158■オオオナモミ キク科オナモミ属

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 オナモミだとばかり思っていたが、これはオオオナモミであることを最近知った。オナモミは現在は東北地方以外にはまれにしか見られないという。オナモミの実(=果包)は1〜2センチであるのに対して、オオオナモミは姿はそっくりだが、実は2〜2.5センチと大きい。北アメリカ原産で、昭和初期に日本に入ったという。関東地方以西の都市周辺にふつうに見られるという。かなり速い拡散ぶりだ。現在は、第二次大戦後に入ったイガオナモミが急速に広がっているという。古いものは駆逐される?「実」(=果包)には棘があるが、この「実」は、総苞というものが2個の果実をくるみこんだものになっている。「実」も一様ではない。植物の世界は身近な植物に限定しても奥が深い。 
[撮影・解説:栗田昌裕]
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