第51回定例会「振動健康法(振動法)」

(収録時間 約3時間00分)
1999年9月13日

 運動系には多重なレベルの制御系が用意されている。しかし、通常はそのうちの粗大な制御システムしか用いることはない。例えば、眼球運動にしても、その制御は多重である。ある特殊な状況で、極めて速く動く制御系が作動し始める。手や指の運動にも同様な現象がある。振動法とは、意志の力によって、拮抗する筋肉対を用いて、運動系にリズミカルでスピーディでしかも微細な律動運動を誘発する特殊な技術群の体系を言う。振動法にはさまざまな役割と意義があるが、今回は、振動法を健康法の観点から体系化して紹介する。振動法はその対象とする部位によって大きく四群に分かれる。それらは、@四肢末梢運動、A頭頸部運動、B体幹運動、C体内運動である。振動法の対象部位、リズム等を巧みに工夫して行うと、自律神経系に速やかな影響を引き起こして、血流変動のひずみを正し、内臓諸機能を調整することができる。また、感情や情緒のひずみも正してストレスを効率よく改善することもできる。さらに、振動法は姿勢制御系の大局的な異常を速やかに正すのに最適な方法でもある。その結果、肩こり、首凝り、腰痛、不定愁訴などのさまざまな不調が改善し、日々の生活の質が高まる。振動法を通じて、身体の特殊な使い方に目覚め、心身のひずみを速やかに正す技術をマスターしてほしい。
−基本概念より−


購入ご希望の方はこちらをクリックしてください。
DVD一覧表に戻る