【今週のちょっといい話】 第2181話−第2185話

    
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
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「次回の中級速読法は1/14から始まります(講師は栗田)。問合せはお早めに」。
「第127回定例会は1/19(木)開催で 『安定法(運命・生活・精神安定化法)』です」。
   ←← <L.安定性は思いを流動的にすることで保たれる>060108
「定例会No.65『集中法』No.66『関係法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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第2181話(読者)■パート、子育てに追われる自分には速読のとてもよい指導書
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「図書館で栗田先生の本に出会い、速読に興味を持ち、この本を購入しましたが。
 貸し出された図書より、トレーニングの種類が多く大変参考になりました。
 講習に通いたくとも、パートや仕事や子育てに追われる時間のない私にとって、とてもよい指導書となる本です」。
   (HN。39歳。女性。京都府。051020受け取り)。


第2182話(栗田)■グランデコスキー場から群馬県赤城自然園までサギマダラが160km移動した(SRS10842 05.8/31) <赤城13例>
「2005年8月31日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが30日後に、群馬県の赤城自然園で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月31日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『SRS10842』と標識をして放蝶しました。
 それから30日後の05年9月30日に、群馬県赤城自然園で、内田洋子さん&片場富夫さんが、この個体を再々捕獲して、『AP2745』と追記して、再々放蝶されました。
 このときの移動距離は160kmで、移動方向は西南でした。
 SRSマーク個体について、『グランデコ→赤城自然園』の移動例は以下の通りです:
例数。標識日 再捕獲日 個体 移動日数。
 第1。8/6 → 9/17 SRS3209。42日。
 第2。9/1 → 9/17 SRS11549。16日。
 第3。8/31→ 9/20 SRS10231。20日。
 第4。8/31→ 9/21 SRS10675。21日。
 第5。8/30→ 9/3→9/21 P941。SRS12678。18日。
 第6。9/4 → 9/25 SRS13776。21日。
 第7。8/16→ 9/25 SRS5518。40日。
 第8。8/27→ 8/31→9/23 Lyra1503。SRS10632。40日。
 第9。8/5 → 9/25 SRS2711。51日。
 第10。9/3 → 9/26 SRS13165。23日。
 第11。8/19→ 9/29 SRS6820。41日。
 第12。8/19→ 8/30 →9/29 SRS6767。PEN5。30日。
 第13。8/31→ 9/30 SRS10842。30日。
 これらは標識日は異なりますが、類似の経過を辿って、赤城自然園に来た可能性を考えています。数多く並べることで、集団の動きが幅を持って見えてくるとよいと思います。
 さしあたって9月後半に押し寄せているのがよく分かります。
 第3例、第4例と、第13例は、同じ日に標識していますが、赤城で再捕獲された時期には10日間の差があります。
 赤城自然園では、今年も、とてもよく頑張って頻繁に採集してくださいましたので、この差は、到着してからの差ではなく、出発時期の差か、途中経過の差の貢献が大きいように思います。
 どの例も、間に最小でも2週間(半月)はかかっているので、この間に、いったいどこでどうして過ごしているのか、非常に興味が持たれるところです。
 『グランデコ→赤城』という移動ストリームに関するだけでも、『見えていない時間、空間の流れ(=空白の時空)』が大きいのだと思います。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060109記載)。


第2183話(栗田)■グランデコから愛知県岡崎市までアサギマダラが409km飛んで再捕獲された(SRS4309 05.8/9) <愛知県42例目>
「2005年8月9日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、66日後に、愛知県の岡崎市で再捕獲されました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の8月9日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに『SRS4309』と標識をして放蝶しました。
 それから66日後の10月14日に、愛知県岡崎市の扇子山で、伊豫田壽男さんがこの蝶を再捕獲されました。伊豫田さんは『イヨ 10/14』を追記した後に再度放蝶されました。
 移動距離は409km。移動方向は南西でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第42番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧・内海フォレストパーク。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22. 旧・内海フォレストパーク。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.南知多町の旧・内海フォレストパーク。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42.扇子山)。扇子山としては2例目です。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として「ほぼシンクロして」、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数の個体が出現します。
 本例は、8/9というアサギマダラのシーズンの比較的初期にグランデコで標識されました。その後、8月下旬頃まで滞在して、10月14日までに扇子山に移動して来たものと推測されます。
 扇子山から直線距離で8.5km南西方向に位置したところには三ヶ根山が位置していますので、扇子山から三ヶ根山まではいわば「ひとっ飛び」の距離です。この個体の場合は不明ですが、多くの個体が、扇子山→三ヶ根山周辺へと移動して行ったことでしょう。
『アサギマダラは複数例を時空に配置することで流れが読めてくる』」。
      (栗田昌裕。SRS提唱者。060108記載)。


第2184話(栗田)■群馬県赤城自然園から三重県御浜町までアサギマダラが407kmを移動した(AP3096 05.9/28)
「2005年9月28日に、群馬県の赤城自然園で私が標識をしたアサギマダラが、22日後に、三重県御浜町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月28日に、群馬県赤城自然園で、私がアサギマダラに『AP3096』とマーキング(標識)をして放蝶しました。
 その後、22日後の05年10月20日に、三重県御浜町の横垣峠で、その蝶を児嶋毅さんが再捕獲してくださいました。
 移動距離は約407km。移動方向は南西です。
 三重県でのSRSマーク個体(グランデコ発)と、APマーク個体(赤城自然園)と、SRTマーク個体(その他地域)の再捕獲された個体は16例あります。
 それらの中で横垣峠で再捕獲されたのは6例です。
 10/18、10/19、10/20、10/20、11/1、11/1がその日付の分布です。10/20には児嶋さんは、200例以上に標識され、そこから5例が再捕獲となり、その中に、本例の「AP3096マーク」[赤城自然園発]、「SRT」[三ヶ根山発]、他に「サンガネ unoマーク」[三ヶ根山発、「ハズ さとマーク」[三ヶ根山]が含まれます(他例は志賀高原マーク)ので、三ヶ根山から、横垣峠への太い移動ラインが想定できます。
 APマークとしては、その移動の速度が注目に値します。
 三重県で再捕獲された例の中には、9/28に群馬県赤城自然園でマークした2個体が含まれ、そのうち、AP3117は17日で鳥羽に到着し、AP3096は22日で横垣峠に到着しています。
 群馬→愛知の移動がおよそ10日、愛知→三重への移動がおよそ10日くらいと見込むと、およその時間経過が理解しやすくなります(群馬=9月中〜下旬。愛知=10月上〜中旬。三重=10月中〜中旬)」。
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060108記載)。


第2185話(栗田)■ついでの散歩で世界を広げる(富岡での講演に際して)
 <下記は資料を整理中に出て来たものです。少し古い出来事に関する記載ですが、
 参考までに掲げておきます>
「2005年2月28日に、群馬県富岡市の富岡合同庁舎というところで、講演をしました。
 群馬県富岡保健福祉事務所からの依頼で『指回し健康法と能力開発』というテーマで、平成16年度健康づくり関係担当者研修会での講演を依頼されたものです。
 当日は、早めに到着することができましたので、講演開始までの時間を活かして、周囲を撮影しながら、『小さい散歩』をして見ました。
 すぐ近くには一級河川の鏑川(かぶらがわ)が流れていました。
 そこにかかる和合橋という橋の欄干からは、梅の花がちらほらと咲く山あいの河原の景観を心ゆくまで楽しむことができました。河原の両側には美しい竹林が形成されていました。
 橋のたもとには、天然記念物の大イチョウ(大銀杏)が生えていました。天然記念物ともなると、枝振りも見事で、その枝の張り方だけでも撮影のしがいがあります。
 道ばたの両脇の土手には、ホトケノザなどの春を告げる種々の若草が伸び始めていました。
 行った先々で、ちょっとした時間があれば、それを活かして10分でも20分でも散歩をすれば、その体験は、忘れがたい『時空の記憶ファイル』を形成してくれるものです。
 富岡庁舎では、何と建物にコの字状に囲まれたスペースに、何と古墳がありました。
 これは6世紀に形成されたもので、ボタンを押すと、その来歴を解説してくれる仕組みもできていました。
 そういった中で集まっていただいた方々に、指回し健康法から能力開発までの道のりをデータとともに指導することができました。
 散歩法の基本は、赴く先々で、時間、空間、物質、人間、生命、価値をしっかりと、とらえることです。能力開発はそのような体験ファイルをしっかりと蓄積するところがスタート地点と言えるのです」。
(栗田昌裕。SRS能力開発法提唱者。050301記)

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