『3D写真で目がどんどん良くなる本』読者の質問に対する答え@ <2002.6.8掲載>

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「3Dの視力回復効果は遠くを見ることから生ずるのですか」

質問@
「この本の写真をパラレル、クロス法で見た場合の遠くの風景は、目の水晶体の
構造として実際に遠くのものを見ている効果があるものか、またはやはり書面までの約
30センチメートルのところを見ていることになるのでしょうか」

回答@「おそらく質問者には誤解があると考えられます。
 『遠くのものを見ることが視力回復につながる』、と単純に思いこんでおられませ
んか。
 本書の記載をもう一度よく読んでください。本書には、視力回復は、複数種のヒーリン
グ効果から生まれて来ることが明記してあります。
 ひとつひとつをきちんと理解しましたか。
 単に遠くを見ることが視力回復になるのであれば、わざわざ立体視をすることはありま
せん。日常で遠くを見ればよいのです。
 立体視による視力回復は、通常とは異なるシステムの状態を実現して、そこで、従来と
は異なる刺激(インパクト)を与えて、視覚の調節系を活性化することにあります。
 そのためには、本書に書いてあるように、立体視を保ったままで運動をする必要があり
ます。本書の指示に従っていますか。
 単に立体視をすればよいのではありませんよ。
 なお、水晶体は、仮想の焦点を見ている状態になっています。
 それはクロス法であれば、目から本までの距離よりももっと近くを見ている状態であり、
パラレル法であれば、目から本までの距離よりももっと遠くを見ている状態にあります。
それぞれの距離が具体的にどれくらいかは、
  @あなたの両眼の幅と、
  A写真のペアの幅と、
  Bあなたの目と本の紙面との距離と、
 以上の3つの値で決まります。
 これは作図をすれば簡単におよその値を求められるでしょう。
 しかし、その距離自体には、前半にも述べたように、重要性はありません。
 その距離によって、視力回復効果が生じているのではないのですから。
 もう一度、一章の全体と、二章の冒頭部分をよく読んでください」。

 
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