【今週のちょっといい話】 第2121話−第2125話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「次回の中級速読法は1月14日から始まります(講師は栗田)。問合せはお早めに」。
「第127回定例会は1/19(木)開催で『安定法(運命・生活・精神安定化法)』です」。
「定例会No.55『想像法』No.59『加速法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。


第2121話(読者)■ハンディーで実用性で、常にそばにおいて速読を勉強したい
   「栗田式 仕事力を10倍高める速読トレーニング」
(PHP研究所。栗田昌裕著。02年05月初版)の感想文。
「ハンディータイプで内容も実用性があり、つねにそばにおいて、速読の勉強をしたい気持ちになりました」。
   (YK。55歳。女性。千葉県市川市。051108受け取り)。


第2122話(栗田)■群馬県片品村から愛知県三ヶ根山まで297km移動したアサギマダラを再捕獲した(SRT3274 05.10/14)
「2005年7月31日に、群馬県片品村で標識されたアサギマダラを、75日後に、愛知県三ヶ根山で再捕獲しました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の7月31日に、群馬県利根郡片品村東小川の丸沼で、野村之夫さんが、アサギマダラに、『NOMU7』と標識をして放蝶されました。
 それから75日後の05年10月14日に、私は、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、その蝶を再捕獲しました。私は『SRT3274』と追記して放蝶しました。
 移動距離は約297km。移動方向は南西です。
 本例は、群馬県の丸沼で、アサギマダラの観察会が開かれたときに標識されたものです。
 放蝶から再捕獲まで2ヶ月以上かかっています。
 東北から飛んで来る蝶の場合は、9月上旬から、約1ヶ月かかって愛知県に来ることが分かって来ていますから、本例の場合も、おそらく8月中は、関東地域に滞在し、その後に南下をして、10月に愛知県に移動して来たのであろうと想像します。
 群馬県の丸沼のあたりは7月末から8月にかけて、かなりのアサギマダラが観察される場所です。そこで標識されたアサギマダラは、いろいろなところで再捕獲されていますが、それが愛知県に来るまでにどこをどのように飛んでいるのかは、まだ未知のままです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051226記載)。


第2123話(栗田)■グランデコで3回確認されてから愛知県豊橋市までアサギマダラが411km飛んだ(SRS7126 05.8/18)<愛知県30例目>
「2005年8月18日に、福島県のグランデコスキー場で標識をしたアサギマダラが、その後、さらに同所で2回確認され、最後に、愛知県豊橋市で再確認されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月18日に、福島県のグランデコスキー場で、私がアサギマダラに『SRS7126』と標識をして放蝶しました。
 それから12日後の8月30日に、この蝶は、藤井恒、藤井佐紀子さんが、再捕獲して、『SAKI』と追記して放蝶されました。
 それからさらに3日後の9月2日に、今度は私が再々捕獲して、9月2日に捕獲したことを記す『c』を追記して放蝶しました。
 それからまた37日経った10月9日に、今度は、豊橋市大岩町の豊橋総合動植物公園で、白井保男さんがフジバカマで吸蜜しているその蝶を発見して撮影されました。これは再々々確認になります。
 最後の情報は豊橋市自然史博物館の長谷川道明さんを経由して私に伝わり、10月9日も撮影された画像も送付していただけました。
 以上、『8/2→8/30→9/2→10/9』と合計4回も確認された珍しいケースです。
 移動距離は411km。最初と最後の期間は、52日間となっています。
 この例では、3回分(8/2、9/2、10/9)の画像が入手できましたので、野外で、どのように翅が劣化していくかということを観察する貴重な機会が得られることとなりました。
 この例の場合、翅の鮮度や翅の縁の白家の変化に関して貴重な事実が分かっただけでなく、『破損も、少しずつ広がっていく』ことが分かりました。
 このような稀な例に遭遇することによって、アサギマダラの野外生活のベールが少しずつはがれていきます」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051226記載)。


第2124話(栗田)■グランデコから三重県南伊勢町までアサギマダラが500kmを移動した(SRS2310 05.8/3) <三重県7例目>
「2005年8月3日に、福島県で標識をしたアサギマダラが、78日後に、三重県南伊勢町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月3日に、福島県のグランデコスキー場で、私がアサギマダラに『SRS2310』と標識をして放蝶しました。
 その後、78日後の05年10月20日に、三重県度会郡南伊勢町の鵜倉園地で、その蝶を玉置高志さんが再捕獲されました。玉置さんは『たま・602』と追記して再度、放蝶されました。
 移動距離は約500km。移動方向は南西です。
 本例は、三重県でのSRSマーク個体(グランデコ発)の再捕獲12例のうちの7例目のでした(7例目までは以下の通り。1.伊勢市朝熊山。2.南伊勢町藤坂峠。3.熊野市。4.御浜町横垣峠。5.南伊勢町鵜倉園地。6.南伊勢町藤坂峠。7.南伊勢町鵜倉園地)。
 8月3日に標識をしたSRS2310は10月20日に南伊勢町鵜倉園地で再捕獲され、9月3日に標識をしたSRS13118も10月20日に南伊勢町鵜蔵園地で再捕獲され、8月23日に標識をしたSRS9631は10月19日に南伊勢町藤坂峠で再捕獲されました。これら3例はおそらく、同じ頃にグランデコから南下を開始し、ほぼ同じスケジュールで移動して来たのではないかと思われます。
 三重県での12例の分布から見ると、10月の始めからほぼ1ヶ月間が、福島県のグランデコ発の個体が三重県を移動していく期間と考えられます。
 その移動のピークは10月20日前後と言えそうです。
 愛知県の移動の10月半ばですから、三重県の移動のピークはそれより5日ほどずれていることになります。
 アサギマダラの謎は、数多くの移動例を通して、少しずつ解明されています」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051227記載)。


第2125話 ■喫茶店で読書・想起・書出しを楽しみ、定例会資料を製本して繰り返し読んだ
 (以下は、05年10月17日の定例会「単純法」のためにメールで提出された
  『今月のちょっといい話』の3項目のうちの2項目です)。
「【1】『喫茶店で読書や想起・書出しをして楽しんだ』
 今春から仕事帰りに週に一度、大きな書店まで歩いていくのを習慣にしている。最初はわかりやすいコースででかけたが、同じ道ばかりでは疲れるので、地図をもって色々なコースを歩くようになった。そのようにしてみると、毎回違った景色が展開し、色々めずらしいものもあるので、疲れずに30分以上歩けるようになった。
 全人会ニュースに『喫茶店等に入る度に、本を1冊読み終えるようにすると良い記憶ファイルができる』と書かれてあったのを思い出したので、先日、訪れた際に試みた。
 仕事の資料等を買った後、色々な棚をのぞいて回り、何冊か立ち読みで比較して、気に入った本を1冊プライベートの分として買って店を出て近くの喫茶店で読み終えた。
 また別の日には、懐具合の関係で買うのをあきらめた心理学系の本の内容を、喫茶店で手帳に書き出してみた。意外と良く書き出せた。こんな事を何回かしてみたら、中々良い気分転換になることを発見した。

【2】『定例会の資料を利用しやすく製本して繰り返して読んだ』
■ 定例会で学んだことをもっと活用したいと思いちょっとした工夫をした。
 インパクトの強かった事はすぐにでも使ってみるので習慣化しやすいが、1度学んだだけでファイルに綴じてしまうと、活用する事になりにくい。そこでこのサイクルをもっと回せるようにしたいと思っていた。
 通勤時間を活用すれば習慣化しやすい。それにはコンパクトな冊子にすれば良い。こんな事を考えていると心の中の物作り系のお魚が勝手に動き出した。
■ 『向上法』をちょうど読み返したいと思っていたので、A3横サイズのテキストをA4横に縮小コピーして屏風のように4つ折りにたたんで順番につなげた。これに厚紙で表紙をつけてタイトルを書くと縦長の"手製の新書"ができた。
■ 鞄に入れて持ち歩き仕事帰りの電車で読んでみたら、混んだ車中でも読みやすく、降りる時もすぐしまえるので具合が良い。そこで速読講座のプリントも同じように製本して持ち歩いている。向上法と初級速読講座の"手製の新書"を2週間ほど持ち歩いてみたら、最近体験したことや考えている事等と照らして考える事ができた。『繰り返して訪れることにより理解が深まる』と感じた。
■ 一方、これには別の用途もある。我が家の居間の机の上や寝室の床には、気になっている本、読みかけの本が色々積んであり森に堆積している落ち葉のようだ。ふだん何か考えている時にそれらの本の内容が良く浮かんでくる。
 これは『超スピード勉強法トレーニング』の中にある、目次を毎日眺めていると内容が整理されて頭に入る話と似ている。生活空間に配置されている"空間目次"のようなものだ。
■ もっとも物作り系の『お魚』まかせにして道具作りばかり先行してしまうと本末転倒になるので、1回分の"新書"を読み返す毎に次に読みたい分を1冊製本する事にした。
 製本してから3回ほど読み返して色々考えてみた。少なくともこれらを読んで考えてみる事の習慣化には役立ちそうだ」。
   (KH。50歳。速読初級、中級、視力回復法、
       肩のこらない会も数回受講。051023受け取り)。
注:1)「全人会ニュース」は、SRS研究所で発行しています。
  2)「向上法」は、以下の定例会の講義のことです。
      第104回 「向上法」【一貫向上挑戦法】04年2月18日
  3)『超勉強法トレーニング』とは、以下の書籍のことです:
      「10倍速で10倍記憶できる!
      [栗田式]超スピード勉強法トレーニング」
      (PHP研究所。栗田昌裕著。04年9月初版)。

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