84■オオチャバネセセリはイチモンジセセリ似のやや大型のセセリチョウ
   セセリチョウ科/小さい旅53/パラレル法

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【解説】
オオチャバネセセリはセセリチョウ科の蝶。
 分布は北海道から九州まで。普通種と思ってよい。
  国外では、朝鮮半島、サハリン、中国などに分布する。

6月から10月頃まで、平地では年2回発生する(寒冷地では年1回の発生)。
 食草はタケ科、イネ科の植物。
  蛹で越冬するが、セセリチョウでは珍しい。
  
外見はイチモンジセセリと似ているが、やや大きく、後翅の銀色の斑紋が異なる。
 イチモンジセセリでは、文字通り、斑紋が一直線に並ぶが(26、58番参照)、
  本種では、斑紋はジグザグ状(=互い違い)になるように並ぶ。

写真は、6月末に群馬県の沼田市の標高800m程度のところで撮影した。
 新鮮なクジャクチョウとともにラベンダーの花に吸蜜に来ていた。
  チャバネセセリやコチャバネセセリも名前は似るが、模様は似ていない。
 
     【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】

メッセージ「生物種には類似のものが少なくないが、
       違いが分かるようになると、
        自然観察も楽しくなる」

       ---小さい旅は心の旅、発見の旅---
       ---SRSは美しい地球の能力開発---
       ---心の中の自然を育てよう---

      [撮影・解説:栗田昌裕 050629撮影050703記]
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