SRS速読法 速読体験談 製造-010(化学工業)

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☆初級半月30倍速読突破体験談

     男性
     SRS速読法初級5回半月講習(No.406)受講
     初速1170字/分→最高46000字/分、39.3倍速読突破


「妻が受けるので一緒に参加し、
  講義は驚きと発見の連続で、
   物理の大学院卒でも20倍突破でき、
    潜在意識の働きとその重要性を知り、
     閉眼視野が変わって視覚が鋭敏になり、
      風景の見え方が変わり、
       夜道での視界が格段に鮮明になり、
        訓練の構成や訓練図に感心し、
         樹木法で妻と共鳴して驚き、
          情緒的に安定し、
           人間の内部を探る旅行を終えて、
            元とは違った自分になっていた」

【30倍突破体験談】
 速読を学んだ動機はどちらかといえば受動的なものでした。以前から興味はあったのですが、妻がどうしても受けたい、というのでそれなら僕も一緒に受けることにした、というものです。
 しかし、やるからには絶対に身に付けてやろう、と思いながら講義に臨みました。
 僕自身は、栗田先生が、「速読ができない」という代表格の「物理で大学院」を出た者ですが、その言葉にもめげずに努力し、速読はstep終了時で20倍をどうにか突破でき、嬉しく思っています(栗田注:一般に社会で知的エリートとみなされやすい人たちは、言語領域の性能がよいために試験を勝ち抜いている人が多く、逆に速読に必要な総合的な能力の一部が萎縮していることが少なくありません。その象徴的な代表が「物理を専攻し、大学院まで行った人」なのです。かし、この方のように過去のジンクスを破る人がどんどん現れて来ていることは素晴らしいことです)。
 8stepで「理解が音読より先に起こる」ということを学びましたが、この説明にとても納得しました。恐らくこのことを最初に聞いていれば、物理学的な頭の持ち主も「速読」が可能なもの、起こり得る事柄なのだと理解できるのではないか、そして素直な気持ちで訓練に打ち込めるのではないか、と思った程です(栗田注:冒頭でも同様のことを述べているのですが、問題意識が深まっていないので、その意義が理解できないのが通例です。8ステップまで訓練が進んで来て初めてその真意がつかめたのです)。
 SRSでは速読だけではなく、様々な能力を開発しますが、そのための講義のひとつひとつが驚きと発見の速読でした。
 人間の持つ能力の中で、潜在意識がいかに重要であるか、そして、その潜在意識がいかに鍛えられていないのか、自分が出力の能力にやや劣っていそうであることに気付いたこと、周辺視野がいかになまっているか、自分の指すら思い通りに動かせなかったこと、そしてそれらが訓練によって変わってゆくのだということ、など数えきれません。
 閉眼時の視野が明るいとは前から思っていましたが、これは単にまぶたを光が透過しているのを感じているに過ぎないと思っていました(栗田注:反応不良でしかもものごとを浅く理解する2〜3%の人は最後までそう思い続けているものです)。しかし、指回しにより変化が現れ、それ以外のものがあることを実感し驚きました(栗田注:このようにとらえることができることにはこの方の賢さがよく示されています。固定観念が外せて新たな解釈が出来たのです)。一番強烈だったのは、紫色のリングが後ろから前方へ飛び去っていくのが見えた時でした(栗田注:これは興味深い体験ですね)。
 このような訓練を行っていくうちに、風景の見え方が変わったのが更なる驚きでした。なんといっても夜道での視界が格段に鮮明になったのが、印象的で、妻と2人、車の中で興奮していました。視覚のしきい値が低くなったためか、視界のダイナミックレンジが広がり、すべてがくっきりと以前より明るく見えたのですから。
 先生の話と講義の構成、訓練図にも感心します。ブロック迷路訓練では確かに、敢えて辿らなくても抜けられる感覚を持てたし、訓練図を使った周辺視野の意識の仕方やチャンキングの感覚なども、実感を持ってわかりました。
 残念ながら対人関係の変化は実感できませんが、仕事上で先行き不安な状況の中にいる割には情緒的に安定したなと思います。
 また、8stepの最後の方に行った樹木法で、今回の講習を通して初めて砂浜を場所として選択し、その結果ヤシの木が生えてしまったのですが隣に座っていた妻も全く同じような絵を描いていて驚きました。これは、共鳴だな、と思いました。
 妻と共に以前より新聞を読むように心掛けたためか、その内容に関する話題が増えたのはいい変化でした。
 今では従来の読書の速度が本当にゆっくりに感じられます。訓練を続けることで、もっときちんと、そして速く読めるであろうことがわかります。
 速読時に、視野がとらえている部分が「ひかる」という体験も新鮮でした。本当に、インクがある部分の輪郭が明るく白く見えるのですから不思議です。
 周辺視野の辞書をどんどん鍛えて、ひかった所が、どんどんひびくようにしていきたいと思います。
 共鳴呼吸法、単純法四種を行った際に、四つのイメージを同時に動かし続けた結果。疲労感を覚え、呼吸が荒くなりました。やり慣れない運動をして、固まっていた筋肉を動かしたような感じです。この体験は最初だけでしたが、この訓練法では、意識をしていない3つのイメージが勝手に動き続けている感覚が、潜在意識で働いているようで快感でした。
 潜在意識の働きといえば、以前に小説を書いた時のことを思い出しました。心の中に展開されるイメージをただ描写していく、そんな感じでした。あれも、それまでの体験の積み重ねを元に潜在意識のお魚たちがつむぎ出した物語ではなかったか、ということに思い当たりました。
 10step。今回の講習は、人間の能力、心の内部を探る旅行だったのだと気付いた。旅を終えて元の自分とは違う自分になっていた。

<9ステップ>
【体性感覚訓練】息を吸う時、様々な感覚が流れ込んでくるようなイメージした。感覚のひとつひとつを個別に行っているときには、その感覚に関連した映像が浮かんだ。
【最古の記憶】庭に芝生がはえていて、近くに花壇。木製の緑側がある。そこで遊んでいる。
【全体の感想】情報に重みをつける「要」の力、これを鍛えていきたい(栗田注:「要」は講習で学ぶキーワードの一つです)。

<10ステップ個別体験談>
【指回し体験】眠気ざまし、集中力アップの効果があったように思う。初めは動かなかった指がスムーズに動くようになってきたのは喜びであった。
【夢変化総括】以前に比べて夢を見たと記憶していることが増えた。以前は少なかったが、夢の内容を覚えていることも増えたと思う。
【十二脳神経刺激法体験】30図で色の見えなかった図に色が見えるようになった。
【共鳴・暗合現象体験】樹木法を行った時に隣に座っていた妻とほとんど同じ図を描いていた。しかもこの時のみ描いたヤシの木(めずらしい)だったのが驚きだった。
【閉眼視野の変化】4A6B0C、感覚派。訓練を続けるうちに、最初は感じられなかった視野の変化がわかるようになり、さらにその動きそのものが見えるようなものも出てきた…。
【イメージ感覚訓練の体験】光環球は初めから指の間を風が抜けるように感じた。足は最初は全く感じなかったが最後の方で左足だけ、うずまきのようなものを感じられた。眼気では手に圧力を感じた。
【イメージの能力の変化】イメージの世界ではなんでも可能なのだと思った。どんなに詳細に思い浮かべることも現実にはありえない大きさのものも思い描ける。無限の世界である。
【5分間指回し】10stepで、各指で風景の断片が浮かび、色の模様と解けあって消えていった。うたたねした時に夢を見るような感じだった。
【観色度変化】最初に見えたのは黒い縞の上にうねって見える色の帯(緑っぽい色が多い)。次に白地の方が黄色っぽく見えた。格子柄のふちが赤く見えたのが最後。
【閉眼手動変化】手を回している方向でもやもやした動きが見られる。閉眼時の視野は開眼時の視野よりも広い気がする。
【感情・情緒変化】振り返ってみると、情緒が安定してきたように思う。
【感覚鋭敏化】視覚は鋭敏になり、夜道の風景がくっきりコントラストがついて見えるようになった。皮フ感覚は初めに比べると鋭敏になった。
【呼吸法】何度も繰り返すうちに、イメージが自然に浮かぶようになった。気持ちが落ち着く。
【仕事、日常生活への役立て】資料を速く読む。潜在意識の把握能力(実験の観察、データの分析)に役立てたい。


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