【今週のちょっといい話】 第799話−第802話

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第799話(読者)■先生の勉強法をもっと知りたい
「『一夜漬け』超スピード勉強法」
(PHP研究所。栗田昌裕著)の感想文。
「今まで、本著とは全く逆の苦しい勉強ばかりしていました。
 ぜひ、もっと先生の勉強法について知りたいです」。
                        (SH。27歳。男性。倉敷市。040903受け取り)

    
第800話(栗田)■福島県で別れたアサギマダラ(SRS1877)と長野県で再会できた!!
「2004年8月25日、福島県の北塩原村で、SRS1877と標識したアサギマダラを空に放った。その蝶がそれからどこをどう飛んでいたのかは誰にも分からない。
 9月19日、長野県大町市の中綱湖畔を訪れた私の前に、アサギマダラが現れた。
 それはまさしく私が北塩原村で放った蝶だった。25日ぶりに237kmの距離を経て、再会を果たしたことになる。この上なくうれしい遭遇である。
 これは確率的に『極めて稀な再会』と言えるだろう。
 この蝶にはSRS3164という新たな標識を加えて、再度、空に放った。
 この蝶はさらに南西に向かって飛んでいくであろう。
 どこか別の場所で、3回目の再会が果たせれば文字通り奇跡の再会と呼んでよいであろう」。
                             (SRS提唱者。栗田昌裕。040921記)
     

第801話(中級)■深く広く洗練された心のファイルを作りたい
 (中級速読法5日間集中クラスの2日目の前に書かれた「チェックリスト」と
  ステップ15、16の訓練体験より)
「【気づき】知らずのうちに自分を小さなボックスに入れているので、常に新発見に目を向けていこう。
【役立て】もぐら叩きで楽しい感触を味わった。
<ステップ15>
【KW】「もがけ、もがけ、もがけ、余計なもので小さくまとまるな」
【柔軟訓練】寝ているときの姿勢が体のゆがみに影響を与えていると聴いたとき、テニスをやっていたことを思い出し、いつも右から左へラケットをふっていたので左右差があるのかなと気がついた。あとテレビをみるときも右向きに見るのがここちよい。このことが原因で左首のこりが起こるのか?
【心の深まり】外見ではあまり見えないが内部では強烈な情報処理が行われている状態。例えば静まりかえった海の中で起きていることや、土の下で起こっている根の動きのような感じ。
【銀河法】はじめ静かな野原ですみとおった夜空を見ていた。星々が呼吸とともに接近したり遠ざかったりした。そのうち自分の体が地球を飛び出し、宇宙の中で全部の星の動きを観察できた。すばらしい。
【樹木法】初め下から見ていた画像だったが、太陽が見えてきたので(左から光を感じた)、木を外から眺める視点に変わった。ジャングルの中で湿っぽかったが、外はカラッと晴れていて気持ちよかった。
【ブラインドウォーク】左腰が上がっているといわれたときに、右耳の難聴とよく手さげカバンを右手にもっていたことと関係があるのかなあと思った。ところで、一人一人違う歩き方をもっていてそれを観察することは非常に楽しく、また眼力をきたえる訓練になる。
【総合感想】まず問題意識をもつということは眼力をフルに使う際に重要な役割を果たすと思った。歩き方ひとつにしてもいろいろな考え方や観察の仕方、視点というものがあるんだなあと思った[栗田注:このステップでは、受講生を歩き方を私がチェックして解説しています]。
 『心のファイル』ということを学びこれがどうやら理解ということに大きく影響を与えるということがわかった。今まで蓄積してきたファイルは少し大ざっぱな感じがするので、より深く、広く、洗練されたファイルを着実につくっていきたい。
<ステップ16>
【動的眼球視野訓練】とても気持ちよかった。動きの中で物事をしっかり見て姿をとらえることはまたべつの体の機能を使うので楽しい。手がチョウにみえた。
【増殖法】はじめ金魚の形をしていたのが8匹目から突然黄色の平たい魚に変化した。その後で自分でどういうふうに増殖されるか見ていたが、あるものは自分の目の前で増え、またある魚は岩に隠れて増殖していた。終いには海全体でその魚のワールドができあがっていた。
【立体視】立体視が成立すると脳の真ん中あたりを手で軽くさわられているような感じがする。前後・左右に動かすことで脳の処理力をもっと増したい。
【過呼吸と30図】両手がしびれた。しかし、その状態で30図をみていたら、味覚を感じられた。さわやかな味覚だった。後、図の右の文字がまとめて一気に見えたのには驚いた。微妙なところだが、赤色が青色系に変わったような気がした。
【総合感想】だいぶん中級での速読のイメージがクリアーになってきた。今日は八原理の重要性を再確認した。入口をこえたところから能力開発が始まる。逆に言えば、日常生活の中で常にその入口に立って外へ外へと進歩し続けることが大切だ。
 ジャガイモの例で時物空の物のとらえ方を聞いたときに、ある言葉やしくみの深い理解というのはこういったさまざまな視点から見ることによって増してくるんだなと思った。
 一瞬一瞬が勝負の世界で、精密な心のファイルをしっかり作っていこう。
 ところで、先生の眠りながらのイメージ練習はとても興味深い。次のステップになりそうだ。
<チェックリスト>(メールで提出)
【気づき】夢変化:6/21:夢に出てくる人の数が多くなった。色がついているときも多くなった。物語性も増えてきて、長いストーリーを楽しんで見ている。
 6/24:今日は扉を開く夢をみた。これは課題だった。ほかの上を向いて歩くとか、植物に水をあげるという夢はみなかったが、なんとかして必ず見よう。昔は一週間で1日程度夢を見たが、最近では5日ぐらいは夢をみたという自覚が出てきた。朝カセットテープに見た夢を吹き込んでいると、夜寝るときに次の日にどんな夢が吹き込まれるのかとても楽しみだ。コメント:共鳴呼吸法のときに呼吸をできるだけ遅くすると体の全体の動きもそれにあわせるように遅くなるので、リズムがとりにくいが、ゆっくり呼吸をすることでより深くシャープなイメージの世界へといける。
【ちょっといい話】自分が小学生のときに書いた旅行記をみつけた。このときノート2冊分を1日で仕上げたのだが、そのときの自分の集中力や感覚が研ぎ澄まされていたときのことを思い出した。そして書いてある日記の内容が面白おかしく、また記憶力も抜群であった。そのようにしながら昔の自分と対話をすることができてよかった。
 ところで数日前、、役者やアナウンサーがどのように滑舌をよくするかということを調べ、訓練を実行した。不思議なことに舌を動かす練習をすると頭がすっきりした感じになる。普段使わない舌の動き、呼吸法、それぞれが脳を活性化するのだろうか。
 田んぼの稲のことだが、一日か二日でも稲は大きく成長するんだなということに気がついた。田植えをしたその日から光いっぱい浴びて水を吸収して大きく成長していた。自分もそれを見習って一日一日で大きく成長をしよう」。
        (JA。28歳。男性。SRS速読法中級第436クラス受講者。040627受け取り)
[スタッフ注:YUさんの読書速度は、初速が750字/分でしたが、
     中級講習で、110000字/分(146.6倍)に到達しました。
なお第436中級クラス全体の平均は89500字/分(103倍)でした]。
[栗田注:次回の中級速読法は04年12月に始まります]


第802話 ■おみやげ趣味
 「まだ、子供のいない頃、夫婦二人で旅行したときには、観光地に寄るたびに記念のキーホルダーなどのお土産を購入していた。しかし、最近は、自分自身が記念品を買うことが殆どなくなった。私の代わりに子供たちが嬉々としてお土産を買うようになったせいだと思う。彼らの選ぶ記念品の選択基準は、教えた訳でもないのに、私の趣味思考に近いところに、驚きと家族の絆を感じるこの頃である」(No.241)。
                     (赤○敏○。SRSインストラクター。040918受け取り)