■10倍突破 
  SRS速読体験談 No.897 B

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■速読は音読の延長にはありません。
 したがって、従来の読書を速くしようと思って努力しても、
 失敗するのは目に見えています。
 ではどうしたら速読ができるのでしょうか。
 その答えがSRS能力開発法です。
 それは従来の「音の読書」を「光の読書」に進化させる必要があるのです。
■SRS能力開発法では、心身の六領域を訓練して、
 知的情報処理を総合的に高めます。
 その上で読書の方式を進化させて速読が可能になるのです。
 「能力の総合的本質的な高まり+方式の進化」、
 この二つが相伴って初めて速読ができることを理解しておきましょう。

☆No.491初級SRS速読法半月クラス30倍突破体験談 No.897 <2009.3.11掲載>
推奨体験談
「他団体の速読を受講し、
  3週も通うと従来の方法に限界があることを実感し、
   読書のパラダイムシフトが必要と考えたときに、
    SRSの3D写真の本で世界の見え方が変わって感動し、

 SRSの初級コースを受講する決断を下し、
  新たな仕方で見る・理解する・読書することを学び、
   心身を総合的にバランスよく使う重要さを発見し、
    30分の通勤電車で2冊の本が繰り返し読め、

 週に30冊の本を読み内容に暗合する体験もし、
  光の読書ってすばらしいと思い、
   以前の読書がいかに限界のある方法かを再認識し、
    より元気に仕事に取り組むことができ、

 仕事の合間に指回しをして役立て、
  入浴時の指回しで過去の記憶が次々とよみがえり、
   植物観察の楽しさが発見できたことも大収穫で、
    毎日公園に行き植物を観察するようになり、

 草花の本を買い少しずつ名前を覚え始め、
  成長することや観察することの大切さを知り、
   毎日夢を記録して内容の想起量が増え、
    夢はまとまりや物語性があり、

 主人公の交替する夢も体験し、
  共鳴呼吸法を毎朝実践して落ち着いた気持ちになり、
   穏やかで優しい気持ちで日々が過ごせ、
    イメージは連続的に描けるようになり、

 10ステップを終了して充実感でいっぱいで、
  SRSでの学びや気づきを滋養として、
   学んだ訓練を日常で継続して努力し、
    実りある日々を過ごしていきたい」
 
 2007年4月7日~4月21日に文京区のSRS研究所の教室で開催されたSRS速読法の第491初級半月集中クラスに参加したA.N.氏(35歳。男性。初速1440字/分→最高53200字/分。36.9倍速読達成)が8ステップ終了時に書いた30倍突破体験談を紹介します。後半には最終日に書かれた個別体験談を付加しました。

<30倍突破体験談>
 僕は次のような経緯でSRSの速読を受講することになった。
 ①06年12月:コンタクトレンズの霞みが気になる。
 ②07年1月:視力回復に関心を持つ。手に取った本の中に、SRSではなかったが、視力回復と合わせて速読を紹介しているものがあった。
 ③2月前半:他団体の速読を受講することにする。
 ④2月後半:3週も通うと大阪の社長には限界があることを実感し、読書のパラダイムシフトが必要だと考えるようになる。一方で「3D写真で目がどんどん良くなる」を毎日5分程度見るようにしていた。次第に周辺視野が活性化してきて、ある時、世界の見え方が変わっていることに気がつく。この体験の感動からSRSの受講を決断する。
 ⑤3/2:SRSに電話して受講の意思を伝える。
 ⑥3月前半:指回し体操の訓練スタート。30秒あたりの回数を毎日記録する。
 ⑦3月後半:指の開閉、屈伸、足指の開閉、屈伸、摩擦、外返しも毎日記録する。
 ⑧4月:百ます計算のドリルを始める。
 ⑨4/7(土):初級コース受講開始。見ること、理解すること、読書すること、心について、身体を総合的にバランスよく使うこと、いろんなことを発見できた。
 速読はもちろんだが、とりわけ、僕にとって大きな収穫だったことは、植物を観察する楽しさを発見できたことだった。これまでの人生で植物にほとんど関心を持っていなかった。しかし、今回の受講を通じて、僕の心の中には植物のファイルが、まだとても小さいけれど確実に形成されたのだ。今後このファイルをより大きく広く、豊かなものに育てていきたいと思う。
 速読を学ぶことはツアーに例えられる。旅の終わりには達成感と共に少しの淋しさが残る。
 昔、学校の授業で男の先生が「寂しさ」と「淋しさ」の違いについて説明していた。「寂しさ」はウカンムリなので家の中で感じるひっそりとしたさびしさ。「淋しさ」は広大な木々の中を静かにゆっくりと降りつづける雨のようなさびしさ。僕は後者の「淋しさ」のイメージがわりと好きだ。雲のような霧雨が林を通り抜け樹木と土をしっとりと濡らす。その水はその後の成長のための滋養となる。受講はあと1日で終了するが、日常の生活は続いていく。そしてそこには新たな発見と感動が待ち受けているはずだ。
 SRSで学んだこと、気付いたことを滋養として実りある日々を過ごしていきたい。そのためにも、最終日をしっかり受講して、SRS初級受講という体験ファイルの玉を完成させようと思う。
 <追記>10ステップを終了しました。
 充実感でいっぱいです。指回し体操をはじめ、ここで学んだ訓練をこれからも日常的に継続して努力していこうと思います。栗田先生、スタッフの皆さん、そして491のクラスの皆様、本当にありがとうございました。

<チェックリスト>(メールにて提出)
【気づき】

 ◆4/14(土):受講後、家に帰って洗濯物をたたんでいると、ふいにばあちゃんのにおいを思い出した。
 ◆4/15(日):朝、少し早めに千駄木に来て、須藤公園を散歩した。町内会らしき人たちが清掃していた。鳥居へと続く池沿いのところに60cmくらいの大きさの石があった。表面には半同心円状の線が白色で何本もかかれていた。いたずら書きのようにも思えるが、何か意味ありげに見えて不思議だった。
 ◆4/15(日):今日、配布された全人会ニュースの1ページ目の写真は軽井沢塩沢湖の冬景色だった。1996年に半年間ほど塩沢でアルバイトしてたことがあり、自分にとってはとても思い出深い場所。自分のなじみの土地と思いがけず出会えてちょっと嬉しい気分になった。
 ◆4/16(月):片道30分弱の通勤電車の中で2冊の本を読んでやると意気込み、帰りの分も合わせて4冊持って出かけた。満員電車の中、本を読める位置に移動して読み始めるとあっという間に2冊読み終わってしまった。時間が余ったのでもう一度通して読んだ。2冊を読めるかなと心配した自分がおかしかった。帰りは2冊の本を3回繰り返して読んだ。光の辞書が増えていく。読んでる途中で文庫本の1ページってこんなに小さかったんだと思う。加速していくと2ページが視野に入り、目の前で口を開けて眠っている男の人の顔も視界に入り、窓の外の流れる景色も一緒に見えてくる。まるごとくじらがゴスンゴスンと倉庫に入るように文字が入ってくる。光の読書ってすばらしい。
 ◆4/16(月):雪舟の絵を見てなるほど須藤公園だと思った。須藤公園の波紋石(勝手に名づけた)は青海波の模様を表してるのかなと想像を巡らす。
 ◆4/16(月):湯ぶねでいつものように指回しを1000回やったあと何気に閉眼視野を観察してみるとはっきりとした明るい紫色に包まれていた。こういう見え方ははじめて。
 ◆4/17(火):夢の内容。高校で同窓会なんだけど、そこで速読の勉強会もすることになっている。僕の悪友だったGさんは医学部を出たことになっていて、O君は速読をすっかりマスターしている。夕方になり窓の外を見ると月と太陽が並んで見えた。片方は日蝕が起こっていてダイヤモンドリングが見えた。珍しいので写真に撮っておこうと準備してる間に終わってしまった。高校の設定だが前の職場のKさんや小学校のときのS君とかもいた。そのうち採血をすることになり中年の看護婦さんが僕の右腕に注射をする。しかしなかなか血管に刺さらず、そうこうするうちに僕の表面の皮膚を30cmほど切ってしまう。出血や痛みはなく、ビニールのような薄い皮膚が左右にだらしなく広がってしまった。テープで止めておこうとするがうまく止まらない。校舎の風景を懐かしく見ながら想起スケッチをしなきゃと思う。女子が夕食に寿司を注文していたが、栗田先生の奥さんが夕食の準備をしていたことを知り時間をずらしてそれぞれ食べることにする。屋外でジャンプ訓練が始まり栗田先生が手本を見せる。腰を深く落としてジャンプを繰り返すと、どんどん高さが増し、ついには10Mくらいの高さをびょんびょんと飛び跳ねた。大地の力をうまく活用するようにとの説明を聞くと僕もびょんびょん飛び跳ねることができた。
 ◆4/19(木):直列と並列の応用例について考えてみた。例えば、ひらがなの「い」という文字を書くとき、その書き順は決まっている。左上から下に下り、右上にはねて右下で止める。ある一定の方向に向かうという点でこれは直列。しかし、「い」という文字を見るときは一度にまるごと見て認識する。左の縦棒と右の縦棒を別々にはみない。つまり並列的にとらえている。左は見たけと、右はまだ見ていないので、その文字が「い」なのか「り」なのか「は」なのか「ほ」なのか分からないということは決してない。これまでの読書のやり方がいかに特殊な方法であったかを再認識する。
 ◆4/20(金):公園の樹を観察する。標識がついている樹は名前を覚えられる。サンゴジュ、イロハモミジ、エンジュ、スダジィ。ツツジの花はちょっとずつ少なくなってきている。葉がハート形をしていたあの花はカタバミに違いない。

【ちょっといい話】
 ◆4/14(土):入口の筍(たけのこ)が伸びていた。1週間前は土から顔を出したくらいだったのに腰の辺りまで生長している。見ていると、その生長は自分のこの1週間の成長のようにも思えてくる。先日買った「草花と木」という本に「ひまわりを育てよう」というページがあった。5月に種をまき8月には花が咲く。来週で10ステップが完了するが、ここで学んだことを忘れないようにするため育ててみようかと思う。日々、水をやることで、毎日少しずつでも成長することの大切さ、よく観察することの大切さを思い出させてくれるに違いない。そして、ひまわりの花は、受講初日のクラスの風景も同時に想起させてくれることだろう。
 ◆4/20(金):今週は寝る前に紙とペンを枕元においておき、目覚めるとすぐに夢の内容を書き出すようにした。(下記のコメントには17日の内容だけ記してある)見た夢を時系列に並べて見るとまた違った意味が見えてきそうで面白い。しばらく夢記録は続けていこうと思う。
 ◆4/20(金):今週は30冊の本を読んだ。このうち28冊は「ローマ人の物語」の文庫本だ。読んだ内容や言葉で、小さな暗合がいくつかあった。カエサルを扱う6冊を電車内で読み終えて家に帰ると長崎市長が射殺されたニュースをやっていた。長崎は僕の故郷。その後、テレビや新聞で長崎の方言や風景が写し出された。ニュース自体は「いい話」なんかではないけれど、思いがけず長崎の記憶を刺激されることになった。
 
<9ステップの体験談>
【夢変化】毎日、夢を記録している。想起量が増えている。
【役立て】仕事の合間に指回しを行っている。
【イメージ訓練/フロンティア確認】感覚を取りさっていき、自分のドライビングフォースがあるという場所は真白な空間だった。そこは上下左右天地のない空間だった。金斗雲に乗って移動するが、どこにも果てはなかった。下方に降りていった時に少しだけ温度が下がり、ひんやりとした感じがあったくらいだ。
【九方陣拡大法】初めは青空の下、さばくのような空間でパネルに乗っていた。拡大していくうちに小学校の校庭になり、そして、東京上空に浮かぶ魔法のじゅうたんのような広がりに変わった。
【全体の感想】単純にものごとを見よう。自分で難しくしないことに気をつけよう。「同じ文字光れ」の訓練では上下2-3行の同じ文字も光って見えた。植物の話しが1stepの頃とは違って自分にひびいてくる。おもしろいしもっと知りたいと思う。書き出しは量より質を重視して要集力を高めようと思う。

<ステップ10の個別体験談>
【指回し体操】午前中の方がよく指が回るような気がする。中指、薬指がよく回るようになった。
【夢変化総括】ここ1週間は寝る前に枕元に紙とペンを用意しておき起きたら夢の内容を書き出すようにした。自分が主人公でない夢をみたり、ストーリー性のあるまとまった夢を見ることができた。
【睡眠変化】元々寝付きがよくぐっすり眠れるのでそれほど大きな変化は感じなかった。
【十二脳神経刺激法体験】この訓練もこれから日常的に行うようにして心と身体を常にシャキッとさせるようにしたい。
【四肢末梢運動体験】初めは足指の開閉がもどかしく、ただリキむだけだったのが、しだいにグーパーの感じで動かせるようになった。
【共鳴・暗合現象体験】本で読んだ言葉が新聞やニュースで入ってくる言葉と共鳴したりした。
【閉眼視野の変化】10A、感覚派。手足を動かすことで視野に変化があることは、おもしろい。身体は総合的なものだ。
【イメージ感覚訓練の体験】音振動は初日と比べると最終日は手全体にビリビリと感じた。鋭敏になっている。光の環をバウンドさせたとき、右の衝撃が左にも伝わってきた。
【イメージ能力の変化】イメージを思い描くとき、初めは連続的に上手にできなかったが、しだいに連続的に分断されることなくイメージできるようになった。
【体調・元気度変化】速続で頑張ろうというテンションが仕事の時にも影響してより元気に取り組むことができた。
【5分間指回し】お風呂の中で5分以上指回しをしていると過去の記憶が次々とよみがえる体験をした。全体的に緑色が出ることが多い。
【観色度変化】初めは24図しか見えなかったが、すぐに30図すべてに青色を観察できるようになった。右下の真黒な図にも色が見えだし、stepを重ねるにつれはっきりと全体に色がついて見えるようになった。
【閉眼手動変化】最初は動いている影のようなものは見えなかったが、見えるようになった。
【感情・情緒・性格変化】花を毎日観察するようになったせいか、穏やかで優しい気持ちで過ごしているような気がする。
【日常生活・行動の変化】毎日公園に行き、植物を観察するようになった。草花の本を買い少しずつ名前を覚えて行こうと思う。
【呼吸法体験】毎朝日月の呼吸法を実践した。一日をゆっくりと落ち着いた気持ちでスタートできる。しっかり呼吸をしようとすると背すじが伸びる。
【役立て】東京の公園、寺社仏閣に足を運び、植物の見識を深めていこうと思う。
【最古の記憶】初めて保育園につれられて行き、1人残されて力の限り泣いた記憶。

<スタッフ注>
■第491初級クラス全体では、初速は平均876字で、
終回の平均は38059字/分(倍率の平均値は44.7倍)でした。

<参考>
【関連分野】=本体験が関連するSRSの諸分野
=速読法・体験法・活夢法・感情法・柔軟法・仕事法・感情法・
  運動法・健康法・共鳴法・観察法・成長法・想起法・散歩法・

注:SRSの諸分野はDVD教材で学ぶことができます。定例会ビデオDVD版。

参考:DVD紹介
 ■52回定例会「増幅法(体験・情報増幅法)」  1999年10月20日 講師 栗田昌裕
 
   -基本概念より-
 本講習では増幅力を高める指導をする。増幅力とは何か。以下の例からその本質を推測してほしい。皆さんが若干でも増幅力を持っていれば講習の概略も見えてくるかもしれない。

 ①遠くに鳥が飛んでいるのを見たとしよう。遠目では「鳥」としか分からないが、百倍にズームアップできる双眼鏡やビデオカメラで眺めれば大量の情報を得ることができる。これは「感覚の増幅力」があれば、得る情報が格段に増えることを示唆している。

 ②「わらしべ長者」の物語を知っているだろうか。手持ちの「わら」を出会いの中で次々と交換して長者になった人物の話だ。「出会いの増幅力」を活かすとこういうことが起きる。

 ③「一を聞いて十を知る」という言葉がある。一の情報を十倍に増幅する「知性の増幅力」を示す言葉だ。知性の増幅力には想像力、推理力の使い方が深く関わってくる。

 ④一度の失敗を最大限に活かす人がいる一方、同じ失敗を何度も繰り返す人がいる。これは「体験の増幅力」の違いだ。体験の増幅力には体験ファイルの作り方と記憶力が深く関わる。

 ⑤世の中には希望や勇気や喜びや幸福感や満足感を増幅して生きている人と、不快感や悲しみや怒りや苦痛を増幅して生きている人とがいる。前者を「正の増幅者」、後者を「負の増幅者」と言う。負の増幅者はストレスや身体不調をも増幅する。皆さんはどちらか。

 ⑥「一を体験して、十倍の価値を引き出す人」と、「十を体験して一しか理解できない人」との間には百倍の差がある。これが「増幅力」の差である。増幅力の差は理解力の差を生み、学習能力の差になり、行動力の差につながり、人生の差を造りだして行く。

 増幅には「何のために増幅するか」(目的)、「何を増幅するか」(対象)、「どう増幅するか」(方法)、「どこで増幅するか」(場)の大きな三側面があり、それぞれを的確にとらえ、適切に訓練することで人生の可能性が膨らんでいく。そのために必要な考え方と詳細な技術とを紹介する。的確で迅速な増幅力をマスターして、人生の過去・現在・未来をもっと増幅しよう。

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