SRS速読法 速読体験談 大学・研究機関-003(国立大学教授)

一つ前の体験談を
読む
次の体験談を読む
所属別体験談リスト(見出し付き)へ
所属別体験談のトップページリストへ戻る
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る
☆初級30倍速読突破体験談

     女性
     SRS速読法初級半月講習(No.397)受講
     初速800字/分→最高26000字/分、32.5倍速読突破


「偶然の一致、過去の想起、心象の自律性に驚き、潜在意識が生き生きと体験でき、多種類の心身の連動を体験し、人間の不思議さ・精妙さ・素晴らしさを強く感じた」

【30倍突破体験談】
 「人間ってすごい」この講習に参加して、いちばん強く感じたことは、人間というものの不思議さ、精妙さ、すばらしさだ。
 訓練が進むにつれて、先生が予言していらしたような、不思議なことが起こり始めた。
 現地集合の約束をしていた私たち家族四人が、途中駅の同じ券売機のところで、全く同じ時間にバッタリ全員集合する(しかもみんな、遠くのてんでんばらばらの場所から出発してきたのに)なんてことが、どうして起こるのだろうか。
 何十年も一度も思い出しもしなかった、幼い頃のおもちゃや昔々住んでいた家においてあった調度品、天井の木目模様などがふいに思い出されてくる、この記憶は今までいったいどこにあったのだろうか。
 イメージが突然、自分の意志を超えて、自律的に動き出すのは、どういう精神の働きなのだろうか。
 潜在意識の広大な海を、チラリと垣間見たような思いだ。
 潜在意識をのぞき見ることは、普通ではむずかしいと思うが、SRSの訓練が、それを生き生きと体験させてくれることに感銘を受けた。
 潜在意識が海のような広がりと深さをもつのは、人間の心が個体にとどまらず、広く共鳴をおこすことと関係があるのだろう。
 SRSが共鳴という現象を、できる限り科学的に、データとして捉えて見せてくれたことにも感銘を受けた。この共鳴が、自分にもちゃんと起こっていることを、カードや樹木法の絵が語ってくれていて、それが自分への信頼と自信につながった。
 人間がこれだけ共鳴を起こしうるものならば、人類や地球の未来にも、明るい展望が開けてくるような気がする。叡知が共鳴を起こし合って、活路が開かれていくかもしれない。
 SRSが前向きで元気の出る開発法だ、ということがよくわかった。
 マッサージ師もサジを投げる、私のウルトラ級の首凝り、肩凝りがやわらかくなり始めていることも驚きだ。首や肩が軽くなると、心も軽く明るくなる。「光の読書」ということで、思い起こすのはピアノの演奏のことだ。ピアノを弾くとき、楽符は弾いている箇所より少し先の所を見ている。速い演奏であれば数小節先を見ている。逆に言えば、少し先の所を見ていなければ、弾けない。つまり「楽符を見てわかる」という現象はもう済んでいて、すでに済んでいる部分が演奏という形で出力されている。出力と同時にそれより先の部分が入力されているのである。
 同じようなことが、ワープロを打つ作業にも言えるし、講習時の「迷路」や「計算」についても言える。人前でまちがえないように朗読をする時もそうだ。声に出して読んではいても、目は実はもう、その少し先を追っている。そうでないと、スラスラとつっかえずに読むことはできない。
 私は今までこうしたことを、ほんとうに不思議なことだと思ってきた。人間はいったいどうして、こんなことができるのだろうか。どうして今見ているのではない、少し前に見たことを出力しながら、その先をその先を、と見続けていくことができるのだろうか。
 SRSの講習を受けて、その不思議なメカニズムのことが、少し理解できてきたような気がする。
 たぶん人間は、表面意識と潜在意識の間をゆきつもどりつしながら、複雑な精神活動・表現活動をこなしている。そしてSRSの訓練は、そこにさらにもっと深い、深層意識の働きを積極的に呼びこもうとしているのだろうと思う。そこにはいったい、どんなに複雑でどんなに深遠な、心の動きが現れてくるだろうか。
 可能性の広がりが膨大で、私には全く見当もつかない。
 体のパーツの動きにつれて、視野が変化したり、色を感じたり、他のパーツの動きがよくなったり、といった、意外な連動がたくさん生じることを、集団と個人それぞれの、数値として体験できたことも、貴重だった。
 人間の体は、たくさんの微細な部品の個々の寄せ集めなのではなくて、もっと総体的なもの、複雑精妙な何か(たぶんそれが、広い意味での「心」)に、全体として充たされているものなのだ、という感じがした。人間の心ほど、おもしろいものはないと思った。
 私は今はとにかく、SRSの全ステップを体験してみたい、という、熱い思いでいっぱ
いになっている。


一つ前の体験談を読む
次の体験談を読む
体験談グループ別リスト(見出し付き)へ
速読体験談のトップページへ戻る
SRS能力開発法のHP表紙に戻る