82■コチャバネセセリは春型と夏型で翅の縁の模様が違う
   セセリチョウ科/小さい旅50/パラレル法

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【解説】
コチャバネセセリはセセリチョウ科の蝶。コチャバネ=小茶翅、である。
 北海道から九州まで分布する。越冬は終令幼虫で行う。
  食草はメダケやミヤコザサなどのタケやササ類。

年2回、4〜5月と7〜8月に発生する。
 翅の裏は、地色は茶色で、翅脈が焦げ茶色の筋を描いている。
  春型は翅の縁が黄白色の毛で覆われるが、夏型はそれが黄と黒のまだらになる。

幼虫はササの葉をくるんだ形の巣を作り、巣を食べていく。
 終令幼虫の巣は、1本の主脈でぶらさがった独特の形になる。
  蛹になるときは、巣ごと落下して、巣を伴って歩き回るという。
 
写真は群馬県沼田市の玉原高原で撮影した。これは春型の個体である。
 林縁の草原を弾丸のように飛び、バラ科の植物の葉に止まっていた。
  この日は合計2頭を目撃しただけであった。 
 
     【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】

メッセージ「目立たない世界にも、
         知ると楽しい数多くのユニークな出来事がある」

       ---小さい旅は心の旅、発見の旅---
       ---SRSは美しい地球の能力開発---
       ---心の中の自然を育てよう---

      [撮影・解説:栗田昌裕 050629撮影050701記]
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