【今週のちょっといい話】 第2039話−第2042話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                  (講師は栗田)」。

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。


第2039話 ■資格取得のために記憶法をマスターしたい。この方法で勉強したい。
   「記憶力がいままでの10倍よくなる法」
   (三笠書房刊。栗田昌裕著。02年5月初版)の感想文。
「資格を取るために、効率のよい方法はないかと思い、今、テレビ番組等でも話題の記憶法をマスターできたら・・・と、この本を買ってみました。
 この方法を使い、勉強してみようと思います」。
   (EK。27歳。女性。紫波町。050912受け取り)。


第2040話(栗田)■愛知県で私が放蝶したアサギマダラが1784km飛んで日本の最西端の与那国島で発見された(SRT2708 05.10/8)<与那国第1例>
「05年10月9日に、愛知県の三ヶ根山で私が標識をしたアサギマダラが、沖縄県の与那国島で再捕獲されました。
 これは『三ヶ根山→与那国島』という移動の第1例になります。
 以下、詳細を記載します。
 05年の10月8日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、アサギマダラにSRT2708と標識をして放蝶しました。
 その後、その蝶は、26日後の05年11月3日に、西田悦造さんによって、与那国島で再捕獲されました。
 三ヶ根山から与那国島までの移動距離は約1784km。移動方向は南西です。
 これは三ヶ根山で放蝶されたSRTマークの個体の中で、沖縄県で再確認された第1例になります。
 与那国島は、日本の南西の端に位置する島です。
 この島で私の蝶が再確認したのは初めてですので、これ自体が画期的なことです。
 与那国島の約50km西には台湾があります。
 この例が1ヶ月もかからずに、愛知県から日本の最も西の小島に辿り着いたことから考えると、おそらく、通常想像されている以上に多くのアサギマダラが、台湾に飛んでいるのではないかという気がしてきました。
 ちなみに、昨年は、私が喜界島でマーキングしたSRSマークのアサギマダラが、日本の最南端の波照間島まで飛んだのでした。 
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051110記載)。


第2041話(栗田)■愛知県三ヶ根山から奄美大島に1021km移動したアサギマダラを再捕獲した(SRA858。10/29。05年)<奄美再捕獲8例目>
「愛知県の三ヶ根山で小学4年生の人が標識したアサギマダラの2頭目を、10日後に、奄美大島で私が再捕獲しました。
 以下、その概略を説明します。
 2005年10月9日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、小学4年生の宮阪一馬君がアサギマダラに『カズマ 三ヶネ 147』とマーキングをして放蝶しました。
 それから10日後の10月19日に、ほぼ同じ場所で、伊豫田壽男さんがそれを再捕獲し、『イヨ』と上書きして放蝶しました。
 それからさらに10日後の10月29日に、奄美大島に行った私が、龍郷町の長雲峠あたりの林道で、その個体を再捕獲して、『SRA858』と追記して放蝶しました。
 三ヶ根山から、奄美大島のその場所までの距離は、約1008kmです。
 移動方向は南西です。 
 この出来事は、2005年に私が奄美大島で再捕獲をしたアサギマダラの第8番目の例になりました。
 実は、一馬君が10月9日に放った蝶は、すでに2日前の10月27日にも私が再捕獲していました。
 それは『三ヶネ カズマ 139』で、そのエピソードは、ちょっといい話の第2037に示しました:
 『第2037話(栗田)■愛知県三ヶ根山から奄美大島に1021km移動したアサギマダラを再捕獲した(SRA84。10/27。05年)<奄美再捕獲3例目>』
 それだけではありません。実は、10月29日には、私と別な宮山修さんという法が、一馬君が同じ日に放蝶したアサギマダラを奄美大島の龍郷町で再捕獲していたのです。
 その方は私との面識は全くなかった人ですが、10月27日に、奄美大島の林道で偶然に出逢い、お話をしているうちに、前日の10月26日に、私が福島県で放蝶したアサギマダラ『SRS4571』を再捕獲してくださった本人であることが分かったのです。
 その方と、2日後の10月29日に、偶然に再会しました。そのときに、『今日はこんなアサギマダラを再捕獲しましたよ』と画像を見せていただいたのが、『三ヶネ カズマ 149』だったのです。出逢った御縁で、私がその個体の情報を、アサギマダラのネットワークに流すことにしました。
 こうして、私は、三ヶ根山で同じ日に極めて近接した時間・場所で放った蝶のうちの3頭に、奄美大島で遭遇したことになります。
 しばらくの間は、『カズマ』が誰かは分かりませんでした。ところが、たまたまネットの掲示板で私と、宮内さんのやりとりを御覧になったカズマ君のお母様が、息子が放蝶したアサギマダラが奄美大島で再捕獲されていたらしいことを知って、私にメールをくださり、とうとう小学4年生の宮阪一馬君がつきとめられたのです。
 それだけではなく、実は、去る9月29日、諏訪市にある一馬君の実家の庭に、私が福島県のグランデコスキー場で放った『SRS6511』が訪れていて、その報告を受けていたことが分かって来たのでした。これはちょっといい話の第2036話に示しました:
『第2036話(栗田)■グランデコから長野県諏訪市へアサギマダラが262km移動した(SRS6511 05.8/18)<長野県第8例>』。
 ある人が放った3頭の蝶を、1000kmも離れた場所で、次々に再捕獲するということは、極めて稀な出来事で、過去には例のないことです。しかも、その放った人と、再捕獲した人の間には、その出来事の前にも、非常に稀な遭遇が起きていたことになるのです。
 アサギマダラはときにこのような『確率の枠を超えた』不思議な遭遇を演出してくれます。そのような体験を通して、逆に私は、人生の出逢いの本質とルールとに関して、従来の枠にとらわれない洞察をして、新しいルールを見出すことができるのです。
 アサギマダラは、不思議な縁のつながりを生み出してくれる不思議な生き物なのです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051109記載)。
 追記:本例は、伊豫田さんが、10月19日に、再捕獲してくださっていたために、愛知県の三ヶ根山から、1008km離れた奄美大島まで、わずか10日間で移動したことが分かります。すなわち、少なくとも、1日平均100kmの直線距離は移動していたことになります。どういう方法で渡ったのでしょうか。想像力を働かせてみましょう。


第2042話(栗田)■グランデコから群馬県赤城自然園へアサギマダラが161km移動した(SRS6820 05.8/19)<赤城第11例>
「05年8月19日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、群馬県の赤城自然園で再捕獲されたことが分かりました。
 これは『グランデコ→赤城』という移動の第11例目になります。
 05年の8月19日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラにSRS6820と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、41日後の05年の9月29日に、群馬県の赤城山の山麓にある赤城村の赤城自然園で、根本舞・大川美咲の両氏によって再捕獲されました。
 移動距離は約160km。移動方向は南西です。
 グランデコでマーキングされた個体は数多くありますから、赤城自然園での再捕獲は次々に増えていきました。
 毎年、東北のある場所から、関東の特定の場所へと一群のアサギマダラが確実に移動する能力には、驚くべき側面があります。
 グランデコから赤城自然園の移動を整理すると以下のようになります:
 第1例は、SRS3209で「8/6標識→9/17再捕獲」。
 第2例は、SRS11549で「9/1標識→9/17再捕獲」。
 第3例は、SRS10231で「8/31標識→9/20再捕獲」。
 第4例は、SRS10675で「8/31標識→9/21再捕獲」。
 第5例は、SRS12678で「9/3標識→9/21再捕獲」。
 第6例は、SRS13776で「9/4標識→9/25再捕獲」。
 第7例は、SRS5518で「8/16標識→9/25再捕獲」。
 第8例は、SRS10632で「8/31標識→9/23再捕獲」。
第9例は、SRS2711で「8/5標識→9/25再捕獲」。
第10例は、SRS13161で「9/3標識→9/26再捕獲」。
 第11例は、SRS6820で「8/19標識→9/29再捕獲」(本例)。
 このように一定の場所にどんどん移動する出来事をいかなる能力が支えているのでしょうか。想像力をたくましくして推測してみたいものです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051109記載)。




 
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