■ SRSメールマガジン第16号

 
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2002.12.10
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 ◇エス アール エス研究所メールマガジン◇
          第16号 

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☆ 目次
[エス アール エス ホットニュース]
  ●SRS速読法・中級5回講習(第402クラス)感想文
[最新版3D写真]
  ●クマノミとイソギンチャク(パラレル法)
[全人会ニュースより]
  ●「潜在意識の海を大事にしよう」    (全人会ニュース392号より)
[季節だより]
  ●「東京で初雪を見、群馬で大雪を見た」
[栗田先生近況]
  ●読売新聞に速読法の特集記事掲載「速読マスター・栗田さんに聞く」。
  ●対談記事
「山本一力×栗田昌裕 提案、アタマをもっと元気にする速読術 上」、など。
[出版案内]
  ●「仕事と学習の成果を高める栗田式奇跡の速読法」(PHP研究所。文庫)
 の発刊、など。
[講座案内]
  ●「定例会」、「速読法」、「記憶法」、「肩の会」、「眼力法」、「健康法」、新日程。
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[エス アール エス ホットニュース]
●SRS速読法・中級5回講習(第402クラス)感想文
 現在、千駄木の教室では、SRS速読法・中級5回講習(第402クラス)、SRS速読法・初級5回講習(第403クラス)、第31期記憶法Aクラスが開かれています。
 今回は、12月1日に行われた速読法中級(403)クラスのステップ13と14の感想文の中からいくつかを紹介します。

■例1 KH(女性27歳)
【step13KW】「よく見る」[スタッフ注: 中級では、各ステップで受講生が自分の【KW(キーワード)】を設定します。]
【イメージ遠近法】はじめは、風船が前後に行ったりきたりするだけだったが、途中から前後の動きに上下の動きも加わった。立体的に動いた。
【凝視訓練】呼吸を止めているときだけ大きい円が立体的に球になってみえてきた。すべての呼吸法において、黒い玉が浮き出し、光が射し、2番目に大きい円が、螺旋を描いているようにみえた。

■例2 IT(男性29歳)
【step13KW】「広く、速く」
【イメージ遠近法】いつもより鮮明にイメージできた。やっているうちに気持ちよくなって眠くなってきた。今までより楽にイメージがコントロールできる。
【樹木法L】体を前に傾けると、木を上から見るようなイメージに変わった。木と一緒に自分も高くなり、景色全体を眺めた。
【閉眼指回し】指を回せば回すほど模様等が変化していった。5指を回した瞬間、過去の体験が色々よみがえってきた。
【step13総合感想】今までより、文字が見えるような気がした。視野を拡げようと思うほど文字がシャープになっていくような気がした。特に今回は、イメージが楽にできた。もっと感覚を鋭くして速読をしたい。

■例3 MH(男性32歳)
【step13KW】「大きな枠で確実に」
【樹木法L】自分が後ろの方に傾けるにつれて木がどんどん大きくなり、自分が下から上に木を見上げるような感じだった。
【step13総合感想】「呼吸法によって見方が変わる」ことを学んだ。初級の時は息を止めてみるほうが楽だったが、息を吐いた方が楽に感じた。またすべてのことについて空間的にとらえて心の世界を広げることは、とても大切なことだと思った。八つの柱を日々確認しながら心の世界を作っていきたいと思った。
【step14KW】「進化」
【step14総合感想】・もぐらたたき訓練は理解(想起)するには最高の訓練だと思った。他の感覚も多く使うことで想起がたくさんできるように感じた。・またチャンク回復訓練では、1文字が分かれば、他の文字が思い出せるということが分かった。・初級にくらべて大きく、とらえるようにできてくるようになってきたと思う。・たえず「とらえなおし」と「進化」(成長しているかどうか)を考えていきたいと思った。・体が柔軟になれば心も柔軟になれると今回の講座で感じた。

■例4 MS(男性33歳)
【立体視訓練】クロス法:○ パラレル法:○ 浮き上がり方の違いだけでなく、空間の感覚がまるで違う。楽しい。
【step14総合感想】盛り沢山の内容でしたが、それぞれの訓練が有機的につながってシステムをつくっている様子が少しずつ見えてきました。呼吸に気をつけてみたいと思いました。あせって、うわずってしまうと情報を味わうどころでないようです。

■例5 SO(男性35歳)
【step13KW】「心を開いて、虚心で感じよう」
【痛み発見】これまで、あまり自分の体にはコリがないと思っていたが、それは、自分が痛みの情報をキャッチできなかったのかもしれない。足の指も、微妙な痛みのちがいを感じるようになってきた。
【step14総合感想】今日は体調を整えて来たので、最後までとても楽しく訓練できました。SRSの講習は、運動のトレーニングをやりに来るつもりでくるのとよく似ているなぁと思います。中級は「心づくり」と言われていますが、少しずつその意味がわかるような気がしてきました。外の世界と本の世界を同じようにとられることも少しずつわかってきた感じがします。見ているものを味覚でとらえたり触覚でとらえる体験がとてもおもしろく新鮮でした。

■例6 TK(男性43歳)
【step13総合感想】・海外旅行先で読んだ本の内容がその土地の印象といっしょに思い出されるという経験があったことを思い出した。・状況とともにインプットすることを意識していきたい。

■例7 SI(男性55歳)
【step13KW】「広い目で視る」
【柔軟】体がほぐれると心身がリラックスできる。精神がおちつく。安定する。血流もよくなった様で体がポカポカしてきた。
【凝視訓練】呼気の時、最も立体的に大きくふくらんで見えた。全体的に立体視の様に数が増え、立体的に見えた。
【閉眼指回し】明るくなったり、暗くなったり、色調の変化など複雑な見え方がした。
【総合感想】心と体の柔軟性に今後注目して生活していきたい。ワナワナリーディングすると、意識が高揚されるためか、字数が大巾に上昇するのは驚き。空間の場を意識して生活することに留意していきたいと思いました。
【step14KW】「心身共に柔軟に」
【総合感想】呼吸法で息をはいたりまばたきを少なくするなど参考になりました。より大きな目で、周辺視野を活用する訓練を日常化していきたいと思います。

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[最新版3D写真(添付書類)]
●クマノミとイソギンチャク
[解説]やわらかく、きれいで、ふかふかのじゅうたんにもぐりこんで、
気持ちよさそう・・・。そんなクマノミの様子です。
クマノミとイソギンチャクは共生の関係にあります。
共生とは別種の生き物がお互いに利益を得ていっしょに生きていくこと。
地球上には、何百万種もの生き物がひしめいています。
多くは喰うか喰われるかの関係にあります。
そんな中で、共生する生き物たちの姿を見ると、
ほっとしませんか。生き物どうしがお互いに深いきづなで結ばれている例を
たくさん知りたいですね。 (パラレル法で立体的に見えます)
   撮影・解説:栗田昌裕
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[全人会ニュースより]
●「潜在意識の海を大事にしよう」
 潜在意識は海のようなところであるとSRSでは説明している(=海のモデル)。
 海には汚染という現象がある。汚染が進むと環境の破壊が起きる。
 環境が破壊されてしまうと、魚が絶滅したり、魚の機能が損なわれたり、魚に奇形が生じたりして、本来の働きをすることをできない。
 だから、潜在意識の海という内面環境を大事にしたいものだ。
 そのためには潜在意識のあり方をよく理解して、そこに過剰なストレスや無用なストレスが無意識に加わらないように心がけることが大事だ。
 知らないうちに、その海を破壊的な仕方で用いないように心がけることも大事だ。
 よく点検して無意識の海をよい状態に保とう。
 そうすれば、そこは美しい海となり、多様な生命に満ちた海となり、豊穣で生産的な海となる。
 それはまた、感情や情緒の働きを豊かに支え、知的機能に関しても豊かな発想をすることにもつながるだろう。
 (全人会ニュース392号より)

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[季節だより]
●「東京で初雪を見、群馬で大雪を見た」
 2002年12月9日、東京は朝から雪が積もっていた。初雪である。
 雪は前日の夜から降り始めたという。
 朝のテレビ・ニュースでは、積雪量は東京で1cm、宇都宮17cmなどと述べていたように聞こえたが、戸外に出てみると、どう見ても5cmは積もっているように見えた。
須藤公園には、みぞれ状に積もった雪が、昨日まで見ていた落葉樹の様相を一変させていた。残っていたかなりの量の葉が落下してしまったのだ。
 前日までそこそこに秋らしい黄葉の雰囲気を残していたカエデやイヌビワやアカメガシワの黄色い葉が一気に欠落して、みすぼらしい姿で残ったわずかな葉や露出した枝に、白い雪が少しずつ乗って色調にユニークなアクセントを与えていた。
 新幹線には運行を停止していた路線もあったが、上越新幹線は通常運行をしていた。
 朝の7時6分発の「たにがわ」から西側の窓外を見ていると、東京から離れるにつれて、積雪が次第に深くなっていくのが観察されて面白かった。特に、トンネルを越えた瞬間の変化は目を見張るものがあった。一面の雪景色だ。しかし、窓に吹きなぐるような雪のおかげで、その様子を撮影することはできなかったのは残念だ。
 上毛高原は完全に雪に埋もれていた。今年3回目の雪だが、もっとも深い雪となった。
 スタッドレスのタイヤでスリップしないように慎重にドライブしながら、山越えをするための道路を上るにつれ、山地の雪が景観に与える影響の大きさに感動した。
 あらゆるものが雪にくるまれ、風景が一変する。
 その心理的なインパクトは予想以上に大きく、さまざまな思いが運転をしながら巡った。
 雪の作用で、山野の自然は一挙に冬への変化を加速することだろう。
 樹木に残っていた枯れた葉は、大量に落下して、葉のない冬の樹形になる。
 スギのような常緑樹の中には雪の重みで折れたり、曲がったりする枝もある。
 水田やコンニャク畑は一面の雪原に変貌している。その広がりの平らさと見事さには驚きを感じた。かと思うと、葉の落ちた柿の木に美しい実がたわわに残り、そこには雪がふぶいていた。その様子は生き物の実りの不思議にを思わせた。
 畑に並んだリンゴの枝には10センチもの雪がつもって、木々の相似形が、全体として比類のない枝ぶりの美しさを見せていた。中にはまだ実がなったままのリンゴ畑があり、それが雪の中に垂れている様子は見物だった。
 東京の初雪はそれから1、数日で溶け去ったが、上毛高原の雪はしばらくは溶けそうにない。季節は完全に移行したのだ。

※みなさまからも[季節だより]の原稿を募集いたします。
 日本は南北に長い国です。自然は、同時期に各地方でさまざまな表情を見せてくれます。このマガジン上に、たくさんの地方からの「同時期自然レポート」を載せていきたいと思います。下の要領でお送りください。

1. 記録した日付、場所、送信者のお名前をお書きください。(掲載は匿名でいたします。)
2. ホームページから通常のメールアドレスを使ってお送りください。
3. メールのタイトルを「季節だより」としてください。

 なお、紙面の都合で、お寄せいただいた原稿すべてを載せることができない場合があります。また、短く編集するなど、いただいた原稿にこちらで手を加えさせていただくこともあります。どうぞご了承ください。
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[栗田先生近況]
●12月10日に、読売新聞に、取材記事が掲載されました。
 「(首都圏450万部 仕事の情報誌) ぴーぷる」の第一面で、
 速読法をクローズアップした「特集」欄です。
 「本を速く読みたい 速読マスター・栗田さんに聞く」というタイトルのもとで、
 「風景のようにページを見る」、「教室や講座、納得いくものを」という内容で記事がまとめられています。

●直木賞作家・山本一力氏との対談記事の前半部分が、1月号の「ダ・ヴィンチ」に掲載されています(2003年1月6日号)。
「山本一力×栗田昌裕 提案、アタマをもっと元気にする速読術 上」、56−57頁。

●ナースのための雑誌にSRS速読法の紹介が掲載されています:
 「アンファミエ」(株レモール)、(リニューアル創刊号)、2002年年11月10日現在の内容、「SRS速読法で、心もカラダも頭も!私自身に本気のケア いつも輝いていたいから、SRS速読法で上質な自分磨き」、210−211頁。

◎2003年1月に「ダヴィンチ」の企画で、新しい対談が予定されています。

◎2003年5月の全日本鍼灸学会には、鍼と温灸と振動による視力回復法の比較に関する研究報告を行うことになっています。
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[出版案内]
●「仕事と学習の成果を高める栗田式奇跡の速読法」(PHP研究所、文庫)が、
 12月上旬に発刊されました。これは通算93冊目で、今年では11冊目の著書になりました。

●「脳力全開 栗田式記憶法入門」(PHP研究所、文庫)が入手可能です。
 発刊日は11月15日です。 

●「不動産受験新報」に連載中です。
 不動産受験新報、1月号」、住宅新報社、2002年1月1日発行。
  「資格試験を突破する能力開発法 第12回」、p193−196。
    「魂を込めたメンタル辞書」に関して述べています。

●「栗田式 仕事力を10倍高める速読トレーニング」(PHP研究所、2002年7月21日発行)は、好評をいただいています。

●「速読法と記憶法 パワーアップ編」(栗田昌裕著、KKベストセラーズ、2000年9月発行)は、同出版社の「速読法と記憶法」の続編です。中級、上級のメニューが載っています。

●「心身の科学 第38巻」(SRS研究所)が完成しました。
 2002年1〜2月の全人会ニュースの内容が収録されています。
 ご希望の方は、SRS研究所(電話03−3821−3197)にお問い合わせを。

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[講座案内]
●速読法初級5回講習
    ☆新日程が決まりました!
    2/9(土)、15(土)、16(日)、22(土)、23(日)
    半月で速読法初級の10ステップを修了するコースです。
    早い時期に満席になることが予想されます。
    ご希望の方は研究所まで早めにお電話をお願いいたします。

●記憶法A
    ☆新日程が決まりました!
    2/6、13、27、3/6、13(いずれも木曜日、午後7時〜11時)
    受講受付中です。

●定例会 12/19  第90回「内観法」【内観力追求強化法】
        内面観察力は知的情報処理の仕組みを点検し、自覚し、その制御力を高
        め、情報処理能力を発展させるために役立つ重要な能力です。その力を
        どのようにして涵養し、どのように強化するかを指導します。
       1/30  第91回「進化法」【進化鳥瞰開発法】
        進化論の歴史はガラパゴス諸島をダーウィンが訪れて、フィンチを始め
        とするさまざまな生き物の島毎の変化を観察することから始まった。
        今回、年末年始にガラパゴス島を訪れる予定なので、その報告を兼ねな
        がら、進化論の展開とSRS能力開発法との重なり部分に注目し、能力
        開発に進化論のアイデアをどのように活用するかを解説する。
       2/ 20 第92回「表現法」【高速出力表現法】
        出力は自分の思いを言葉や行動で表現する営みである。出力の仕方には
        無数の可能性があり、その選択と工夫によって、皆さんの価値が決まっ
        て来る。試験に受かるかどうかも、出力表現の仕方に依存する。迅速に
        かつ的確にかつインパクトのある出力表現をどのように行うかについて
        SRSの体系に即して解説する。

●肩の会  この会では、自分でできる心身のチェック、凝り痛みの改善法を指導し
        ます。相互にチェックすることも行います。
        次回は、1月23日の夜です。

●健康法  金曜日午後に行われます。次回講習は1月24日スタートです。

●眼力法  金曜日の夜に行われます。
        このクラスでは、変動磁気を用いた方法、栗田式手技を用いた方法、
        3D写真を用いた方法の3通りを併用して眼力を高めます。
        次回講習は1月24日スタートです。

 ※出席ご希望の方は研究所まで早めにお電話を!

●講座のご案内
 各種講座の日程がホームページに掲載されています。
 受講お申し込み、お問い合わせはtel. 03-3821-3197までお願いいたします。


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