■「3D写真で目がどんどん良くなる本[動物編]」

 栗田昌裕著 三笠書房 2002年4月20日初版発行。
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 はじめに
 3D写真を用いて、「眼力」を高め、視力もよくする方法を本書は紹介します。
 前著「3D写真で目がどんどん良くなる本」では、風景の3D写真を用いて「眼力」を高める方法を紹介しました。
 本書では、たくさんの動物の写真を用いて訓練内容のレベルアップを図ります。
 ここで眼力とは、目のシステムを最大限に活用して、スピーディに情報を吸収する力です。人間は情報の大半を目から取り入れています。したがって、目の使い方のよしあしが、日常での情報収集能力を高める上で極めて重要です。
 この際に眼力が強い人は、ものを素早く見て、すばやく判断することができます。
 しかも、眼力が強い人は、能力が活性化して元気です。
 眼力が弱いと、ものを見ているつもりでも、見えていないし、理解できません。
 眼力が弱い人は、ものごとをあいまいにとらえ、記憶もあいまい、考え方もあいまいで、元気度も低いものです。だから、眼力を強化することが重要なのです。
 本書の特徴は、立体視を楽しみながら行うことを通して、自然に対する3D眼(3Dアイ、三次元眼)を磨き、自然をまるごと取り込んで、心の中の映像空間を広げて、能力を高め、元気になることを目指すことにあります。
 その過程で、センス・オブ・ワンダー(素晴らしいと感ずる心、不思議だと感ずる心、すごいと感ずる心)が活性化され、生きる活力や生きる勇気が生まれます。
 私は1987年から栗田式SRS能力開発法を提唱し、4万人以上の人に速読法を柱とした能力改善のための技術を指導してきました。
 立体視ができる図や写真を用いた訓練はその一環として用いているものです。
 立体視訓練には、以下の五大効果があることを知り、それを体験してください。
 第一の効果は自律神経調和効果。第二の効果は眼筋の均等使用効果です。
 第三の効果は視野の均等使用効果。第四のヒーリング効果は内面空間の確立効果。
 第五のヒーリング効果は内面空間の拡大効果です
 そもそも私が立体視を栗田式SRS能力開発訓練に導入したのもそのような諸効果があるからです。本書の最終章ではその能力開法発の展望も述べます。
 皆さんが快適な目と心身の状態を維持して日々を過ごす上で本書がよき一助となりますように。
 
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