【今週のちょっといい話】 第2261話−第2265話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
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「次回の初級速読法集中講習は2月25日開始です(講師は栗田)」。    
「第128回定例会は2/23(木)開催で『選択法(人生最良選択決断法)』です」。
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「定例会のDVD版が着々できている→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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第2261話(読者)■本書で意識が変わった。人生を楽しく目標があるようにしたい
   「脳をいままでの10倍よく働かせる法」
   (三笠書房刊。栗田昌裕著。04年2月初版)の感想文。
「本当にこれらの事ができるようになるとすごいと思う。これらを応用して、人生を楽しく、目標があるようにしたい。脳が10倍働く本で、少し意識が変わって来た。自分は、頭の回転が速い方だと思っていたけれど、これらを修得したらもっとよくなると思う」。
     (AH。24歳。女性。熊本市。051028受け取り)


第2262話(栗田)■グランデコから福島県福島市までアサギマダラが14km移動した(SRS10085 05.8/24) <福島県第11例目>
「2005年8月24日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが15日後に、福島県福島市で死体として確認されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月24日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『SRS10085』と標識をして放蝶しました。
 それから15日後の05年9月8日に、福島県福島市土湯のビッキ沼で伊藤みどりさんが、雑木林の草むらに死んで落ちていたの発見されました。伊藤さんは、前日の台風14号の暴風雨で落ちて死んだと思われたとのことです。頭部と羽は残っていたが腹部は欠損しており、まだ腐ってはいなかったとのこと。
 移動距離は約14km。移動方向は東南東です。
 本例は、グランデコ発のSRSマークの個体の中で、福島県で確認された第11例目となりました。
 土湯温泉の一帯は、グランデコから東方に進み、中吾妻山〜東吾妻山を越えたところにほぼ南北に走る磐梯吾妻スカイラインの東側にあたります。
 9月8日であればまだ福島県から移動しないで残っていても不思議はない時期なので、今回発見された場所も、『グランデコの周辺の自由に往来するエリア』の一部をなしている可能性があります。
 台風で傷ついて死亡した可能性もありますが、腹部が欠損していたことから、何かに食べられて死亡した可能性もあるかもしれません(かまきりなど)。もちろん、落ちた後に、食べられた可能性も否定できませんが。
 本例のようなグランデコの周囲のエリアでの情報がもっと集まるといいと思います。
 アサギマダラはすごい&おもしろい!!
アサギマダラには謎がある」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060131記載)。


第2263話(栗田)■グランデコからアサギマダラが愛知県三ヶ根山まで418km移動した(SRS3770 05.8/7) <愛知県60例目>
「2005年8月7日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、70日かかって、愛知県幡豆町三ヶ根山まで移動して再捕獲されました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の8月7日に、福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのスキー場で、私はアサギマダラに『SRS3770』と記載して放蝶しました。
 それから70日後の10月16日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、伊豫田壽男さんが再捕獲され、撮影・確認の上、再度放蝶されました。
 ここまでの移動距離は441km。移動方向は南西でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再確認されたもののうちの第60番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧内海フォレストパーク[以下内海FPと記載]。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22.内海FP。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.内海FP。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44,45,46.三ヶ根山。47,48,49.蔵王山。50,51,52.三ヶ根山。53.幸田町。54.蔵王山。55.内海FP。56.名古屋市天白町。57.豊橋市大岩町。58,59.内海FP。60.三ヶ根山)。グランデコから三ヶ根山への移動例としては25例目となりました。
 本例は雌個体でしたが、8月7日と10月16日の画像を比較することができました。
 その結果、418km、70日間の移動で、1ランクより大きい程度の翅の劣化が起きたことが分かりました。また、移動の途中で、交尾を行ったことも分かりました。
 グランデコから愛知県に移動した11例の雌のうち、2例は移動後の交尾情報が得られまっせんでしたが、9例(82%)は、途中で交尾したことが確認されました。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数のアサギマダラ集団が出現します。
 本例は、8/7というアサギマダラのシーズンの初期にグランデコで標識されました。その後、しばらくグランデコで滞在した後に、移動を開始し、10月16日までに三ヶ根山に移動したものと推測されます。
 この際には、400km以上、約1ヶ月以上の移動をすることになりますが、『8月初旬に確認された例では、その時点での新鮮度が高いので、10月に捕獲された際に、1ランク以上鮮度が低下しているケースが多い』ことがほぼ断言できる程度に例が集まって来ました。
 『アサギマダラは個別例を蓄積することで、ある程度の信憑性をもって真相が見えてくる』」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060131記載)。


第2264話(栗田)■グランデコから長野県松本市までアサギマダラが250km移動した(SRS4162 05.8/8) <長野第9例>
「2005年8月8日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、44日後に、長野県松本市で車に轢かれた姿で再確認されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月8日に、群馬県耶麻郡北塩原村のグランデコリゾート内のスキー場で、私がアサギマダラに『SRS4162』とマーキング(標識)をして放蝶しました。
 その62日後の05年10月9日に、長野県松本市岡田で、大林さん親子が、散歩中に、このアサギマダラを発見されました。
 移動距離は約2501km。移動方向は南西です。
 本例は、2005年にグランデコから長野県まで移動して確認された第9例目となりました。
 大林さんは、実は車道で轢かれているアサギマダラを見出されたのです。
 以下が情報をネットに掲示された際のメールの一部です:
 『はじめまして。昨日、犬の散歩中に息子が車道で轢かれているアサギマダラを発見しました。マーキングされていたので、どこでどのような人がどんな気持で放蝶したのかを考えると無視できなくて、携帯のデジカメで撮影しました。全体的に痛んでおり、識別番号も不明瞭ですが、デコ、SRS、4162の文字が読み取れます。わかる方いらっしゃいますか?残念ながら、この個体はもう移動できません。・・・以下略。』。
 以下は私の返事の一部です:
『・・・略・・・。御報告いただいたエピソードを拝読して、私も家族一同も深く感動いたしました。
 もともとは、『南西諸島まで飛んでほしい』という願いを込めて放蝶し、また『旅先でどなたかに再捕獲していただくことで、旅の経路を明らかにする役割を担ってもらうこと』
を願って標識したものです。旅の途上で、不慮の事故に遭遇して、渡りの旅自体は全うできませんでしたが、今回、御報告いただいたおかげで、(アサギマダラにとっては無理矢理押しつけられた役割でしたが、その背負った)使命の一端を果たしてくれたことになりました。このアサギマダラには深く感謝しています。
 10月9日という時期に、まだ松本市岡田に滞在していたということは、大変貴重な情報です。渡りの旅を理解する上で大きなヒントをいただきました。御報告、本当にありがとうございました。・・・以下略・・・』。
 大林さんよりのメールの一部:
 『早速、ご連絡ありがとうございます。息子もびっくりして、感動しています。
・・・中略・・・。詳細は、YAHOOの地図をワードに貼り付けて添付します。
赤×の地点です。 よろしくお願いします』。
 息子さんは9歳とのことです。 
 『グランデコ→長野県』の移動例を要約しておきます。
9/15 大町市(のっぺ山荘。栗田昌裕。8/20 SRS7811 )。 第1例。
9/24大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/23 SRS 9523 )。 第2例。
9/24大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/4 SRS 2395 )。 第3例。
9/25大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。8/8 SRS 4168 )。 第4例。
9/25大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。9/1 SRS 11285)。 第5例。
9/25大町市(のっぺ山荘。大代孝浩。9/1 SRS 8214 )。 第6例。
9/29 諏訪市(豊田文出。 宮阪誠文。8/18,9/1 SRS6511 B)。第8例。
10/6 岡谷市(山手町。  赤羽裕史。8/23 SRS9482)。 第7例。
10/9松本市(岡田下岡田。大林祐希。8/8 SRS 4162)。 第9例。
グランデコでは、8月下旬から、9月上旬にかけて南下移動が始まります。05年には、その後、9月中旬から10月上旬にかけて、赤城自然園で多くの再捕獲のエピソードが生まれました。 長野県では9月15日が大町市ののっぺ山荘でのグランデコ個体
の初見日でしたが、多くのグランデコからの個体の再捕獲は上記のように9月下旬に集中していました。
 その後、9月29日には諏訪市で再確認され、さらに、10月6日には岡谷市でも再捕獲され、岡谷市では、そこそこの頭数のアサギマダラが確認されました。諏訪市豊田は諏訪湖の南東にあり、岡谷市山手町は諏訪湖の北西にあり、相互の距離は7kmしかありません。その後でさらに10月9日に松本市で再確認されたのが本例です。
 岡谷市山手町から松本市岡田へは北北西に9km程度です。
 松本市岡田から大町市ののっぺ山荘へは北北西に約39kmです。
 奇しくも、上記の9例すべてが、地図で見るとほぼ直線上に並んでいるのは興味深い結果です。
 以上からアサギマダラの移動の流れの中で、諏訪湖あたりを抜けていく個体群の存在が垣間見えてきましたが、それらが移動集団全体の中でどれくらいのウエイトを占めているかは未知と言えます。
 例年は大町市のアサギマダラは9月中旬からせいぜい下旬までで姿を消します。しかし、05年には10月中旬にも少数のアサギマダラがのっぺ山荘で観察されました。時期を比べて見ると、諏訪市、岡田市、松本市あたりで観察された個体群と、大町市で見られた個体群がどこかでリンクしている可能性が否定できません。
 『アサギマダラは不思議な生命体。アサギマダラには謎がある』」。
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060131記載)。


第2265話 ■SRS速読中級470クラスが始まり関西・近畿・中部地方からも参加
「2006年1月から、SRS速読中級クラスが開講されました。
 SRS速読法の中級ではSRS能力開発法のステップ11〜ステップ20を学びます。
 このクラスは5日間の集中講習ですから、毎日2ステップずつ学ぶことになります。
 関東圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県)だけでなく、鳥取県、大阪府、長野県、愛知県、三重県、静岡県というように、関西地方、近畿地方、中部地方からの参加者もありました。遠隔の方が毎回通われるのは、大変なことだと思いますが、強いモチベーションがそれを支えておられるのだと思います。
 今回の中級講習は、土日、土日、日という5日間の日程で行われました。
 このような方式の講習は、ほぼ半月で終わるプログラムですから、『半月集中クラス』とも呼ばれています。最近の中級速読法のクラスはほぼこのパターンでしたが、06年7月には、久しぶりに、2日間の一泊研修という形で中級が行われますので、遠隔の方はご参加ください。
 中級クラス参加の必要条件は、初級講習を修了していることと、教材を購入していることです。通信教育をされている方でも、初級の添削を出している方は、中級参加・検討委員会の検討を経た後に、参加を許可されることがあります。
 今回のクラスは、2日目が終わった時点(すなわち、14ステップの終了時で)で、速読字数は29830字/分で、初級からの倍率は約30倍となりました。
 また、計算は105個/分、迷路は27.8点となりました。
 初級の終わりは一般には、計算が約100個/分、迷路は約20点ですので、2日間で、初級修了以来のさび落としをした後、さらに洗練進歩を開始したことが分かります。
 中級と初級との大きな違いは、中級では、身体訓練のレパートリーが広がり、高次脳機能をがっしりと支えるために、低次脳機能のより一層の強化をはかることです。
 実際のクラスと、通信教育とでは、クラスの方がメニューが豊富になっています(教材内容プラスαの指導が行われるのですから、これは当然のことです)」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060131記)。      


<特別指導会[定例会]の講義内容がDVD化されました
→購入の問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第39回「洞察法」の内容のメッセージを紹介します:

■第39回 「洞察法」(本質把握法)。  98年9月16日
 ものごとを学ぶ上で、洞察力が必要なことは言うまでもない。
 洞察力は直感力、直観力をさらに深めた能力である。
 洞察力を高める技術について解説する。

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