SRS速読法 速読体験談  保険-009(第一生命)

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☆初級10倍速読突破体験談

     男性
     SRS速読法初級一泊研修(No.347)受講
     初速1420字/分→最高25000字/分、17.6倍速読突破


「若い時の疑問が解明でき、新緑を新鮮に感じ、怒ることが減り、前向きになった」

 ●速読を学んだ動機・旭屋書店で買った本の袋に付いてきたSRSのチラシがきっかけでした。ふと気が付いてみれば45歳。書架にあふれる万巻の書。大学時代の恩師の言葉を思い出しました。「君達は岩波文庫の百冊の本をいずれ全部読むと漠然と思っているだろう。ところが全部読んだ人など、ほとんどいないのだよ。いつか『レミゼラブル』を読む、『罪と罰』を読む、と思っているうちに年老いてしまうのだ」。今の読書のスピードでは、一生が終わってしまうという切迫感が動機です。
 ●今、抱えている目標群:1、たまった本を読むこと、例えば、「戦争と平和」を読み切ること。意外に読みにくいのだが、速読の成果を試すよいチャンス。
 2、フランス語の語学検定2級を取得すること。これはなんとかなりそう。
 3、NHKテレビの語学講座を英語は除いて、7か国語分(伊、独、仏、西、中、韓、露)を毎日見ること。大学時代に仏、独、露は多少かじり、昨年から伊、中、韓を見始めたので見続けるくらいは、何とか続いてる。
 4、確率微分方程式を理解すること。
 5、物理のゲージ理論を理解すること。
 6、囲碁で初段を取ること。などなど。
 4から6はまだまだこれから。考えてみれば欲張りすぎるかもしれない。でも、若いときにこれくらいはこなすのではないかと漠然と思っていたことなので、明るく、やりきろうと思っている。
 ●SRSの訓練内容に対する感想・初日、正直、最初はこれは宗教の一種かなと思いました【栗田注: むろんSRSは宗教とは無縁です。何しろ下にも出て来るように、「信ずることは地獄である」と述べているくらいですから】。一方で、指回しなどで体の柔軟性が変わったことも驚きでした。私は事実は事実としてなんでも謙虚に受け止めようと普段から心がけているので、なんとなくいかがわしい気もしたけれど、ここは素直に心を開いて、信じてやってみようかと思いました。ところが2回目、「疑うも地獄、信ずるも地獄」というキーワードで、これは困ったと思いました。と、同時に、これは非常に合理的な姿勢を示しているなと思い、懐疑主義に陥らないように、かといって、信仰にも陥らないように取り組もうというモチベーションを持つことができました。ある意味、この言葉で吹っ切れた気がします。
 2回目の訓練後、新緑が鮮やかなのが何年振りかでみずみずしく新鮮に感じられるようになったり、少しずつ幼いころの感性を取り戻していく気がしました。
 また、若いころに感じていた不思議なことが色々解明できて、私にとっては納得性のある訓練でした。
 以下、いくつかの例を挙げていきたいと思います。
 ◆私は小さいときから色のつく夢がほとんどでした。それをまわりに言うと、今でも若い人からも変人扱いされたりします。色付きの夢があるということ自体は、宮城音弥氏の岩波新書「夢」でも言及されていますが、今回の訓練であらためて色付き夢を見ることはむしろ感性豊かなのだという自信につながりました。
 ◆幼いころ寝る前に目を閉じているといろんな形の模様が見えたり、それこそ目を閉じて手を動かすと手が見えているような気がしたり、それを親に言うと「あんまり人に言わない方がよい(頭がおかしいと思われる)」と言われ、なんだか「隠れキリシタン」のような気がしていたのですが、これも訓練で納得ができました。私は水晶体の中のごみを見ているのかと思っていたのですが、そうではないようですね。
 ◆本の文字が浮かび上がる経験も小さいころからありました。ぼうっと見ていると特定の文字が光り出すことはよく体験しました。会社で人の書類をみているといきなり、誤字、脱字、誤表現が浮かんできて、短時間でよく読まないのに、間違いが分かるなといわれた経験があります。
 ◆10日かけてやるものも1日かけてやるのも同じだとか、速読が自分にできないと暗示をかけている、社長が邪魔してるという感覚もよく納得できます。昔、数学を専攻していたとき、先生に言われたことを想起しました。「今わからない数学の証明はいつまでたってもわからない」、「分からない、難しいと思った瞬間、思考は停止する。俺に分からないものはないと思え」。
 ◆夢の続きを見ようとして成功した経験はありますが、今回の訓練期間内で夢の中に入りこめた経験はまだありません。これまでに持っている夢の世界は何種類かあってそれなりにつじつまのあった独立した地理、地形を持っています。独身寮にすんでいたり、家族で住んでいたり、何種類の家、時代がパラレルワールドとして存在しています。そこでそれぞれの時代の旧友、恋人にたまに会ったりしています。
 ◆SRSがどこまで身についたかについては、今は入力が何とかできるようになったというところで、潜在意識に落ちたものをどこまで引っ張り出せるかが課題だと思っています。
 ◆指回しは、よく反省すると決して毎日十分な量はこなせておらず、中年の不器用さが残ったままです。
 ◆精神面で言えば、他者に対して怒ることが少なくなった。何事も前向きに取り組むことが、自信を持ってできるようになったことが大きいと思います。これまでもできるだけ前向きに取り組んできたつもりですが、無理をしていた感は否めず、それが無理をせずに出来る、素直に出来るという点が違ったことに思えます。この点は、科学的訓練から宗教的効果、あるいは宗教によって得られると一般に思われている効果が得られているのではないかと思います。
 ◆共鳴効果。これはいわゆる受験校、進学校、スポーツ校、さらには同好会の効果として存在していることをあらためて納得しました。これも大学時代の話しですが、ある友人がつくづく言っていた言葉です。数学の自主ゼミをやっていたときに「生きていてこんなにうれしいことはない。今まで数学が好きだ。勉強がしたいというと変人扱いされた。これが当たり前に出来るというほどうれしいことはない」。私も同感でした。今回も逆にやる気のなさそうな人が隣にいる、厳密に言えば、私がそう感じてしまうこと、自体で気が散ってしまうこともありました。
 ◆イメージトレーニング。先生の指示が早くてイメージでついて行くのに苦労しました。邪念が入ると止まってしまい、ついて行けないことがありました。拡大訓練ではレーザーディスク(品番:パイオニア−LDSS098‐6016)に収録されている、映像作家Charles&RayEamesの「Powers of Ten(10のべき乗)」を見て、それを応用するようにしました。これは10秒ごとに10倍のスピードで拡大縮小を行っていく映像です。湖のほとりに横たわっている人の姿(100m)から拡大していく方法では地球、太陽系、銀河系、銀河団(1024m)という世界まで拡大が行われます。縮小では皮膚の拡大から分子、原子(10.16m)の世界にまで入りこんでいきます(栗田注:他人の作品に頼るようでは、それを記憶して想起する訓練になってしまい、「その人のイメージ訓練」にはなりえません。要注意)。樹木法ではディズニーのアニメ、「ファンタジア」ないしそれに類した名を覚えていないアニメを連想しながらやりました。年齢のせいかもしれませんが、イメージ訓練ではその場で全部オリジナルに想像するのではなく、見たことのある映像や、夢を応用してやることが私の場合は多くなりました。
 ◆家族の反応では1回目、2回目の訓練後では「お父さんが怪しい新興宗教にとりつかれた」というものでしたが、周辺視野、潜在意識の話をした後では「今日も電車で指回しをしていた人がいた」という好意的な反応になりました。あとは、本当に速読を目の前で実践して見せることです。そこはまだ公開してません。
 ◆できれば中級以降は1日、2日のコースで受けたいと思っています。
 ◆栗田先生には、懇切丁寧な御指導ありがとうございました。インストラクターの方々もありがとうございました。


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