第53回定例会「行動力強化法(行動法)」

(収録時間 約3時間01分)
1999年11月24日

 行動法は、価値観の確立、願望の明確化、未来の直観、能力の向上、見識の洗練、判断力の強化、行動の変革、人格の陶冶、運命の転換という長い道程への旅立ちを可能にする技術群である。
 人生は行動を通じて展開する。行動力の強力な人は意思に従って人生の形を創り上げることができる。行動力の弱い人は人生を具体的に展開できず、周囲に流され、人生の貴重な時を失う。
 行動力の弱さにはさまざまな原因がある:
 @信念がない。これは進行を支える中軸があいまいなため中折れになりがちな状態だ。
 A決断力が弱い。これは内面が薄弱なため、迷って判断が遅れ、好機を失いがちな状態だ。
 Bビジョンがない。これは進路が見えず、右往左往するか、無為にして時を浪費する状態だ。
 講習では、これら三つの悪条件を克服するための対策を講ずる。
 @信念がないのは、価値観があいまいだからである。価値観は心の深奧から湧き出して来るものであり、それが行動を支え、願望の維持に役立つ。自分を深くとらえて自覚を高め、意志を強化する訓練が必要である。信念は身体能力にも関連するので、身体強化も必要である。
 A決断力がないのは、見識が働かないからである。見識とは臨機応変に働く的確な判断力であり、膨大な体験情報や知識情報の蓄積から形成される。見識を磨くには、基本となる情報処理能力を改善する訓練が必要である。
 Bビジョンがないのは、アイデアに乏しく、直観が働かないからである。アイデアの乏しさは内面の活性度が低いからである。内面の活性度を高める訓練が必要である。直観が働かないのは内面が暗いからである。内なる光と未来への視力を高めて、思考過程を明晰にする訓練が必要である。
適切な行動の蓄積は人格を養い、人格の改善は運命の変化を引き起こす。そこで、能力→見識→行動→人格→運命転換という改善の連鎖を引き起こすことを行動法の第一の目的とするのである。講習ではそのためのさまざまな認識を深めてもらい、明日からの行動の改善を促す。

−基本概念より−


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