【今週のちょっといい話】 第2003話−第2006話

     
一つ前のいい話に
戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る

<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                  (講師は栗田)」。

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。


第2003話(栗田)■心象法Aのクラスが始まった
「2005年10月25日から、東京のSRS研究所の教室において、SRS能力開発法の心象法Aの講習が開始されました。参加者は37名です。
 この講習では、5日間にわたって、心象能力を高める講義が行われます。
初回(=SRSの31ステップ)の講習では、導入として、心象法の基本訓練である『イメージ宇宙の凝縮』『イメージボールの確認』『イメージボールの実体化』『イメージの庭作り』『11のトレール訓練』『海辺の別荘づくり(=<あ>の世界)』『あの指回し』『追想の部屋』『合成の部屋』といった盛りだくさんの訓練が行われました。
 『イメージは能力の増幅装置』『イメージ訓練の五大効果』『感覚の場のモデル』『イメージの八代要素』『フィールドとポイントとオブジェクトとビューの概念』などについても指導をしました。
 約1ヶ月に渡って、参加者が、心象訓練の意義をよく理解し、日々を『明るく楽しく心地よく過ごす』技術を体得されることを願っています。
  (SRS提唱者。栗田昌裕。05年10月26日記)。
追記。11月27日には、心象法の1日講習も開かれます。これは、主として、遠隔者のために、一日で五回分の内容を集中指導するものです。
 詳細は、HPの講座日程案内をごらんください。 
 
 

第2004話(栗田)■グランデコから富山県滑川市へアサギマダラが267km移動した(SRS2822、8/5、05年)
「05年8月5日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、富山県滑川市で再確認されました。
 これは『グランデコ→富山県』という移動の第1例目になります。
 05年の8月5日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、アサギマダラにSRS2822と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、それから76日後の10月20日に、富山県滑川市法花寺のYKK AP 建材研修所の一階実習室の洗濯機後ろの窓台の上で、死んでいることが確認されました。鈴木貢さんという方が、そのアサギマダラの翅に文字が書いてあることを見て、インターネットで調べてアサギマダラのマーキングのことを知り、愛媛県総合科学博物館学芸課自然研究科の大西剛さんに連絡し、そこから私に情報がもたらされました。鈴木さんのメールには、写真も添えられていました。
 移動距離は約267km。移動方向は西南西です。
 この出来事は、2005年にグランデコスキー場を発ったアサギマダラのうち、富山県まで飛んで確認された第1例となりました。
 私の推測によれば、05年の夏には、本州中部以北では、少なくとも150万頭のアサギマダラが羽化したと考えています。そのうち、南の島に実際に渡るのは、その半数以下であろうと思われます。残りの半数がどこへ行くのかは、全く謎です。
 その中の一部は、今回の例のように、行き倒れになって最期を迎えることもあるのでしょう。今回のアサギマダラは、画像を見ると、胴体がすっかりなくなっているので、蜘蛛などに食べられた可能性もあります。もちろん、食べられて死んだ可能性もありますが、死んでから食べられた可能性もあります。後者の場合には、おそらく、何かの理由で、実習室に迷い込み、そこで出られなくなって、窓辺で最期を迎えたのでしょう。
 いろいろなことを考えさせる一例でした」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051026記載)。


第2005話(栗田)■グランデコから鹿児島県喜界島にアサギマダラが1408km移動した(SRS5359。8/14。05年)<喜界島2例目>
「福島県のグランデコスキー場で放蝶したアサギマダラが、喜界島(=鹿児島県大島郡喜界町)で、SRSマークの喜界島での2例目として、72日後に再捕獲されました。
 以下、その概略を説明します。
 2005年8月14日に、福島県のグランデコスキー場で、『SRS5359』とマーキングをしたアサギマダラを放蝶しました。
 それから72日後の10月25日に、奄美諸島の東に位置する喜界島の百之台のシロノセンダングサが開花しているところで、福島誠さんが、上記のSRS5359を再捕獲され、MF8088と追記して、再放蝶されました。
 グランデコから、喜界島の百之台までの距離は、約1408kmです。移動方向は南西になります。 
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、喜界島まで飛んで再捕獲されたもののうちの2番目の例となりました。
 奄美大島の東の海上25kmの位置にある喜界島は、直径10kmあるかないかの島ですが、例年、数多くのアサギマダラが集まる不思議な島です。
 夏の間は、一頭もいなくなるアサギマダラが、秋になると姿を見せ始めます。
 今年は、9月28日に、最初の一頭が観察されました。
 それから次第に増えて、10月19日に、『SRS9450 8/23』が最初の再捕獲日となりました。その7日後の10月25日に、『SRS5359 8/14』が2例目の再捕獲個体となったのです。
 この後も、喜界島でSRS関連のアサギマダラが再捕獲されることが期待されます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051025記載)。


第2006話(栗田)■長野県大町市から京都市左京区へアサギマダラが269km移動した(SRT898、9/16、05年)
「05年9月16日に、長野県大町市で私が標識をしたアサギマダラが、京都市の寺院で再捕獲されました。
 これは『のっぺ山荘→京都府』という移動の第1例目になります。
 05年の9月16日に、長野県大町市平の『のっぺ山荘』で、アサギマダラにSRT898と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、それから26日後の10月12日に、京都市西京区大原野南春日町の願徳寺で、フジバカマに吸蜜に来たところを金田忍さんが再捕獲してくださいました。金田さんは、『京XX10/12』と追記して再度放蝶されました。
 移動距離は約269km。移動方向は南西です。
 この出来事は、2005年の長野市の大町市ののっぺ山荘を発ったアサギマダラのうち、京都府まで飛んで再捕獲された第一例になりました。
 ところが、この日は、実は、2005年に福島県グランデコを発ったアサギマダラのうち、京都府まで飛んだ第1例のアサギマダラが再捕獲された日でもありました。
 というのは、グランデコで私が8月21日に標識したSRS3190と、大町市で私が9月16日に標識したSRT898を金田忍さんが同時に再捕獲してくださったからです。
 金田さんのメールによれば、『京都府下での再捕獲は極めて希なのですが、2頭も一度に捕獲してしまいました』とのことですから、一緒に捕獲されたことには意味があるかもしれません。
 この日は、京都の綴喜郡宇治田原町でも9月19日に上記の『のっぺ山荘』で私が標識したSRT個体が再捕獲されました。それと併せて、意味を感じさせます。
 たとえば、一緒に渡って来た、というような・・・。 
 金田さんの標識情報によれば、この日、願徳寺では67頭を標識されました(64頭が雄、3頭が雌)。そのうちの2頭が私の標識した個体だったのです。
 秋の七草であるフジバカマが咲く場所では、不思議な出会いが演出されます。
 それはアサギマダラが、このフジバカマが大好きだからです。
 アサギマダラは多くの謎や不思議に関わる蝶です。
 その不思議な蝶は、不思議な出会いを体験する機会を与えてくれます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051026記載)。


一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る