■10倍突破 
  SRS速読体験談 No.57 B

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☆初級10倍速読突破体験談 No.57 <2001.10.3掲載>
「イメージ訓練に多くの発見があり、理解度が格段に進歩」

 SRS速読法初級5回講習(第351クラス)に参加した的○武○氏(男性28歳、初速2640
字/分→最高49400字/分、18.7倍速読突破)の10倍突破体験談を紹介しましょう。

 速読に初めて興味を・関心を持ったのは高校2年の時のことです。月並みですが、大学
受験に役立てたいという目的でした。速読に関する本を何冊か読んで練習したものです。
しかし、訓練内容がよく理解できないこともあり、等閑になってしまいました。その後は、
速読についても大して関心を抱かず、資格を取り、就職し、今に至りました。就職して、
一応知的職業に分類される人々と仕事をしていて、「この人たちは、何にも知らないのに
(専門分野に関する知識だけしかないのに)全てをわかったような顔をして生きている…。
こんなことでは、だめになる」と思い始めたのです。
 と同時に「じゃあ、私は、一体何を知っていると言うのだ?知っていることといえば、
仕事で使う微々たる知識と、日常生活の作法くらいのものではないか」という事実に気付
いたのです。「私は、解決したい問題や関心事に対して、さもわかったような顔をして時
間を過ごしてきてしまった」という恐怖心が湧き上がってきました。
 ちょうどそんな頃に、三省堂書店で本を買った時の紙袋の中に、「栗田式速読法」のチ
ラシが。失われた時間を取り戻そうと思い、速読を再発見したのです(これも出会いの不
思議さですね)。
 時間的なことも考え、まず通信講座で速読初級を始めました。この時の初速は1050字
でした。この結果には、正直ショックでした。「あー、1分間にこれくらいしか読めない
のだ…」と。
 断続的に、ビデオを見て訓練し、添削を出し、最速で11,000字程度になりましたから、
まあ10倍突破と言えましょうか。ただ、ビデオを見ていて、「栗田先生のお話に対する私
の認識は本当にこれでいいのか? 訓練に対する理解はどうなのか? 他の人たちはどん
なことを考えているのか?」などと不安が何度もよぎりました。教室に通学できる時間的
な余裕ができ、また、初級講座が6月に開講されることを知り、(このころには、SRS
の能力開発には、無限の可能性があると思い始めていましたから)迷わず申し込みました。
 一応ステップ10までは済ませての参加でしたが、教室での次々行われる訓練の数々に
驚きました。多くの発見や変化を体験でき、楽しかったです。また、通信で練習していた
時の疑問もその時々に解決されていきました。
 特に、イメージ訓練では、多くの新しい発見がありました。それを少し整理しておきた
いと思います。(イメージ空間について)イメージをどこに描いているのか? それはよく
わかりませんでした。印象として、目を閉じた空間を見つめながら、その空間に広場や風
景を描いていたように思います。
 今は、胸の中であったり、頭上であったり、首の後ろであったりします。自分の周囲を
広大なイメージ空間として意識でき始めたように思います。
 また、イメージを描く場を設定するとき、決まって出現するのは小学生の頃までに見た
故郷の風景でした。原体験というものは強力なものですね。(イメージ訓練での体験)。
 7・8ステップの回転法やドームイメージ法を行っているときに、自分というものが消
え去って、勝手にイメージが動き出す感覚に襲われました。とりあえず、イルカの動きや
噴水の動きはイメージし続けているようですが、意識はまどろみ、左の耳に耳鳴りを覚え、
身体の揺れを感じました。イメージ空間自体に自分が包み込まれたような不思議な感覚で
した。山道に咲く花をイメージしていると、道端に咲く花が大きなチャボに変じたりと、
予期せぬことが起こるので、驚きと楽しさがありますね。
 学習した様々なイメージ訓練を日々復習して、味わって行きたいと思います。8ステッ
プで、10倍突破を目指しましたが、約9倍の25000字(通学初速2640字)でした。しか
し、ここまで到達して「40000や50000や100000といっても別に不可能なことじゃない
よ」と思います。理解度には、まだ正直なところ不安があります。しかし、現段階で1000
字・2000字・3000字という段階の理解度は格段に進歩していますから、「10万字読める
ようになれば、1万字や2万字で理解度90%は充分可能だね」という確信があります。
 「加速」と「リズム」が重要です。あるブロックを見たと思ったら次のブロックに…、
いや、というよりも「目標を突破するためのリズムを保ちつつ、1テンポの間に見なけれ
ばならない範囲を必死に入力する」といった方が適切かもしれません。必死にもがくこと
が絶対に必要だと思います。自分のリズムを会得すること、これには、教室で実際に声を
出して行う「ワナワナ・リーディング」が非常に有効でした。99%まで音の社長を封じる
ことに成功しました【以上は8ステップ後の感想文】。
 【以下は初級を終えての体験談】 なんとか、10倍突破にこぎつけました。最終日は
もがきっぱなしでした。初級講座を終えて振返ってみると、怠けたり頑張ったりで、反省
することが多くあります。自分なりに今後の決意として「課題」をまとめておきたいと思
います。
 (1)周辺視野の開発に一層努力を注ぐ訓練前に比べると、視野は広がったと思いますが、
周辺視野でもっと確実に多くの情報をキャッチできるように基本訓練・補助訓練の復習
と、日常生活での工夫を重ねていきたいと思います。
 (2) 智性の向上に努め、内面の辞書を充実させる「紙の上には『意味』はない。紙の上
にあるのは、『インクの染み』だ。『意味』は『内面の辞書』に記されている」という先生
の言葉は衝撃でした。当然のことをおっしゃったのでしょうが、この事実を私は忘れてし
まっていたような気がします。「内面の辞書」を充実させる生き方を心がけます。
  (3)日々の生活で「加速」を意識する何事に臨むにも、「加速」して行うことが効率的
です。ただ、油断するとすぐに等速運動になってしまうので、日ごろより注意します。そ
して、何より、「初心を忘れない」ことですね!
 2ヶ月間は、あっと言う間でした。栗田先生、スタッフの皆様、どうもありがとうござ
いました。先生の講義で、様々な固定観念を崩すことが出来ました。今後も日常生活で訓
練を続け、認識の転換を目指したいと思います。
 九月開講の中級講座にも参加させていただこうかと考えているところです。その折には、
栗田先生、スタッフの皆様方、よろしくお願い致します。
 
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