■10倍突破 
  SRS速読体験談 No.218 B

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☆初級一泊研修20倍速読突破体験談 No.218 <2002.6.8掲載>
「呼吸法で気力が満ち、視野の広がりを感じ、10ステップで、意味が浮かび上がって来て、最大の喜びと感動を得た」

 SRS速読法初級一泊研修(第372クラス)を受講した上○○氏(男性27歳、初速990
→最高29050字/分、29.3倍速読達成)が主に8ステップを修了した段階で書いた20倍
突破体験談を紹介しましょう。


 まず効果を感じたのは呼吸法でした。明らかに体中がほてって気力に満ち、視野の広
がりを感じました。そして呼吸を整えると、周辺の文字がワッと浮かび上がってきました
(光りはしませんでしたが、個人差があるということなので、安心しました)。
 そこでふいに思い出したのですが、小学校低学年のころには、一人遊びとして、何の苦
もなく周辺を浮かび上がらせていました。
 3行読みに入ってすぐ、「浮かび上がらせればよいのか?」と思って、とにかく最初の
呼吸に集中するようにしました。すると、浮かび上がるテンポが遅く、かえってブレーキ
をかけてしまいましたが、後にはドミノのようにパタパタと浮かんでいきました。
 次には3行が苦しくなってきました。きっちり3行守っていられなくなったのです。律
儀に3行を守るのをやめてしまい、進めるテンポを浮かび上がった文字にまかせると、グ
ッと速度が上がりました。
 最後にはワナワナと唱えることで、とうとう一万字を超えてしまいました。おまけに、
文章のどこにどの印象の事柄があるか、分かってきました。見てるだけじゃないか?とも
思いましたが、それこそが以前はできなかったはず、とすぐ気付きました。
 その後、10ステップで、驚くべきことが起こりました。速度を落とした速読で、浮き
上がっていた文字から、さらに意味がススッと浮かび上がってきたんです。うれしくなっ
て、意味の分かる速読を訓練中にしてしまい、思いきって速度を上げるのを忘れてしまっ
てあわてて修正したところ、最終的に29000字。
 最後のSTEPで、2日間中最大の驚きと感動が得られました。
 ありがとうございました。
[栗田注: 上野氏の言う「周辺視野で見た文字を浮かび上がらせる」という体験は、
一種の視覚の変容体験を示唆しています。しかし、それが速読訓練に必須というわけでは
なく、そのように指導をしているわけではないので、他の受講者はそこを勘違いしないよ
うにしてください。あくまで、この人の場合はこうだった、という一例として理解してく
ださい。速読の際に起きる視覚の変容体験は多様でしかも個人差があり、皆が同様に起き
るわけではありません。ただし、視覚の変容体験は、それが起きた場合には、進歩の目印
にはなります。講習でのアンケートによれば、初級受講者のほとんどの人が何らかの視覚
の変容体験をしているものです]

 
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