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[解説]
2005年6月2〜4日に、大分県東国東郡の姫島を2度目に訪れて、
アサギマダラのマーキングを行った。
最初の訪問で姫島から埼玉県に移動した個体が出たことはAsagi43に示した。
その後6月20日の朝に、メーリングリスト経由で驚くべき知らせをいただいた。
石川県珠洲市の高屋海岸というところでSRS1498を再捕獲したということだ。
確認されたのは、金沢市の松井正人さんという方で、6月18日のこと。
松井さんは写真で撮影した後、「IMM034 タカヤ」と書き加えて再放蝶された。
SRS1498は6月4日の朝にマーキングしたので移動期間は2週間になる。
その間に、アサギマダラが飛んだ距離は、約659kmになる。
私が姫島で撮影した写真を上下に示す。上は、左側の翅の写真。背景は畑である。
下の最初の写真は頭部の側面写真だ。これは立体視が可能だ(顔の特徴は??)。
下の2番目の写真は、腹部と顔面の反対側の写真だ。腹部は特に太っていない。
SRS1498は、6月4日の朝8時17分に捕獲して標識をした。
6月4日なのに6/3と記載したのは書きミスである。場所はSRS1070と同じ。
スナビキソウを保護する畑で捕獲・標識をした。上の写真の背景がその畑だ。
このニュースは、埼玉に飛んだSRS1070の場合と同様、3つの驚きをもたらした。
第一はこれが姫島のアサギマダラが島外で再捕獲された第二例になったことだ。
これは「歴史」の第二頁になる。
第二の驚きは、14日後に、発見された場所が、能登半島の北端だったことだ。
姫島から近畿〜北陸圏に移動することは予想していたので驚きではないが、
能登半島の先端まで行ってから見つかったのは予想を超えてすごいことだ。
第三の驚きは、能登半島の先端でちゃんと捕獲してくださった方がおられることだ。
遠方に飛んでいくアサギマダラも素晴らしいが、それを絶妙のタイミングで、
捕獲・確認してくださる方がちゃんとおられることはもっと素晴らしい。
SRS1498はこの先どこへ行ったのであろうか?。想像がふくらんでいく。
素直に考えると、能登半島の海岸から佐渡島に渡ることが考えられる。
あるいは新潟県に渡って東北に行く可能性もある。謎が謎を呼ぶというべきだ。
「姫島→埼玉県、姫島→石川県能登半島先端」という2頭の移動例から考えると、
姫島を通過した個体は、事実上、日本中に広がっている可能性がある。
あとは、東北で再捕獲される個体があれば、そこがはっきり見えてくる。
【上の写真はパラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
メッセージ「やはりアサギマダラはすごい!!
それだけでなく、
移動したアサギマダラに遭遇する人間もすごい!!」
----小さい旅は心の旅、発見の旅----
---SRSは地球の能力開発---
---心の中の自然を育てよう---
【撮影・解説:栗田昌裕 050604撮影050621記】
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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参考: 【移動情報】の詳細
大分県東国東郡姫島→石川県珠洲市高屋海岸
移動距離約659km(移動日数14日)
標識:SRS1498 ヒメ 6/3
性別:♂
前翅長:54mm
1■標識地:大分県東国東郡姫島村
標識日:2005年6月4日8時17分
標識者:栗田昌裕
備 考:スナビキソウを保護する畑にて吸蜜中。
鮮度は新鮮。外縁の白毛は保たれている。
天気は晴れ。
↓
再捕獲地:石川県珠洲市高屋海岸
再捕獲日:2005年6月18日 7:36
再捕獲者:松井 正人
天 気:くもり
備 考:撮影後に「IMM034 タカヤ」を書き込み再放蝶
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