【今週のちょっといい話】 第2975話−第2978話

  
今週のちょっといい話
一つ前のいい話に
戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る

<お知らせ> →講座日程案内   →SRS能力開発法
「12月2−3日(土日)にSRS速読法の一泊研修を開催(講師は栗田)」。
「12月9日から、SRS速読法の半月5回集中講習を開催(講師は栗田)」。
「12月18日(月曜)、「第138回定例会『明響法(明響性格改造法)』が開催されます」。

      ←→H 明響法では明るく響く心の庭を造る。 061128
 いずれも、問い合わせ、参加申し込みはSRS研究所(電話03-3821-3197)へ。


第2975話  ■友人の東京国際女子マラソン
「友人が11月19日の東京国際女子マラソンを完走した。
誰でもが参加できる市民レースではなく
出走するのにも過去1年の間に国際標準タイムをクリアしていなければならないので
スタートラインに立つだけでも大変なのだが友人は2年連続完走を果たした。
直前に足首を痛め出走すら危ぶまれていたが驚異的な回復力を見せ
氷雨が降る中、3時間16分でフィニッシュは見事と言うしかない。
彼女は爪をはがし筋肉痛もMAXな二日後、応援してくれたお店の人に挨拶に行った。
(実は東京国際女子のコース沿いに我々が贔屓にしている飲食店がある)
足を引きずりながらもお礼を伝えに行った彼女の感謝の念が、その想いが
足を痛めていながらも驚異的なタイムでゴールさせたのだと思う。
12月のホノルルマラソンに向けて最高のエールとエネルギーをもらった」。
      (高橋和夫。SRSインストラクター。061126記)


第2976話(栗田)■11月下旬の与那国島でアサギマダラの標識をし、不思議な島内移動集団に遭遇した(SRY1〜SRY95)
「06年11月の中旬に、沖縄経由で、与那国島を訪れた。
 与那国島を訪れるのは、05年に次いで2回目。
 特に、今回は、昨年との違いを知りたかった。
 与那国は中央部に山地があり、数個の山々がほぼ一列に東西に並んでいる。
 その山腹の森のあちらこちらにアサギマダラが比較的集まりやすいポイントがある。
 今年はどうだろうか。楽しみに行ったのだが、初日は特にがっくりした。
 というのは、全島的に路傍の草刈りが行われて、昨年は最大の観察ポイントであった場所に、蝶が集まるような植物群落が全く存在しなかったからだ。11月10日頃に、恒例の全島一周マラソンがあり、その前の時期に、島を巡る主要道路周辺の草刈りが徹底的に行われ、そのついでに、山地の林道の草刈りも行われたのだと聞いた。
 初日は、わずか2頭だけのアサギマダラに出会った。
 それでも久し振りの日本の最西端の気候に接して、心の場が広がるのを覚えた。
 2日目は、インビ岳と呼ぶ中央部の山地で、偶然にも「渡りをするアサギマダラの集団」に遭遇した。南西諸島でこのような移動の場面に出会うのは初めてであるし、そもそも南西諸島でこのような集団の島内移動が行われるということ自体が、これまで聞いたこともない現象だ。小さい島の中でも集団で移動することがあることを知って、あらためてアサギマダラという不思議な生き物に対する謎が深まった。
 ここで「移動」と呼ぶのは、1−2分に一頭ぐらいずつ「とある場所」にやってきて、また消えてゆく現象だ(本州ではそれが10−20秒に1頭ずつになる)。その場所が、特に吸蜜植物があったり、集まりやすい地形であるわけでなく、ごく普通の道路のごく普通の場所なので、「移動」としか解釈のしようのない出来事なのだ。しかも、次々に一定の方向から現れ、一定の方向に消えて行く。私はこれを「大名行列」と名付けている。
 本州ではこの移動は、100〜200頭単位で行われる。昨日はやっと2頭にお目にかかれた程度だから、そもそも今年のこの島は頭数が少ないのだろう。それでも、この日は、2時間くらいの間に50頭を超える数に出逢うことができた。これらの個体が「そのときまさに島外から飛来した集団ではない」と考えた根拠は、その群れの中に、過去にこの島で標識された個体が含まれていたからだ。
 この移動の際には、ヒヨドリバナやシロノセンダングサのようなアサギマダラが好む植物での吸蜜行動も見られたが、平素は見向きもしないサキシマフヨウの花でも何頭かが集まって吸蜜していた。このような「好みのランク」の低い植物の花も物色しながら飛来しては消えていくのが、「移動」の際の特色でもある。
 3日目は、東京に戻るための時間制限はあったが、島内を走り回った結果、3日間で、95頭のアサギマダラに出会うことができた。
 昨年比率で言えば5分の1くらいの頭数がこの島にいる印象だった。
 頭数が少ない理由は、(奄美大島もそうであったが)06年の秋は雨量が少なく、前年とは植物の生育がずいぶん異なった状況となり、ヒヨドリバナなどのアサギマダラの好きな植物の開花が量的にも少なく時期的にもずれていたことが上げられる。
 11月の中旬、昨年の同時期には、シロノセンダングサもヒヨドリバナが豊かに咲いていたのに、今年は、極めて花が少なく、咲いていても、貧しく乏しく早めに開花が終わってしまった状態にあった。
 しかし、天候には恵まれて、南国らしい生き物に数多く出会うことができた。
 蝶では、ヒメアサギマダラが多かった(これは土着種ではなく、南方からの迷蝶とされる)。また、クロテンシロチョウは特に数が多かった。他に出会ったのは、タイワンシロチョウ、ミナミキチョウ、ツマベニチョウ、ナミエシロチョウ。クロアゲハ、カラスアゲハ、ジャコウアゲハ、アオスジアゲハ。カバマダラ、スジグロカバマダラ、リュウキュウアサギマダラ、オオゴマダラ、リュウキュウムラサキ、メスアカムラサキ。リュウキュウヒメジャノメ。シロミスジ、リュウキュウミスジ、ルリタテハ、アカタテハ、タテハモドキ。アマミウラナミシジミ。チャバネセセリ。・・・。
 与那国島は蝶の愛好家の中では、迷蝶や他の稀少な昆虫に出会える確率が高いために、特別な位置を占めている。今回も、4名ほどの補虫網を持った方に出会った。そのうちの2名の方からは貴重な現地情報をいただくことができた(感謝)。蝶の愛好家の関心は、今回は特にキミスジという迷蝶にあったようだ。
      (栗田昌裕。アサギマダラ研究家。061128記載)。
追記1。ヒメアサギマダラの様子は、以下のブログでも見ることができます:
ブログ「アサギマダラと自然のよろこび」の中の
「ヒメアサギマダラは与那国でよく出逢う迷蝶」の項目
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-201.html
追記2。2006年のアサギマダラの渡りのデータは、以下に要約して示されています:
http://www.srs21.com/3d_insect/watarichou_no_tabinokiroku/2006_watarichou_no_tabinokiroku.htm
追記3。与那国の風景写真は、「アサギマダラと自然のよろこび」で随時紹介しつつあります。


第2977話(初級)■夢の回数・色彩が増し会話が増え、辞書的理解と体験的理解の違いに驚いた

 (初級半月速読法の4日目に書かれた【ステップ7と8の体験談】より)
「<ステップ7>
【夢変化】
●夢を見る回数が増え、色彩もあざやかになり、登場人物と会話をする場面が多くなってきた。
【気づき】
●固定観念をとりはらえていない自分に気がついた。
●物をもっと詳しく見ようとする自分が増えているのでうれしい。
【共鳴呼吸変法/単純法2】
●昨日行った4つの場面を思い起こすより、やりやすかった。色もイメージしやすかったが、3つ同時見ると、物体が小さくなりインパクトは弱くなった気がした。
【イメージ訓練/回転法】
 ●ゆりの回転イメージでは、葉の質感や風にゆれるイメージもできた。香りのイメージまでできればと思ったが、時間切れ。
 ●イルカが2頭、私の手前までき、あいさつしたあと、四方八方自由自在に泳いでいた。
【全体の感想】
●理解の定義が違っていることに気がついた。
●辞書的理解と体験的理解の違いにおどろいた(栗田注:辞書的理解と体験的理解は、講習で学ぶ概念です)。
●書き出し事をたくさん訓練して統合出力の能力を高めたい。
●勇気をもって固定観念をこわしたい。

<ステップ8>
【共鳴呼吸変法/ドームイメージ法】
●水が体の中心を昇るときに光とともに熱さを感じた。吹き出した水がドームを作って落ちていくとき左後方のイメージが難しい。
【閉眼指回し】
●毎回出てくる色の種類や模様が違うのは、なぜだろう。今回は、うすい黄色とうすい緑が多かったが何か意味があるのだろうか?
【全体の感想】
●とにかく前進していきたい。
●初回速読の範囲を同じ時間で何回も読めたのでうれしかった。
●光の辞書を1つでも増やせるように1週間を充実したものにしたい」。
   (TK。33歳。男性。SRS速読法初級第464クラス受講者。050918受け取り)

[スタッフ注: TKさんの読書速度は、初速が740字/分でしたが、
10ステップでは、9400字/分(12.7倍)に到達しました。
 第464初級クラス全体では、初速は897字で、最終回の平均は28789字/分(32.7倍)でした]。


第2978話(栗田)■ブログ「アサギマダラと自然のよろこび」には「ツワブキに止まる3頭のアサギマダラ」掲載

「『アサギマダラと自然のよろこび』のブログ:
  http://srs21.blog59.fc2.com/
では、
11/26 15:42 ツワブキに止まる3頭のアサギマダラ
http://srs21.blog59.fc2.com/blog-entry-208.html
を掲載しました。クリックしてご参照ください。
(SRS研究所のHP:
 http://www.srs21.com/3d_insect/blog%20index/blog%20index.htm
 から目次経由でも見ることができます) 
 アサギマダラ調査関連情報と、
 カナディアン・ロッキーの旅の画像を紹介しています」。 
     (栗田昌裕。SRS能力開発法提唱者。061128記載)。


<特別指導会[定例会]の講義内容がDVD化されました
                 →購入の問い合わせは電話03-3821-3197へ
 今回は、第125回「結念法」の内容のメッセージを紹介します(以下のメッセージは、イントロダクションに過ぎません。実際の詳しい内容はDVDで学んでください):

■ 第125回 「結念法(結念心玉操作法)」 05年11月28日
 念ずることは、潜在意識の働きの重要な一部分である。
 というのは、潜在意識は想念、すなわち、「想う」ことと「念ずる」ことが二大機能であり、念ずることは、その半分を担うからである。
 ものごとを達成する際には、念することがなければ達成はあり得ない。
 念ずるときには、一定の方式を用いるべきである。
 そのための技術を指導する。→定例会DVD

一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る