【今週のちょっといい話】 第2191話−第2195話

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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
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「次回の中級速読法は1/14から始まります(講師は栗田)。問合せはお早めに」。
「第127回定例会は1/19(木)開催で 『安定法(運命・生活・精神安定化法)』です」。
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「定例会No.65『集中法』No.66『関係法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <26技術からなる独自のSRS記憶法Aの世界を講義し尽くす>
「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <『テキスト単独』または『テキスト+DVD』のいずれも可>


第2191話(読者)■今まで何も知らなかった。発見の連続です。
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「今まで何も知らなかった。
 発見の連続です」。
    (YY。40歳。神奈川県逗子市。051111受け取り)


第2192話(栗田)■グランデコから長野県大町市までサギマダラが237km移動した(SRS2395 05.8/4) <長野3例目>
「2005年8月4日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが51日後に、長野県の大町市で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月4日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『SRS2395』と標識をして放蝶しました。
 それから51日後の05年9月24日に、長野県大町市平の中綱湖畔にある『のっぺ山荘』で、大代孝浩さんが、この個体を再々捕獲して、『のっぺ オオシロ』と追記して、再放蝶されました。
 このときの移動距離は237kmで、移動方向は南西でした。
 9月24日には、大代さんは、『グランデコ→長野県大町市』まで移動したアサギマダラをもう一例再捕獲されました(ちょっといい話の第2187話参照)。まとめると、以下のようになります。
9/15 大町市(のっぺ山荘。栗田昌裕。8/20 SRS7811)。第1例。
9/24大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/23 SRS 9523)。第2例。
9/24大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/4 SRS 2395)。第3例。
 2004年には8月4日にグランデコで標識したSRS2395を9月24日にのっぺ山荘で自分で再捕獲をしました。2004年は9月12日頃が移動のピークだったという印象を持っていたので、今年(2005年)もそろそろSRSがのっぺ山荘に移動しているのではないかと思って行ったところ、上記SRS7811に出会うことができたのです。
 9月12日、15日は、非常に新鮮な個体が多く「グランデコ からの個体は、これ以外にはいない」という印象を持ちました。
 多くは、関東甲信越のエリアから集まった個体だろうと感じました。
 すなわち、SRS7811は『特殊な先駆者』という印象でした。
 その後、16日、19日には、グランデコで見たのとよく似たやや古い個体が増えて来たので、そろそろ東北エリアの部隊が到着したという印象を持ちました。
 このように、のっぺ山荘では、その日に集まっているアサギマダラの集団としての新鮮度によって、ストリームの由来をある程度区別できるのではないか、という実感を持ちました(このことは、画像を統計的に分析することである程度評価することが可能かもしれません)。
 大代さんの10月24日のコメントによれば、
『のっぺは栗田先生が帰られた後から今日(10月24日)までアサギマダラが多数舞っていました。古川さん(のっぺ山荘のオーナー)によればピーク時と変わりがないとのことです。誰もマークする人がいなかったので23日、24日は私がマークしました』。
とのことでした。標識者がたまたま特定の移動集団の流れに遭遇するかどうかで、アサギマダラの動向が見えるかどうかが大きく左右されるものです。
 その意味で、直観を働かせて、大きな流れを見逃さないことが重要と思われました(これはアサギマダラに限らず、日常の一般的な出来事に対処する際にも通用する考えです)」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060111記載)。


第2193話(栗田)■グランデコから愛知県三ヶ根山まで418km飛んだアサギマダラを自己再捕獲できた(SRS3997 05.8/8) <愛知県44例目>
「2005年8月8日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラを、67日後に、愛知県の三ヶ根山で自分で再捕獲することができました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の8月8日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに『SRS3997』と記載して放蝶しました。
 それから67日後の10月14日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、私はその蝶に再会して再捕獲することができました(=自己再捕獲)。そこで私は『SRT ハズ 3306』と追記をして放蝶しました。
 移動距離は418km。移動方向は南西でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第44番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧・内海フォレストパーク。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22. 旧・内海フォレストパーク。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.南知多町の旧・内海フォレストパーク。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44.三ヶ根山)。三ヶ根山としては20例目です。
 本例は雌個体ですが、雌としては44例の中で8例目です(割合は18.2%)。本例は、出発点と到着点の両方で画像が揃ったので、交尾の状態を比較することができ、移動中に交尾がなされたと判断できました。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数の個体が出現します。
 本例は、8/8というアサギマダラのシーズンの比較的初期にグランデコで標識されました。その後、8月下旬頃まで滞在して、10月14日までに三ヶ根山に移動して来たものと推測されます。
 その際に、多くの雌個体の交尾活動は、移動の途中で行われると推測されます。
 『アサギマダラは複数例を時空に配置することで流れが読めてくる』」。
      (栗田昌裕。SRS提唱者。060111記載)。


第2194話(栗田)■グランデコから群馬県赤城自然園浜町までアサギマダラが160km移動した(SRS4938 05.8/13) <赤城第14例>
「2005年8月13日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、44日後に、群馬県の赤城自然園で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月13日に、群馬県耶麻郡北塩原村のグランデコリゾート内のスキー場で、私がアサギマダラに『SRS4938』とマーキング(標識)をして放蝶しました。
 その後、44日後の05年9月26日に、群馬県赤城村の赤城自然園で、その蝶を根本舞さん、大川美咲さんが再捕獲してくださいました。根本さん、大川さんは『AP2246』と追記して再度放蝶されました。
 移動距離は約160km。移動方向は南西です。
 本例は、2005年にグランデコから赤城自然園まで移動して確認された第14例目となりした。
 14例は、標識日は異なりますが、類似の経過を辿って、赤城自然園に来た可能性を考えています。 数多く並べることで、集団の動きが幅を持って見えてくるとよいと思います。さしあたってこれらは9月後半に押し寄せて来たことがよく分かる分布をしています。
 どの例も、間に最小でも2週間(半月)はかかっているので、その間に、いったいどこでどうして過ごしているのかに、非常に興味が持たれるところです。
 こんなにも多数の移動例が具体的に分かっているので、人間には途中が見えていないのです。何とも不思議なことだと思います。
 「グランデコ→赤城」という移動ストリームに関するだけでも、「見えていない時間・空間(=空白の時空)領域での流れ」が非常に大きいことに注目しておきたいと思います。
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060111記載)。


第2195話 ■ダリアのイメージ訓練によってメールの受け取り方が変わった
<第124回定例会 「単純法(単純力横溢法)」で提出された「ちょっといい話」より>
「◆ 1)一昨日、ある人からとても嫌な感じのするメールを受け取った。それが気になっていたので、気分転換に植物園に行った。
 ダリアの大きな花やつぼみを見ながら、花びらの1つ1つがあまりに丁寧に几帳面に美しく折りたたまれていることに感激していた。
 帰る途中、大きなピンクのダリアがゆっくりとほどけて、きちんとしまわれた花びらがたくさん、1つ1つゆっくり開いていくのを想像してみた。すっかりダリアの花になりきって開いたり、逆に巻き戻しで丁寧にたたまれていく過程を感じて楽しんだ。自分もほどけて開放された気分になった。
 夜、もう一度そのメール見たら、なぜか嫌な感じがしなくて、あーこれは悪意があったのではないんだと思えてとても安心した。
 同じ文章なのだから、私の解釈の違いだ。ダリアとイメージ訓練のおかげのような気がしている。そして、こういう感激をした時の頭とか呼吸の感覚は共鳴呼吸法のときの感覚によく似ていると思う。
 ◆ 2)家に帰ってプリントを見ていたら、先月(前回)の定例会で同じ席にすわっていた人と同じような絵を描いていたことに気付いた」。
   (SH。37歳。女性。SRS速読法・定例会の受講者。051017受け取り)


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