【今週のちょっといい話】 第1067話−第1070話

 
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第1067話(栗田)■高橋氏が「七大陸最高峰登山」を達成して朝日新聞の記事に
「2005年1月24日の朝日新聞を見ていたら、SRSインストラクターの高橋和夫氏(47歳)に関する記事が掲載されていました。
 記事は、3面の『世界の鼓動欄』にあり、そのタイトルは、
    七大陸最高峰 『普通の人』 登頂を達成
というものです。その趣旨は、『1月3日に、南米最高峰のアコンカグア(6959メートル)に登り、念願の7大陸再考登頂を達成した』ことです。
 さらに、『昨年の12月のホノルル・マラソンで、20回連続出場、完走を果たした』ことも紹介されていました。
 昨年5月にエベレスト(8848m)に登った後、約8ヶ月で、七大陸最高峰の残りの四つを一気に登ったことになります。最後に紹介された高橋氏の言葉は以下の通りです。
 『何人目の達成者などという記録的なことに興味はない。私のような普通の人間でも運があり、素晴らしいガイドに恵まれれば願いはかなう』。
 高橋氏は行く先々から、お便りに貴重な資料や写真も添えて送って下さっていました。寄せられたエピソードの一端は、過去の『ちょっといい話』でも紹介して来ました。
 4月のエベレストから、マッター・ホルンも含めて、世界七大陸の最高峰をあっという間に達成してしまった気力と体力と努力には、登山の素人である私には推し量ることができないほどのすごいものがあると思います。もちろん、ホノルルマラソンに、20代後半から初めて、20年間連続完走してきたことも、すごいエピソードであることは言うまでもありません。記事で『普通の人』とあるのは、高橋氏が、いわゆる『年期の入った登山家』ではなかったということです。登山に関しては、本当に普通の人だったのです。
 明確に目標を定め、一歩一歩着実な努力を継続・蓄積して、ついにはとんでもないことを達成してしまうその姿勢には、学ぶところがたくさんあります。
 仲間の輝かしい快挙を心からお祝いしています」。
                            (栗田昌裕。SRS提唱者。050124記)。
<追記> 高橋氏のエピソードは、「ちょっといい話」の第331話でも、
 「■エベレスト登山が新聞記事に掲載された」
として紹介しました。その記事は、2004年3月25日の朝日新聞に載ったものです。
 また、04年12月15日の「ちょっといい話」の第953話では、
 「■世界七大陸最高峰の最後であるアコンカグア登頂を目指して」
として紹介しました。今回、見事にその登頂に成功して、「セブン・サミッター」の一人になられたのです。
 高橋氏は、今回の登頂の際に、私の著書を山頂まで持参して、山頂で一緒に写真を撮ってきてくれました。それについては、明日の「ちょっといい話」に紹介します。 


第1068話(読者)■自宅の周囲で素晴らしい風景を見ることができて感動した
 「15分の知的散歩術」
     (廣済堂出版。栗田昌裕著)の感想文。
「前略。『1日15分の知的散歩術』を読みましたが、お陰で、自宅の周囲を散歩して、一寸高台の坂を登り、遠方の山の風景を眺めましたところ、今までに見たこともない山の風景を見ることが出来ました。
 素晴らしい風景に感動しました。
 更に、座間市役所の7Fの上の屋上が回廊展望になって居り、スバラシイ山々が一望に眺められ、クレヨン画クレパス画ですが、絵を描く楽しみが出来て喜んでいます・
 一重にこの本のお陰と御礼申し上げます。
 追伸。又絵を送りますので、御覧になってください」。
                       (TK。57歳。男性。神戸市。050124受け取り)
[栗田注:SRS散歩術は眼力を高め、人生を豊かにする基本の作業です。さまざまな習熟の仕方を楽しんでください]。


第1069話(初級)■現状把握を的確に行うことが改善につながる
(初級速読法5日間集中クラスの2日目の講習前に書かれた「チェックリスト」
       と2日目の体験談より)
「<チェックリスト>
【気づき】12/1:KW8『役立ったかでなく、役立てたかを自問せよ』(=クラスで学ぶキーワード)から、自分自身がもっと積極的に変えていかなければならないと思った。自分自身の内面をもっと敏感に感じ取っていかなければならないと思った[栗田注:内面感覚を発達させること、観察力を高めること、主体性を持つことなどが重要なことがらです]。
 12/3:セスナ機で空を飛び回っている夢を見た。但し、自分が操縦していたのではなく、乗客として。
【今週のちょっといい話】
 12/3:今朝、。ある情報番組で、医療問題を取り上げていた。その中で、患者の立場になって、経営している病院の側を取り上げていた。カルテは、患者に見せることを前提に、わかり易い言葉で、見やすく書く。工夫を重ねていた。それによって患者に病状を把握してもらうことが、治癒率の向上に効果があるという。現状把握を的確に行うことが、欠点の改善につながる良い例なのではないかと感じた[栗田注:お互いに分かりやすいフィードバックをかけて、共同作業をしながら事態を改善する努力をすることに意義があるのでしょうね。その点は医療でも、SRSの訓練でも同様だと思います]。
【夢変化】空を飛ぶ夢が多かった。
<ステップ3>
【手のひら凝視】大きく見る:背景も含めて、全体で捉えるようにした。物質的に見る:手の内部を意識できた。時間的に見る:意識が少し下がる感覚を得た。
【全体の感想】イメージ訓練をやっている際、少し眠くなるような、意識が低下していくように感じた。途中から、文字の周りが光ってみえてくるように感じた。今後、周辺視野に注意して、物を見るようにしていこうと思った。
<ステップ4>
【イメージ訓練/単純移動法】場所は、丘の上、夕陽の沈む頃。季節は6、7月頃。船はカーフェリー。イルカのマークがついている。潮の香りがかすかにする。カモメの鳴く音が聞こえる。海は、おだやかな感じ。船はゆっくりと水平線上を進む。
【全体の感想】12脳神経訓練の後、30図に色の変化が見られた。最初の設定目標と、到達目標が一致することに驚いた。目標は、大きく、設定しようと思った。周辺視野も含めて、眼力をもっと鍛えようと思った。『確連綿』をしっかりとつかむようにしたい」[栗田注:確連綿はクラスで学ぶ入力を改善する鍵となる概念です]。
         (KK。28。男性。SRS速読法初級第445クラス受講者。041204受け取り)
[スタッフ注:KKさんの読書速度は、初速が780字/分でしたが、
     初級講習で、19600字/分(25.1倍)に到達しました。
なお第445初級クラス全体の平均は32147字/分(40.3倍)でした]。


第1070話(中級)■2週間、毎日変革が起き、それが実感できてうれしい
 (中級速読法5日間集中クラスの3日目に書かれた
         ステップ17と18の訓練体験より)
「<ステップ17> 【KW】「心くばりを深めよう。光の流れに乗ろう」
【柔軟訓練】前回よりも、伸ばすときにどの部分を使っているかを意識した。前屈はまだ改善すべきところがある。
【穴埋め】前半:落ちたことに冷静に対処するため気持ちを落ちつけることをまずやった。そのあと、ひらめきが起こり、人が気づきにくい穴に落ちた僕は、両手、両足の先からひざや背中をフルに使ってよじ登り、見事脱出に成功。後半:穴だらけの道を通る前に、観察力を働かせ、敏感に、見えないものが見えるように感じてるように念じ続け、最適経路を通り、穴をよけていった。
【樹木法】壁側。右側に傾きながら成長していった。右半分の枝は上へ上へと伸びようとし、左半分の枝は、右に傾く木のバランスを取ろうとして、右半分の枝よりも太く、長く成長していった。傾いた木だったので、光の当たり方も偏りがあった。
【文字複写法】イメージの世界を広くとっておこなったが、世界一面、ほとんどが文字だらけになっていたので増幅されるにつれて、維持しつづけることは大変だったがおもしろかった。イメージがふくらむごとに笑いたくなった。とてもすっきりした。
【カーテンの原理】言われてみて、そうかと思うような、新鮮な話でした。実際に10コの玉で体験して思い出せたので、話がとても響いてきました。充分な理解をするために早く実践したいです[栗田注:『カーテンの原理』は17ステップの講習で学ぶ重要な考え方です]。
【総合感想】カーテンの原理の話はとても興味深かったです。今日も、心くばり、心づかいに一番重点を置いて訓練にのぞんでいます。念持力が栗田先生の話から得た刺激によって強くなったと感じます。心の庭のレパートリーを増やし、心のカーテンをもっと連続的に、綿密にするように、さらに念持力をはたらかせようと思います[栗田注:『念持力』はSRSの重要な概念です]」。
<ステップ18>
【KW】「念持力を強化し、心の豊かさを獲得し、高めよう」
【柔軟訓練】ひねりを加えたら、前屈、側屈はこれまでで一番気持ちよく伸びた。前屈の際に、少し痛かった太ももとふくらはぎの間の筋肉が伸びた[栗田注:中級以後の速読法クラスでは、毎回独自の柔軟訓練を新たに指導します]。
【日月法】心の中でパノラミックビューをやっているような感じで、360度の景色が見えました。空の様子、明暗、雲の動きなども想像し、その景色の中にいるような感じになると、ゆったりとした気分になり、落ちつきました。
【樹木法】上に伸びていこうとするけれど、首を下にすると、下へ下へと成長していった。意識で上へ上へと制御しようとしても、うまくコントロールできないのは姿勢が、イメージ力や潜在意識に与える影響が大きいのかなと思った。パワーポーズにつながりそうだ[栗田注:中級速読法では、毎回異なる樹木法を指導します。『パワーポーズ』は中級速読法で学ぶ重要概念です]。
【総合感想】『9点押しチェック』では、17ステップ中の効果があってだろうか、痛みが減っていた。増殖法をした後に、文字がより鮮明になりました。立体視では、訓練してきた効果があり、これまでより少し改善されました。チェックリスト13〜20の訓練では、敏感さが増していることに気づきました。これらは1つ1つが局所的な効果ですが、やはり数値が上がるとうれしかったり、イメージが鮮明で楽しいと、それが目に変革を起こし、分散入力は変化が起きています。
 今日の栗田先生のお話は大変興味深いものでした。体験の重要性、目のすごさ、自分の人生についてスーパーリードすることの重要性、潜在意識(お魚)についてのヒントなどを聞くことができ、たくさんの問題意識をおみやげとして持って帰れるので、本当にうれしいです。1%の可能性があるなら、自分の人生をより良い方向に変えるチャレンジをやってみよう。
 この2週間は毎日変革が起こっていると実感できています。明日も楽しみです。共鳴効果を最大限に発揮したい、心の豊かさ、広がりをもっと向上させ、いまよりも1歩踏み込んだ心くばりができるようになりたいと強く念じて、今夜と明日をまたとない良き変革の日にしたいと思います」。
        (HT。23歳。男性。SRS速読法中級第436クラス受講者。040627受け取り)
[スタッフ注:HT氏の読書速度は、初速が800字/分でしたが、
     中級講習で、132000字/分(165.0倍)に到達しました。
なお第436中級クラス全体の平均は89500字/分(103倍)でした]。

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