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第２２６６話（読者）■内容を詳しく知り、取り組んで見たい
「本がいままでの１０倍速く読める法」
（三笠書房刊、栗田昌裕著、０２年３月初版）の感想文。
「本に書いてある事が実際できるようになればこんな素晴らしいことはありません！
もっと内容を詳しく知り、自分でもできるようならば、取り組んでみたいと思います」。
（ＴＹ。５２歳。女性。埼玉県幸手市。０５１０２４受け取り）
第２２６７話（栗田）■グランデコから福島県磐梯山表登山道までアサギマダラが１３ｋｍ移動した(SRS9488 05.8/23) ＜福島県第１２例目＞
「２００５年８月２３日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが２２日後に、福島県磐梯山の表登山道で再確認されました。
以下、詳細を記載します。
０５年の８月２３日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『ＳＲＳ９４８８』と標識をして放蝶しました。
それから２２日後の０５年９月１４日に、福島県の磐梯山の表登山道で福島県立博物館の古川裕司さんが、その蝶を撮影されました。
移動距離は約１３ｋｍ。移動方向は東南東です。
本例は、グランデコ発のＳＲＳマークの個体の中で、福島県で確認された第１２例目となりました。
グランデコの標識ポイントから磐梯山の頂上までの距離は約１３．３ｋｍあります。本例が表登山道のどのあたりで撮影されたかは、不詳なので、実際の移動距離はもう少し長いかもしれません。
グランデコは裏磐梯にあり、グランデコ・リゾートから見ると、磐梯山が美しく見え、かって爆裂して吹き飛んだ大火口もはっきりと見えています。したがって、グランデコから、磐梯山までの道のりはアサギマダラの飛翔能力から見ると、『ひとっとび』の範囲内にあると言えるでしょう。
興味深いのは、再確認された時期の問題です。
群馬県の赤城自然園でＳＲＳ個体（＝グランデコ発）が最初に捕獲されたのは９月１４日でした。以後１０月７日まで２２頭のＳＲＳ個体が再捕獲されました。
その時間経過から考えると、９月１４日まで磐梯山にいた本例は、若干移動が遅れていた個体かもしれません。
９月８日には、福島市のビッキ沼でSRS10085 8/24が再確認されていました（実際は、死体）。本例もそれと同じように、グランデコから１０数キロの範囲で動き回っていた可能性があります。すなわち、磐梯山の周囲は『グランデコの周辺の自由に往来するエリア』の一部をなしている可能性があります。本例のような再確認例が増えれば、夏場の滞在エリアの評価も自然に見えてくることでしょう。
『アサギマダラはすごい＆おもしろい！！
アサギマダラには謎がある』」。
（栗田昌裕。ＳＲＳ提唱者。０６０２０２記載）。
第２２６８話（栗田）■グランデコからアサギマダラが愛知県三ヶ根山まで４１８ｋｍ移動した(SRS10750 05.8/31) ＜愛知県６１例目＞
「２００５年８月３１日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、４６日かかって、愛知県幡豆町三ヶ根山まで移動して再捕獲されました。
以下、その詳細を記載します。
０５年の８月３１日に、福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのスキー場で、私はアサギマダラに『ＳＲＳ１０７５０』と記載して放蝶しました。
それから４６日後の１０月１６日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、伊豫田壽男さんが再捕獲され、撮影・確認の上、再度放蝶されました。
ここまでの移動距離は４１８ｋｍ。移動方向は南西でした。
この出来事は、２００５年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再確認されたもののうちの第６１番目の例となりました（１.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧内海フォレストパーク［以下内海FPと記載］。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22.内海FP。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.内海FP。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44,45,46.三ヶ根山。47,48,49.蔵王山。50,51,52.三ヶ根山。53.幸田町。54.蔵王山。55.内海FP。56.名古屋市天白町。57.豊橋市大岩町。58,59.内海FP。60,61.三ヶ根山)。グランデコから三ヶ根山への移動例としては２６例目（４２．６％）となりました。
福島県で８月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、８月下旬〜９月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
それから約３０〜４０日経つと愛知県に多数のアサギマダラ集団が出現します。
本例は、８月３１日というアサギマダラのシーズンの後期にグランデコで標識されました。おそらくその後まもなくグランデコから移動を開始し、１０月１６日までに三ヶ根山に移動したものと推測されます。
グランデコからの移動個体は、１０月１５〜１６日の２日間に、ここまでの報告としては、１０月１５日で１０例、１６日で４例目となっています。おそらく、この頃の三ヶ根山の近域には東北からの個体が極めて数多く飛来しているものと考えられます。
『アサギマダラは移動例の集積を通して、動きの全体像が見えてくる』」。
（栗田昌裕。ＳＲＳ提唱者。０６０２０２記載）。
第２２６９（栗田）■グランデコから山形県米沢市白布峠までアサギマダラが５ｋｍ移動した(SRS3208 8/6, SRS4677 8/12, SRS6467 8/17, SRS6634 8/18) ＜山形県第１−４例＞
「２００５年８月６〜１８日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、９月２９日に、山形県米沢市の白布峠で再確認されました。
以下、詳細を記載します。
０５年の８月６日に、群馬県耶麻郡北塩原村のグランデコリゾート内のスキー場で、私がアサギマダラに『SRS3206』とマーキング（標識）をして放蝶しました。
同様に、８月１２日には『SRS4677』、８月１７日には『SRS6467』、８月１８日は『SRS6634』と標識をして放蝶しました。
これらの４例の蝶は、同年９月２９日に、山形県米沢市白布峠で、藤井恒さん、藤井佐紀子さんが再捕獲されました。
移動距離は約５ｋｍ。移動方向は北西です。
本例は、２００５年にグランデコから山形県白布峠まで移動して確認された第１−４例目となりました。白布峠まで移動した個体は、さらに２例あり、合計６例ありました。
藤井さんによれば、９月２９日には、３０例を白布峠で見出され、そのうち、４例（＝１３．３％）が、ＳＲＳ個体だったことになります。
私が８月１〜２４日までにグランデコで標識したＳＲＳ個体は８６００頭でした。８月２４日に近い数日におけるＳＲＳ個体の自己再捕獲率は１０％以下でしたから、白布峠の方が、ＳＲＳ個体の割合が高いというデータとなりました。
このことから、『白布峠とグランデコとはかなり自由に往来している可能性がある』ことが分かります。
また、８６００頭の標識で、グランデコから半径５ｋｍ程度の距離までのエリアを含む地域では、１割前後標識できていたことが推測できます。それは逆に見れば、その仮想上のエリアでは（誤差の評価が必要ですが、おおざっぱには）６−７万頭前後のアサギマダラがいたであろうことを示唆しています（参考：８６００×３０／４＝６４５００）。
『アサギマダラは、再捕獲例を集積すると、その集団の動きが見えてくる』」。
（栗田昌裕。ＳＲＳ提唱者。０６０２０２記載）。
第２２７０話 ■奇妙な不思議な共鳴
「テレビで映画を何気なく見ていると、無人駅の名前に驚いた。昨年来、仕事面で密接な関係となった後輩の故郷だった。後日、たまたま途中から見始めた大昔の映画で、主人公の家の表札を見て驚いた。後輩の名前はかなり珍しいのだが、表札が何と同姓だったのだ。両映画ともレンタルビデオ屋にもない希少映画であり、もう観る機会はないだろう。ケーブルテレビの数十チャンネルの二つに偶然共鳴してしまった不思議を感じた（No.286）」。
（赤○敏○。ＳＲＳインストラクター。０６０１２８記載）。
＜特別指導会[定例会]の講義内容がＤＶＤ化されました
→購入の問い合わせは03-3821-3197へ
今回は、第４０回「摩擦法」の内容のメッセージを紹介します：
■第４０回 ｢摩擦法｣(摩擦健康法)。 ９８年１０月２１日
皮膚にはさまざまなセンサーがある。全身の皮膚は広く、しかも、そこに集まる血液と神経の分布は多量かつ濃密である。摩擦はそれらのセンサーに働きかけ、自律神経を始めとする多様な反射を引き起こして、身体機能を改善し、情緒を高め、知性をも刺激する。
そのための強力な技術について解説する。摩擦によって心身は柔軟となり元気度は倍増する。
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