【今週のちょっといい話】 第2316話−第2320話

 
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<お知らせ>
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
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「次回の初級速読法の一泊研修は5月13日・14日です(講師は栗田)」。    
   ← ← <関東圏の人には半月集中講習をお薦めします>
「次回の初級速読法集中講習は2月25日開始です(講師は栗田)」。    
「第128回定例会は2/23(木)開催で『選択法(人生最良選択決断法)』です」。
   ← ← P.選択法では欠落領域の自覚が必要である 060222
「定例会のDVD版が着々できている→詳細はHPの該当欄、または問合わせを」。
「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <『テキスト単独』または『テキスト+DVD』のいずれも可>


第2316話(読者)■自分の未知の部分に踏み込む喜びが発見できた
    「10倍速で10倍記憶できる!
    [栗田式]超スピード勉強法トレーニング」
  (PHP研究所。栗田昌裕著。04年9月初版)の感想文。
「自分の未知の部分に踏み込む喜びを発見できました。
読み進めるだけで新鮮な気持ちになれるのは驚きでした。
自分のものになるまで続けます」。
     (YH。26歳。男性。愛媛県松山市。051213受け取り)


第2317話(栗田)■グランデコからアサギマダラが愛知県幸田町まで418km移動して再捕獲された(SRS3283 05.8/6) <愛知県72例・愛知最終例>
「2005年8月6日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、85日かかって、愛知県の額田郡幸田町まで移動して、再捕獲されました。
 以下、その詳細を記載します。本例は、愛知県での再捕獲の最終例となりました。
 05年の8月6日に、福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのスキー場で、私はアサギマダラに『SRS3283 8/6』と記載して放蝶しました。
 それから85日後の10月27日に、愛知県額田郡幸田町で、判家卓司さんが再捕獲され、撮影の上、放蝶されました。
 ここまでの移動距離は418km。移動方向は南西でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再確認されたもののうちの第72番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧内海フォレストパーク[以下内海FPと記載]。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22.内海FP。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.内海FP。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44,45,46.三ヶ根山。47,48,49.蔵王山。50,51,52.三ヶ根山。53.幸田町。54.蔵王山。55.内海FP。56.名古屋市天白町。57.豊橋市大岩町。58,59.内海FP。60,61,62,63,64,65,66,67.三ヶ根山。68田原市尾村山。69,70.内海FP。71.三ヶ根山。72.幸田町)。グランデコから幸田町への移動例としては3例目となりました。本例は雌個体でしたが、雌としては15例目でした(20.8%)。すなわち、グランデコからの個体で再捕獲された雌の割合は約2割となりました。
 扇子山(岡崎市山綱町)、遠望峰山(幸田町)、三ヶ根山(幡豆町)は、相互に比較的近いので、これらが全体として、往来できる領域を形成している可能性があります(扇子山・遠望峰山の間の距離は、約2.7km、遠望峰山・三ヶ根山の間の距離は約7.0km。扇子山・三ヶ根山の間の距離は9.6km。いずれも直線距離)。
 最終的に三ヶ根山への移動例は、72例中34例で、最多の47%となりました。
 なお、本例が再捕獲されたのは、幸田町の健康の道で、この道は、遠望峰山(とぼね山)を巡る全長8kmを超えるハイキングコースです。
 本例は、画像を送っていただいたので、グランデコでの翅の状態と、三ヶ根山での翅の状態を比較することができました。418km、85日間の移動で、1ランク以上の劣化が生じた例であることが分かりました。
 本例は移動後も未交尾であると判断されました。
 愛知県でのこれまでの♀の再捕獲例の結果をまとめると、まず、「標識時は全例で交尾徴候なし」でした。
 再捕獲時では、2例は、「交尾徴候なし」。3例は、「情報不足」。残り9例は、「交尾徴候あり」でした[1例は2回再捕獲されたのをダブって数えましたので、実質の個体数は14例です]。以上から、情報があった11例で見ると、「グランデコから愛知への移動中に交尾が起きた率は11例中9例で「82%」(約8割)と言えます。
 逆に、残りの2割は未交尾のままと考えられました。
 本例は、実際の画像を見て、「驚くべき1例」であると感じました。それは
 <1>85日(約3ヶ月)も経過していながら、破損がない。
 <2>10月30日にまだ三ヶ根山にいる。
 <3>10月の終わりであるのに、全く交尾の徴候がない。
 <4>8月6日に見たときに、ある程度の翅の劣化が鱗粉のムラとして認められ、
    それから85日も経過したのに、そのムラの度合いがほとんど不変である。
 <5>8月上旬のものが418kmも移動すると、多くの例では翅縁白毛がほとんど
    見えなくなっているが、本例は、短いながら、翅の外縁全体に残っている。
といった他にはない特徴を持っているからです。
 愛知県への最終捕獲例として、この例を見たことには、かなりのインパクトを受けました。この蝶は、『とてもおだやかな東北の夏』と『とてもおだやかな移動の旅』を体験した稀な例と思います。こういう個体のその後の運命を知りたいと思います。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数のアサギマダラ集団が出現します。
 本例は、8/6というアサギマダラのシーズンの初期にグランデコで標識されました。おそらくその後しばらくグランデコ近域に滞在して、それから移動を開始し、10月30日までに愛知県幸田町に移動したものと推測されます。
 愛知県での再捕獲を見ると、10月8〜16日に非常に例が多いことが分かります。本例はそれに比べると、早期に標識されたにも関わらず、遅めに移動している(遅くまで滞在している)と言えます。
 それにしても、この時期にまだ愛知県にいたのは驚きです。いったいいつまでいたのでしょうか。
 奄美大島では、10/30には、グランデコから3例目のSRSの再捕獲例が出ました。
 また、10/30に得た情報では、10/17にのっぺ山荘を訪れたところ、まだアサギマダラが少しいたということでした。2006年は、全国的に、のんびり移動している個体群がいたように思われました。
 『アサギマダラの移動は多くの例を集積することで、想像力、推理力が働きやすくなる』」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060222記載)。


第2318話 ■木々の樹形を新鮮に感じ、葉を付けて想像し、芽吹きを待つのが楽しみ
「栗田先生、侑未子代表、SRSスタッフの皆様

 春の足音が日増しに強まってきております。私は、10年前に花粉症にかかって以来、春の訪れが楽しみな半面、辛い時期が近づいてきたなぁと、春の訪れを少し恐れていたりもします。
 今日は、出勤の途中、バンザイをして主張している木々の姿がいつも以上に新鮮に感じました。ふとした瞬間に、ちょっといい出来事を感じさせてくれるのは楽しいものです。
 会社に向かいながら、ムクノキ、エノキ、ヤナギ、クヌギ・・・色んな木々の樹形を楽しめました。と同時に、春が来れば、この姿を見るのもあと少しだなぁと感じさせられました。
 春になり、どのような樹形にどのような葉が付くのだろうと思うのは、毎年、毎年、新鮮です。以前は、どこから葉っぱが生えてくるのか。そんなことすら見逃している自分に気づいた時期もありました。しかも、全く想像と違う葉が付いていたりしたものです。最近は少しずつその隙間も埋められつつあります。
 私はよく、葉のない木々に葉を付けて、想像を膨らませ、確かあんな葉だった、春にはこんな葉が付くだろうと、形・色・匂を運転しながら楽しんでいます。遠くの木に葉を付けるのは、小葉をしっかりみていないと難しいものです。知っていると思っていても、無数の小葉を描くのは、結構大変で、色々見ていないなぁと気付かされます。さらに、思い出すのにも時間がかかります。
 今年の芽吹きが一番早い木は、どの木だろうか、今から楽しみです」。
   (大○哲○。SRSインストラクター。060220 メールにて受け取り)
[栗田注:私も外を歩くときはいつも樹形に注目しています。冬場の自然に対する興味の何割かは樹形の観察に費やされます。そして、美しい樹形があると、撮影をしています]。


第2319話 ■旧(ふる)いパスポート
「パスポートの期限が切れるので更新をした。
旧(ふる)いパスポートに押された出国のスタンプを数えると約30あった。
10年パスポートだったので、この10年間で約30回海外の地へ足を運んだことになる。
年平均3回だ。
1回の出国で何ヶ国も訪れたこともあるので実際に行った国の数は30を超えるだろう。
南米大陸への飛行機離発着基地となった南極のパトリオットヒルズや
マッキンリー(デナリ)山を登るために訪れたアラスカ・タルキートナにある
デナリナショナルパークレィンジャーステーションの記念スタンプなどなど
どれも貴重な想い出だ。
新しいパスポートのまっさらなページにこれからどんなスタンプが押されていくのだろうか。
楽しみである」。
    (高橋和夫。SRSインストラクター。060220受け取り)。
[栗田注:私もそろそろパスポートが切れるので、更新をしないといけません。
家族のパスポートは、貴重な歴史を教えてくれます]。


第2320話(初級)■電車の待ち時間や一駅間で速読ができホームでの見え方も変わった
  (初級半月速読法の4日目の前に書かれたチェックリストと
4日目に書かれた8ステップの感想)
「<チェックリスト>
【気づき】
 ●3/5-11:電車の待ち時間があれば、速読の練習ができることがわかった。
 ●何回か速読の練習をしていると、頭の後ろが熱くなる気がした。
 ●指まわしをしていると少しずつよくまわる様になった。特に中指、薬指ははじめはほとんど動かなかったのが、だいぶまわる様になった。努力すれば、できる様になり、うれしい。
 ●電車の1駅間が1〜2分程度であることに気がついた。ちょうど速読の練習に良い気がする。
 ●日によって、文字が見える時とそうでない時がある気がする。集中力の違いかもしれないが、読むスピードが違う日がある。特に、疲れたと思っていると、のりが悪い。体調の管理も大切だと思った。
 ●駅のホームで人を見ていると、動きが目に入る気がする。いままではボーと見ていたからかもしれないが、ほとんど1人か2人しか見ていなかった様に思う。いろいろな人が動くのが同時に見えている[栗田注:この体験は動態凝視訓練について述べているのです]。
【今週のちょっといい話】
 ●仕事で交渉していた人と、ようやく話がつきそうになった。長いタフ・ネゴシエーションだったが、最近、相手の態度が少しやわらかくなった気がする(偶然?)。
 ●がんばって、速読で本を1冊、数分、数十分で読む様にしてみた。達成感があり、うれしい。
 ●電車の乗りつぎが良かった(気のせい?)。電車が遠くで来ているのがわかる気がするため、間に合うようになったと思う。
<ステップ8>
【共鳴呼吸変法/ドームイメージ法】
 青い空の下、白い噴水から水が出ているイメージを自分にあてはめた。体の中を光が通り、頭から抜けて、一気にに頭上数m〜数十mに達して、水が四方に散る様に、ドーム状に拡散していった。それが地上に落ち、また自分の所に集まり、体の中を抜けていく。
【イメージ訓練/移植法】
 白いハスの花を遠くから見ていた。その1つの花びらに注目し、一気にズームアップしたイメージ。そうすると1つの家があった。その屋根、さらにはカワラに注目し、ズームアップしたら水滴が1つついている。その中を見ると、いっぱい“いわし”が泳いでおり、まっ白なシロナガスクジラがやって来て、前を横切っていくイメージ。逆にした時、カメラが一気に引いていくことで、家→ハスの花→ハスとどんどんイメージが大きいものにもどっていった。
【全体の感想】
 ●ワナワナで速度が一気に速くなった。大阪の社長が働かなくなったことが自分でもわかった。
 ●読むことと暗記との関係を理解して、一気に気持ちの持ち方がかわり、メッセージを取り込む様に気をつける様になった。スピードがBreakしたのが自分でもわかった。 
 ●スピードが速くなると集中力がないと、目に入るが見えていなくなることがあると自分で自覚できる時があった。明日、必ず10倍突破します!」。
  (SN。39歳。男性。SRS速読法初級第451クラス受講者。050313受け取り)

[スタッフ注:SN氏の読書速度は、初速が1320字/分でしたが、
10ステップでは、20000字/分(15.2倍)に到達しました。
 第451初級クラス全体では、初速は837字で、最終回の平均は21853字/分(26.7倍)でした]。


<特別指導会[定例会]の講義内容がDVD化されました
→購入の問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第50回「成長法」の内容のメッセージを紹介します:

■第50回 「成長法(成長力強化法)」 99年8月24日
 成長法は、SRSの「平成用心」のメッセージにも関わる重要な部門である。
 人の精神は何千年もの樹齢を誇る大樹のように、どこまでも成長する潜在的な可能性を持っている。しかし、多くの人はその可能性を見極めることを放棄して、成長を停止させてしまう。
 成長を止めた結果として、開放系であることをやめ、心の周囲に固定観念の垣根を巡らせ、その中に閉じこもって外界を小さな窓から伺い、内面の真摯な探求を止めて、気付き、発見を体験する力を失い、感動、不思議、意外体験も減衰してゆく。こうして人生は萎縮し、たそがれていくのである。
 そのような成長停止の状態を打破し、脱出し、新鮮な感動に満ちた広い土俵に出るための技術を紹介する。
 成長力を強化するには、それにふさわしい知識を持ち、ふさわしい柔軟性を獲得し、ふさわしい感受性を保ち、幾多の脱皮を可能にするパワーを持たなければならない。
 成長を継続するには、人生により深い意義を見出し、より広い価値観を構築し、より大きな目的を設定し、より強力な念ずる力を養い、より的確な成長の手本(モデル)を見出し、より強健な心身のパワーを増幅し、より大量の情報流を持続させ、適所で発揮すべきより洗練された技術群を持つことが必要である。
 それぞれの内容に関する見識を増し、速やかな実践を開始する上で必要なことを解説する。


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