわか雨が降りました。それ以外は天候に恵まれ、ヨツバヒヨドリに吸蜜に来たアサギマダラの優雅な姿を見ることができました。しかし、猛暑日のためは、午後15:00を過ぎると、暑さがつのり、その姿を見ることはできなくなりました。
100806 アサギマダラ 私がアサギマダラの調査を始めたのは2003年。その後、2004年からグランデコリゾートでマーキングを初めて、すでに7年目となりました。この間、10万頭を超えるアサギマダラに出会い、数多くの不思議な出来事を体験しました。
100806 アサギマダラの魅力 アサギマダラのハネの美しさには秘密があります。それは構造色というものがからんでいるのです。明るい空色に見える場所は、太陽の日差しがあたると、虹色に輝きます。また、透過する光は特に美しく見えるものです。その色は背景の風景によっても変わります。
100804 アサギマダラ 8月3日に、北海道の函館市で七飯町横津岳(1167m)で今年初めてアサギマダラがマーキングされたそうです(2♀)。標識者は安井徹さん。北海道でもそろそろ夏のアサギマダラが見られる時期になりました(例年の個体数は多くはありませんが)。
100804 アサギマダラ 御岳山麓でアサギマダラを調査している犬嶋さんのご報告によると、濁河温泉スキー場、倉越高原、御岳ロープウエイ、日和田高原などで、10頭標識放蝶されました。アサギマダラが好きなヨツバヒヨドリの開花状態ともよいとのこと。
100730 アサギマダラ 旅をする蝶アサギマダラに関して、8月に調査予定のグランデコリゾートで、一昨日から徐々に目撃例が増えて来たとの連絡あり。夏のイベントが始まります。
100729 自然 昨年福島県デコ平でアサギマダラの標識調査をした時かなり近くに熊が出没していた。今年、滋賀県では大量出没年とされた平成18年より遙かに多いツキノワグマが目撃されている。昨秋は山間部の餌が豊富で、冬眠中の死亡例が少なく、春以後は天候不順で餌が減り住宅地に降りて来たようだ。
100725 アサギマダラ 千キロ以上移動する生物はアサギマダラ(昆虫類)、海亀(爬虫類)、渡り鳥(鳥類)、クジラ(哺乳類)など多くのグループにまたがっています。空間位置を知り活用する能力には相当な普遍性があると私は推測します。アサギマダラの移動調査参照。
100723 アサギマダラ 私が大分県姫島で5月22日に標識したアサギマダラが6月2日に福井県上毛町西友枝にて確認されました。11日間西南西55kmの移動。通常の北上とは違う稀な移動例
100719 アサギマダラ 長野県八千穂高原のメルヘン街道を走り、麦草峠の手前のレストハウスまで往復しました。今年はまだヨツバヒヨドリの開花が未熟でアサギマダラは見られませんでした。
100719 アサギマダラ 毎夏、福島県グランデコリゾートで旅をする蝶アサギマダラの調査をします。7月17日アサギマダラが撮影されたとの連絡を受けました。例年より少し遅い目撃開始です。
100709 アサギマダラ 今年の目撃例は例年に比べて低調だ(=頻度が少ない)。8月には調査に入るが、予想外の気候変動による困難が予想される。直観力を磨いて対処する必要あり。移動調査欄。