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東京の後楽園ドームは野球で有名だが、もともとあった後楽園は都立の庭園である。岡山の後楽園と区別するために、１９２３年以来は、小石川後楽園と呼び、国指定の特別史跡・特別名勝になっている。水戸徳川家の江戸上屋敷の中にあった庭園で、１６２９年に、初代藩主（頼房）が作り始め、２代目の光圀が引き継いだという。回遊式築山泉水庭園である。比較的コンパクトで、一時間程度で全体を見ることができる程度の大きさだが、変化に富んだ風景が造り出されている。今は、近くに文京区役所の建物であるシビックセンターが立ったため、そこから見下ろした全体像を楽しむことができる。時代の進歩のたまものである。想像力をふくらませて庭園の景観をとらえてほしい。高所からの景観を活用して記憶力を高めたいと思う人は、ＳＲＳの「ワイキキ鳥瞰記憶法」のビデオで学んでほしい。
[撮影・解説：栗田昌裕]
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