本書「心身の科学」はSRS能力開発法を実践的に理解しようとする人々のために書かれた「全人会ニュース」(別名 SRS通信)のバックナンバーを収録したものである。
本書には、人間の情報処理システムを進化の流れに沿って変革し、未来の可能性を探る「SRS能力開発法」の各部門の指導内容と、科学的・統計的なデータとが提示され、詳細に解説されているほか、実際の受講生の体験談が多数収載されている。
問題意識を持ってじっくりと味読していただきたい。
「SRS能力開発法」は、速読力を入口とする能力開発の体系で、人生を内外の情報の流れとしてとらえ、それを扱う私たちの三つの過程(情報の入力、処理、出力の過程)を改善しながら、心の世界の改築を軸にして、生活の内容を高め、高度の意識に基いて、人生を健全かつ幸福に生きていくことをめざすものである。
SRSの体系には三つのレベルがあり、全体で180のステップからなる。
第一のレベルはsuper-reading
systemと呼ばれ、主として速読法を追求し、合計30ステップからなる。そのうち、第1〜第10ステップは初級と呼ばれ、過去320以上のクラスで平均10倍速読達成の実績がある。第11〜第20ステップは中級と呼ばれ、平均50倍速読達成の実績がある。第21〜第30ステップは上級と呼ばれ、平均70倍速読達成の実績がある。
第二のレベルはsubconsciousness
reconstruction system
と呼ばれ、潜在意識の再構築を追求し、第31〜第80ステップの合計50ステップからなる。
第三のレベルはsuper-consciousness
realizing
systemと呼ばれ、高い意識レベルでの生活の実現を追求し、第81〜第180ステップの合計100ステップからなる。
SRSの訓練には能力のあらゆる側面を改善し、全身の機能を向上させ、心の働きを高める工夫がある。そこには、八つの大きな部門(速読法、速書法、記憶法、心象法、瞑想法、気功法、健康法、教育法)がある(下図参照)。
八分野の周囲にはさらに16(第2陣)+12(第3陣A)の分野がある(以上を合わせて三十六分野と呼ぶ)。その外にはさらに12(第3陣B)の分野がある(以上を合わせて四十八分野と呼ぶ)。その外の分野もあるのはもちろんである。
南
空間法 |
管理法 |
活語法 |
学習法 |
思考法 |
通信法 |
環境法 |
柔軟法 |
知力法 |
感覚法 |
眼力法 |
企画法 |
心力法 |
超剋法 |
発想法 |
創造法 |
記憶法 |
速読法 |
速書法 |
旅行法 |
反応法 |
心場法 |
活夢法 |
心象法 |
SRS |
教育法 |
行動法 |
運命法 |
想起法 |
直観法 |
瞑想法 |
気功法 |
健康法 |
散歩法 |
高揚法 |
洞察法 |
気力法 |
調和法 |
共鳴法 |
呼吸法 |
重力法 |
樹木法 |
潜在法 |
制御法 |
気活法 |
福徳法 |
応響法 |
心易法 |
生命法 |
北
SRSでは、人間の持つ六つのシステム、すなわち、運動系、自律系、感情・情緒系、感覚・心象系、言語・知性系、潜在系を、総合的にかつ調和と均衡を保ちながら開発することを目指し、その上に、super-readingという新しい情報処理の方式を乗せて運営する。
六つのシステムは「六心」とも呼び、「六心と八分野を調和を保ちながらバランスよく伸ばす人」を「全人」と呼ぶ。
SRSの内容はSRS研究所の主催で、定期的に実践的な指導が行われている。
SRSの主要な分野は、学ぶ順番が定まっている。次図には、学ぶ順番の概略を示唆するものとして、「SRSをらせん状に学びながら、高め、深め、広め、活用するサイクル」を示した。詳細はSRS研究所への問い合わせで確認していただきたい。
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より高く |
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活夢法B |
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瞑想法B |
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記憶法B |
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心象法B |
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上級者向きの領域 |
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上級速読 |
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→中級速読→ |
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←初級速読 |
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初心者向きの領域 |
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心象法A |
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記憶法A |
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瞑想法A |
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活夢法A |
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より活用 |
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より広く |
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SRSは、東京大学、福島大学、東京理科大学、東京家政大学、文京女子短期大学、順天堂医療短期大学、防衛大学、自衛隊幹部学校、東京衛生学院、国立身体障害者リハビリセンター、筑波大学附属盲学校、横浜市立盲学校、文京盲学校などの教育諸機関や、開成学園父母会、日々谷高校父母会、千代田区中学校PTA、愛知教育大学附属中学同窓会、東海市教職員研修会、文京区教職員研修会、東京都私立短期大学協会、横浜中央病院、立川総合病院、三楽病院、放射線技師会、参議院会館、その他の多数の企業でも講演や指導が行われた。SRSの多様な技術は科学的に検証され、国内、国外の学会で九十回以上の報告がなされてきた。
以下の拙著も参照されたい(うち六冊は中国語に、二冊は韓国語に翻訳されている)。
「楽しく遊んでみるみる目が良くなるマジック・アイ」ワニブックス('01年)、「楽しく遊んでみるみる目が良くなるマジック・アイ2」ワニブックス('01年)、『「夢見の技術」で頭がよくなる』光文社('01年)、「速読法と記憶法」KKベストセラーズ('01年)、「視力低下は自分で回復できる」青春出版社('01年)、「栗田博士の驚異の速読法」学研M文庫('01年)、「肩こりはこれで治せる」廣済堂出版('00年)、「目標達成の方法」PHP研究所('00年)、「奇跡を呼ぶ指回し体操」学研M文庫('00年)、「潜在意識開発法」KKロングセラーズ('99年)、「栗田博士の活夢法入門」廣済堂出版('98年)、「知力を高める驚異の共鳴速読法」廣済堂出版('98年)、「子供の頭をよくする手指刺激術」KKベストセラーズ('97年)、「1日15分の知的散歩術」廣済堂出版('97年)、「栗田式奇跡の速読法」PHP研究所('97年)、「栗田式記憶法ハンドブック」PHP研究所('97年)、「共鳴力の研究」PHP研究所('97年)、「知の技術・勉強の仕方を磨く81の法則」大和書房('96年)、「視力ハッキリ!目の疲れ回復法」青春出版社('96年)、「脳を鍛える速読術」廣済堂出版('95年)、「栗田博士の超記憶法」廣済堂出版('96年)、「栗田式超健康法」廣済堂出版('95年)、「肩こりで悩むなんて」朝日ソノラマ('95年)、「栗田式新指回し健康体操」廣済堂出版('94年)、「読書スピードが10倍になる本」コスモ・トウー・ワン社('94年)、「栗田式超呼吸法」廣済堂出版('94年)、「栗田博士の頭と体をよくするSRS気功法」KKロングセラーズ('94年)、「栗田博士の目がよくなる眼力トレーニング」KKロングセラーズ('93年)、「栗田博士の速読法であなたの能力は全開する」KKロングセラーズ('93年)、「栗田博士のからだの痛みをとる本」KKロングセラーズ('93年)、「SRS記憶法」ダイヤモンド社('93年)、「心が強くなる本」PHP研究所('93年)、「驚異のイメージ訓練法」廣済堂出版('93年)、「症状別まわひねりき健康法」廣済堂出版('93年)、「指回し健康体操・実証編」廣済堂出版刊('92年)、「指回し体操が頭と体に奇跡を呼ぶ」廣済堂出版('92年)、「本当の自分に目覚める本」PHP研究所('92年)、「みんなできた!!一分20ページ読み・速読塾」文園社('92年)、「頭が良くなるコツがわかる本」コスモ・トウー・ワン社('91年)、「人生を拓くSRS速読法」文藝春秋社('89年)、「応用自在システム速読法」角川書店('88年)、「なぜシマウマは胃潰瘍にならないか。ストレスと上手につきあう方法」R・M・サポルスキー著、栗田昌裕監修、森平慶司訳、シュプリンガー・フェアラーク東京刊('98年)。
1999年4月吉日に
SRS提唱者 栗田昌裕
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