■１０倍突破
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☆初級半月１０倍速読突破体験談 No.322 <2003.6.14掲載>
ＳＲＳ速読法初級５回講習（第400クラス、２００２年１０月１２日〜１０月２７日開 催）を受講した孔○○氏(女性37歳、初速620字／分→最高8100字／分、13.1倍速読突 破）が８ステップ終了時に書いた１０倍突破体験談を紹介しましょう。 孔氏は、中国出身です。日本人の体験と同一視しないで、日本語を母国語をしていない 人の場合にはどうなるかを知る一例として参考にしてください。 後半には、最終日にステップ９、１０で書いた個別体験談の一部も紹介しました。 『出来ない理由は必ずある』 ある日偶然、駅前でもらったチラシから初めてＳＲＳを知った。ちょっと興味が引かれ たもののそのまま忘れかけていたころ、それもまた偶然、本屋で栗田先生の「本がいまま での１０倍速く読める法」を見つけた。 自分の読書スピードが遅いことは感じていたが、初めて計ってみたところ１分４００字 だったのでちょっと危機感（？）を感じた。何とか速く読める方法があればぜひ身に付け たいと思ったのが私の速読を始めた動機である。 訓練を始めてから真っ先に感じたのが、自分のあらゆる所の弱さであった。 体力を始め眼力、想像力、文書力、精神力に至るまで普段気づかなかった能力の乏しさ が体験でわかってきたうえ、講義を受ければすぐ速読が出来るようになるとは思わなかっ たが、あまりにも伸びが悪いので私には無理みたいと思った時もあった。 出来て当たり前のような雰囲気や、周りの人々が伸びていく姿がプレシャーになってイ ライラし、涙が出るほど悔しかった。 ６回目が終わった日、他の人が出来て自分が出来ない理由がないと思い、出来ないと思 われる理由を一つ一つ書いてみた。 講義に最後まで集中できる体力がない、日本人のように文字がそのまま情報として頭に 入ることが出来ず１回解釈という過程を経てから入力している、眼力が弱くてじっと見つ めると目がしみて痛くなる、訓練量が足りない、頭が硬い…。 しかし、受講生データを見ると他の人の睡眠時間も結構短かったし、１０才の子供も短 い言語力でちゃんと速読できている。 問題は根強い固定観念と性格の頑固さと理解度を記憶度と勝手に思い込んでしまい講義 を聞きながらも素直に受け入れない心だと気づき始めた。 気づきがちょと遅かったかも知れないが自分としては一つの壁を越えたような体験であ る。納得がいかないと進まなかった時間がもったいないと思いはじめたらいきなり速度が 速くなって現在、８０００字が見れるところまで来ている。 初読と比べると２０倍。これからは反復練習を通じて「８０００字が見れる」から「８ ０００字がわかる」ようにしたい。鈍っていく感覚を鍛え、物事に新たな可能性が見付け られる人生にしようと思っている［栗田注： 繰り返して述べますが、この方の場合は、 日本語が母国語ではないので、まず、その背景を考慮して体験談を理解してあげてくださ い。しかし、本人が述べているように、理解力の点で他の人より進歩が遅れているのは、 日本語の問題ではなく、固定観念と性格に依存していたのです。実際、同じ中国出身の方 （日本に来て２年目）の方で、ＳＲＳ速読の初級講習を受講しただけで、理解力も含めて はるかに速読が進歩した例があります。なお、体験談の表記はすべて原文のままです］。 ＜１０ｓｔｅｐ終了後＞前から感じてはいましたが、自分は適応がおそいのでは…と思 います。終わるごろになってやっと講義が一言々々そのまま自然と理解できるようになり、 楽しくなったからです。 二日間朝から夕方まであまり休息も取らないで、すわっていることがつらくなくなった のも７回目からですので、最初回から、こんな状態だったらよかったのにと思いました。 体験話はフロッピーｄｉｓｋにｔｅｘｔ Ｆｉｌｅ形式で書きました。個人的感情ばか り表れている文章になっていますがいい体験だったと思います。ありがとうございました。 ＜ステップ９＞ 【共鳴呼吸変法／体性感覚訓練】“自分”という物体（？）から感覚を除いて何かを感じ るという発想を思いついたことがなかった。不思議な体験である。 【全体の感想】周辺視野が広まった気がする。指回しと目の訓練は速くやろうという気持 ちが走ると逆に体がかたまってできないことがわかった。回すことに集中すれば自然に回 ってくる［栗田注：役立つ気付きです］。 ＜ステップ１０＞ 【指回し体操】一番お気に入りの体験。頭痛が取れた気がする。頭がさえて体調もよくな る感じがする。【夢変化総括】毎日夢が見れて、カラーであることがはっきりわかってき た。【十二脳神経刺激法体験】やった後、頭と体がすっきりして気持ちいい。 【四肢末梢運動体験】手足があつくなる感じがするし、感覚（動かしている）がせんめい。 【共鳴・暗合現象体験】暗合現象かも…と思うことが三つくらいあった。５年ぶりに友達 にあったこと、駐在で他の所に行くことになって、友達から電話（１年以上なかった）が かかって来た。 【閉眼視野の変化】想像派。動かしている所が見えて来る。想像と書いたが感覚的にも感 じている。 【イメージ感覚訓練の体験】音振動体験の時、”ア”には温かい空気が”イ”にはつめた い空気が流れてくる感じがする。 【イメージの能力の変化】最初、イメージがまったく浮かんでこなかった。現在は思った 通りの色、サイズ、方向・・・ができる。 【体調・元気度変化】書く力がのびた気がする。何かののびを感じると自然と力が出てく るものだと思った。 【５分間指回し】よく回る指を回している時はイメージ、想像が豊かな状態になる。 【観色度変化】最近は主にみどりが多く見えたのにいつからか赤が（ピンク）多く見れる ようになっている。無数の丸いもようと共に…。 【閉眼手動変化】前はうずまきのようなもようが見えていたが、今はぼやけているものの 活字のようなせいとんされたもようが見える。 【感覚鋭敏化】目がびんかんになった気がする。普段気にしなかったものやことに気づく ようになった。【呼吸法】あえてイライラしている時、呼吸法の効果を感じたことがある。 おちついて来るような感じ。【仕事・学習への役立て】１２〜１３時間パソコンを見つめ る仕事なので目がすごくつかれ、頭もすぐ痛くなるが、その程度が弱まって来た。
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