■「3D写真で目がどんどん良くなる本[水族館編]」

 栗田昌裕著。三笠書房 2004年5月20日初版発行
 
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 はじめに・・・「立体視の不思議なパワーを体験しよう!

 本書では3D写真を用いて、「眼力」を高め、視力もよくする方法を紹介します。
 前著「3D写真で目がどんどん良くなる本」[風景編][動物編]」(三笠書房・王様文庫)では、風景と動物の3D写真を用いて「眼力」を高める方法を紹介しました。本書では、水生生物の写真を用いて訓練内容のレベルアップを図ります。
 「眼力」とは、目のシステムを最大限に活用して、スピーディに、かつ大量に情報を吸収し、処理する力です。人間は情報の大半を目から取り入れています。したがって、目の使い方のよしあしが、日常での情報収集能力を高める上で極めて重要です。
 眼力が強い人は、ものを素早く見て、的確に判断することができます。
 しかも、眼力が強い人は、能力が活性化して元気です。
 一方、眼力が弱い人は、ものごとをあいまいにとらえ、記憶もあいまい、考え方もあいまいで、元気度も低いものです。だから、眼力を強化することが重要なのです。
 本書の特徴は、立体視(2対の画像を融合して一気に見る訓練)を楽しみながら行うことを通して、自然を立体的にとらえる3D眼(3Dアイ、三次元眼)を磨き、自然をまるごと取り込んで、心の中の映像空間を広げて、能力を高め、元気になることを目指すことにあります。
 その過程で、センス・オブ・ワンダー(素晴らしいと感ずる心、不思議だと感ずる心、すごいと感ずる心)が活性化され、生きる活力や生きる勇気も生まれます。
 私は1987年から栗田式SRS能力開発法を提唱し、5万人以上の人に速読法を柱とした能力改善のための技術を指導してきました。
 立体視ができる図や写真を用いた訓練はその一環として用いてきたものです。立体視訓練には、以下の五大効果があることを知り、それを体験してください。
 第一の効果は自律神経調和効果。第二の効果は眼筋の均等使用効果です。
 第三の効果は視野の均等使用効果。第四の効果は内面空間の確立効果。
 第五の効果は内面空間の拡大効果です
 そもそも立体視を栗田式SRS能力開発訓練に導入したのもそのような諸効果があるからです。本書の4章ではその能力開法発の展望も述べます。皆さんが快適な目と心身の状態を維持して日々を過ごす上で、本書がよき一助となりますように。
 なお、三笠書房の3D関連の拙著をすでに読んだ人は2章から読み始めても結構です。
 
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