【今週のちょっといい話】 第2047話−第2050話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                  (講師は栗田)」。

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。


第2047話 ■トレーニングが具体的で分かりやすかった
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「トレーニング等がとても具体的に書かれていて、かなりわかりやすかった」。
   (YY。16歳。男性。奈良県橿原市。050111受け取り)。


第2048話(栗田)■グランデコで放蝶されて1424km飛んだアサギマダラを奄美大島で自分で再捕獲した(SRS7337 05.8/19)<奄美3例目>
「05年8月19日に、福島県のグランデコスキー場で標識されたアサギマダラを、73日後に、奄美大島で自分で再捕獲しました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月19日に、福島県のグランデコスキー場で、アサギマダラに『SRS7337』と標識をして放蝶しました。
 その後、その蝶は、73日後の05年10月30日に、鹿児島県奄美大島の龍郷町の長雲峠でシロノセンダングサに吸蜜に訪れたところを自分で再捕獲しました。その個体には、SRA1027と上書きして放蝶しました。移動距離は約1424km。移動方向は南西です。
 グランデコスキー場で放蝶して、奄美大島で再捕獲された蝶はこれで3頭になりました。
そのうちの2頭を私が自己再捕獲し、その2頭目が本例です。
 遠距離を移動して再捕獲されるアサギマダラには雄の例が多いのですが、本例は珍しく雌の例です。福島県のグランデコスキー場で出逢ったときには、腹部は細く、未交尾の状態でした。それから73日後に再会したときは、腹端は太くなり、内部には硬い固まりを触れ、卵をはらんでいると推定されました。また、腹部のこすれた状態から、すでに産卵経験もあると推測しました。1424km移動する間に、どこで卵を産んで来たのかは謎ですが、アサギマダラは東北地方ではほとんど未交尾の状態で出発し、南下する途中で、雄と出逢って交尾をし、以後、随所で産卵をするのではないかと私は考えています。
 その経過の詳細は謎ですが、このような放蝶前と再捕獲時の比較データから、次第に詳細が分かるようになってくることが期待されます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051121記載)。


第2049話(栗田)■グランデコで放蝶したアサギマダラが1424km飛んで奄美大島で再捕獲された(SRS3402 05.8/6)<奄美4例目>
「05年8月6日に、福島県のグランデコスキー場で標識されたアサギマダラが、98日後に、奄美大島で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月6日に、福島県のグランデコスキー場で、アサギマダラに『SRS3402』と標識をして放蝶しました。
 その後、その蝶は、98日後の05年11月12日に、鹿児島県奄美大島の龍郷町の長雲峠でシロノセンダングサに吸蜜に訪れたところを宮山修さんが再捕獲されました。写真を撮影した後、放蝶されました。移動距離は約1424km。移動方向は南西です。
 グランデコスキー場で放蝶して、奄美大島で再捕獲された蝶はこれで4頭になりました。
そのうちの2頭を私が自己再捕獲し、残り2頭を宮山修さんが再捕獲し、その最後の例が本例です。
 奄美大島で再捕獲されたグランデコ発のSRSマーク個体は以下のようになります。
 <奄美大島4例>
「SRS4571 8/13→(奄美で再捕獲。宮山修。10/26)」
「SRS2979 8/5 →SRT300 10/28(奄美で再捕獲。栗田昌裕)」
「SRS7337 8/18 →SRT1027 10/30(奄美で再捕獲。栗田昌裕)」
「SRS3042 8/6 →(奄美で再捕獲。宮山修。11/12)」
(11/12の時点までで)。
 奄美大島では、喜界島よりも(面積が広く、地形も複雑な分)アサギマダラが拡散しており、一個人が遭遇することが困難であることを配慮すると、おそらく、喜界島と同程度の個体数が本州から渡っている可能性があると考えています。
 私が喜界島で得た印象と重ね合わせると、今年は従来よりも、奄美大島に来ている個体が多いのではないかと考えています」。
  (栗田昌裕。SRS提唱者。051121記載)。


第2050話(栗田)■グランデコから群馬県赤城自然園へアサギマダラが161km移動した(SRS6767 05.8/19)<赤城第12例>
「05年8月19日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、群馬県の赤城自然園で再捕獲されたことが分かりました。
 これは『グランデコ→赤城』という移動の第12例目になります。
 05年の8月19日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラにSRS6767と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、41日後の05年の9月29日に、群馬県の赤城山の山麓にある赤城村の赤城自然園で、根本舞・大川美咲の両氏によって再捕獲されました。
 移動距離は約160km。移動方向は南西です。
 グランデコでマーキングされた個体は数多くありますから、赤城自然園での再捕獲は次々に増えていきました。
 毎年、東北のある場所から、関東の特定の場所へと一群のアサギマダラが確実に移動する能力には、驚くべき側面があります。
 グランデコから赤城自然園の移動を整理すると以下のようになります:
 第1例は、SRS3209で「8/6標識→9/17再捕獲」。
 第2例は、SRS11549で「9/1標識→9/17再捕獲」。
 第3例は、SRS10231で「8/31標識→9/20再捕獲」。
 第4例は、SRS10675で「8/31標識→9/21再捕獲」。
 第5例は、SRS12678で「9/3標識→9/21再捕獲」。
 第6例は、SRS13776で「9/4標識→9/25再捕獲」。
 第7例は、SRS5518で「8/16標識→9/25再捕獲」。
 第8例は、SRS10632で「8/31標識→9/23再捕獲」。
 第9例は、SRS2711で「8/5標識→9/25再捕獲」。
 第10例は、SRS13161で「9/3標識→9/26再捕獲」。
 第11例は、SRS6820で「8/19標識→9/29再捕獲」。
 第12例は、SRS6767で「8/19標識→9/29再捕獲」(本例)。
 第11例と第12例は、同日に放蝶され、同日に再捕獲されているので、注目に値します。ほとんど同じ行動を取った可能性を感じさせます。
 このように一定の場所にどんどん移動する出来事をいかなる能力が支えているのでしょうか。想像力をたくましくして推測してみたいものです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051121記載)。

 
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