■10倍突破 
  SRS速読体験談 No.544 B

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☆初級半月クラス30倍突破体験談 No.544 <2006.01.25掲載>

「初回講習で気分爽快で軽やかになって驚き、
  1行より数行まとめて読んだ方が眼には楽だと思われ、
   1週間程して小説を読むスピードを上げてみると、
    文字がスーっと心に入り光の読書を実感し、
 数行まとめて読んでも書かれている意味が一気にわかり、
  指回しが脳に刺激を与える実感を得て気分爽快となり、
   夢が増えて睡眠は起床後の爽快感が増し、
    イメージは色彩が増え詳細な内容に変わり、
 元気度は非常に増し感情・情緒は穏やかになり、
  面倒くさいことでも体が先に動くことがあって驚き、
   呼吸法では吸うと心が高揚し吐くと心が静まり、
    出版社として多く速く読み編集に役立てたい」

 2005年2月20日〜3月13日に文京区のSRS研究所の教室で開催されたSRS速読法の第451初級半月集中クラスに参加した岸○敏○氏(52歳。男性。初速850字/分→最高28600字/分。33.6倍速読突破)が8ステップ終了時に書いた30倍突破体験談を紹介します。後半は最終日に書いた個別体験談を付加しました。

<30倍突破体験談>
 初回の講習会の時は速読が果たしてできるのか半信半疑だった。講習内容は速読以外に指回しやイメージの訓練等があり、速読に本当に役に立つのかとも思われた。しかし初回講習時間が12時間あったのに、不思議に疲れたという感覚はなく、帰りは逆に気分爽快で軽やかになっているのには驚いた。これはひょっとすると何か効果があるのではないかと考えを改め、せっかく速読をやろうと思ったのだからまずは、とことん信じてやろうと思うことにした。
 指回しのうち薬指を触れずに回すことが1回もできず、特に力を入れてやってやろうと思った。そうすれば今まで使っていなかった機能がうまく活用できるようになるのではないかと期待が高まった。翌日通勤電車の中で本を読んでみると、初速850字だったのが、理解を中心とした読み方で約20%速くなっていることに気がついた。しかし帰宅時の電車の中では、目が疲れているためか、無意識に動こうとする眼球とそれを阻止しようとする力のせめぎあいで、目が痛かった。1行読みの細々した読みではなく、数行まとめて読んだ方が(見た方がという表現が適切かも)眼には楽だなあと思われた。
 その後、しばらくは速読については目立った進歩の実感は現れなかった。今までにない体験としてはいつも行っているコンビニの陳列棚が鮮明に一かたまりで目に飛びこんできたり、今までだとめんどうくさいと思ったであろう作業が、気がついたら既にやり終わっていたり、ほとんど自覚していなかった夢の回数が増えたりしたこと等があげられる。
 1週間程して、350ページぐらいで1ページ950字程度。字のすき間のほとんどない、ビジネス書を読んだ時、音読が多くを占めてしまい元にもどってしまったのではないかと思われた。今から思うとおかしいのであるが、内容をしっかり捉えようとする意識が強かったために音読の多い読み方になってしまったのではないかと思われた。その本は読み終わり、今後は小説を読もうとしたが、音読のくせがなかなか抜けきらなくて少しあせった。思いきって読むスピードを上げてみると、不思議なことに文字がスースースーと心の中に入ってきた。これが光の読書なのだと実感した。音の読書と光の読書の違いをはっきり認識できた瞬間であった。
 step7(4回目)の講習を受ける前日までには何とか速読の実感をもちたいと思った。しかし、その後速く読もう読もうと意識すると、そればかりが気になり中味をつかまえようとする集中力が薄くなってしまうというジレンマにおちいった。もう1度第1ステップからキーワードを読み返した。チャンクとリズムを意識して、そのリズムのテンポを速めるというイメージをもつことで、中味をつかまえながら、スピードが上げられることに気がついた。翌朝出勤前に、家で本を読もうとしたところスーッと文字が体に入ってくるように感じられた。心の中は穏やかで、何の邪念もなく、ただ本の文字を見ているという感覚であった。紙面と視野との間には何の摩擦も感じられず、自由自在に眼を動かせるような感じを受けた。
 2〜3日後、歓送迎会があり、アルコールを少し飲んだ帰り電車の中で書物を読んだ時、数行まとめて読んでも書かれている意味が一気にわかった。なぜわかったのか論理的に説明できなかった。本当にわかっているのか確かめるために1行読みで確認したが、内容としては、誤って認識しているところはなかった。また、たまに意味がとりにくいヶ所もあったが、そのような時はキーワードになるような語句がなぜか目に飛び込んできた。
 翌日の朝、本当に読めるようになったのかと再確認したが、確かに読めると実感しうれしくなってきた。この日はまさしくstep7(4回目)の講習日の前日であった。
 薬指回しは、ずいぶんスムーズに回るようになったが、他の指にふれずに回すことは1回もできずにいる。これもstep7(4回目)の講習日前には何とかしたいと思っていたがまだ成功していない。step7講習日の1週間くらい前から指間を拡げるよう試み、何度も薬指回しを行った。左の前頭葉あたりが、反応しているなあということは実感できた。パソコンのキーはずいぶん楽に押せるようになった。
 ビジネス書はタイトル、サブタイトルをしっかり見ておくことでその後の展開の予測がつけやすく、速読しやすいと思えた。新聞のコラム(500字〜1800字ぐらい)は読んだ後、頭の中でまとめるか、書き出す練習をすることで出力の要集力の訓練に適した教材のように思えた。今後は周辺視野のさらなる拡大とチャンキングの強化、出力の要集力の訓練を引き続き行っていきたいと考えている。

<ステップ9>
【九方陣拡大法】最初はグランドの中で、大きさが目測できるところにいました。右前方に「大」が右手に「速」が右後方に「深」がみえました。1辺が100mを越えてからは河原に出ました。1辺3kmになってからはるか遠くに文字が見えました。
【共鳴呼吸変法/体性感覚訓練】息を吸うと眼の前が明るくなってきた。吐くと明るさは維持されたまま、他、何かが出ていくような感覚であった。聴覚と味覚、嗅覚、平衡感覚、皮膚感覚、深部感覚も同様であった。すべて同時に意識した時、身体中の感覚が鋭敏になったように思えた。
【イメージ訓練/フロンティア確認】金斗雲にのって前方側方、後方に飛んでみた。山をこえ、海をこえ草原をこえて、どちらの方角に行っても際限がみられなかった。
【樹木法2種】右側に傾けた時、イメージに違いは感じられなかった。花のある木が(ムクゲ)がうかび、育っていくことがイメージされた。前側に傾けた時、木が太陽(前方)に向かって少し傾いて育っていくことがイメージされた。種類はキンモクセイだった。
【全体の感想】読む前に、周辺視野にチャンキングすることを自分に言いきかせてから読み始めるようにしようと思いました。

<ステップ10>
【指回し体操】初回に比べて回数がどれも増えた。当初中指と薬指とはあまり回らなかった。中指はけっこう回るようになり、薬指はふれず回すことは最後までできなかった。しかし指を回すことで脳に刺激を与えていることが実感でき、気分も爽快となった。
【夢変化総括】当初ほとんど夢を覚えていなかったが、徐々に夢の回数が増えてきた。今日の朝みた夢は、そういえばこんな夢は毎日見ていたかもしれないと思い出すようになった。想起力がついてきたのではないかと思う。
【睡眠変化】睡眠時間は従来通り6時間でかわらないが、起床後の爽快感が増したように思う。
【十二脳神経刺激法体験】実施前後で30図は変化した。実施前には全体的に黄色く見えるものが多かったが実施後は赤く見えるものが多かった。日頃運動をあまりやっていない所であり、実施後に爽快感がある。
【四肢末梢運動体験】手足とも制限時間間近になると、非常にだるくなり、動きが遅くなった。しかし特に足において、最後までがんばってやりぬいたことで、気分が爽快になることがわかった。日頃の運動不足を感じた。
【共鳴・暗合現象体験】偶然あったことは、2〜3年前に購入して何かの都合で読んでいなかった書物が20冊程度あるが、書店のカバーがかかっているにも関わらず、栗田博士の著作物を先日、手に取っていたことである。
【閉眼視野の変化】6A4B、感覚派。手の動き足の動きなどによって目の感じ方に変化が多くみられた。後半になって、それらの動きに応じて、動きの影や風が感じられるようになった。
【イメージ感覚訓練の体験】あたたかい球が手や足等に触れては離れていくイメージがあった。音振動は発声される音の違いによって感じ方が異なった。右側に座っていることが多かったため左手の感じ方の方が強かった。
【イメージの能力の変化】バラは黄色く、葉の濃い色とのコントラストが美しかった。よくみるとトゲが茎に3つ見られた。当初に比べて、イメージしたもののカラーの色彩が増え、詳細な内容のイメージと変わってきたように思う。
【体調・元気度変化】元気度は非常に増してきたことを実感する。
【5分間指回し】回を重ねるごとに色がつく頻度が増え、また細かい糸状の色から面積を持った色領域へ変化してきた。小指や薬指には寒色が現れることが多かった。
【観色度変化】最初に比べて色が見える数量が増えた。前半は青派であったが、後半は赤派に変わってきた。10stepでは緑色に見えたものの割合が増えてきた。
【閉眼手動変化】後半になってきて、手の動きに合わせてそこから波がやってくるようなイメージが見えるようになった。また色が見える回数が増えてきた。
【感情・情緒・性格変化】感情、情緒は穏やかになってきているのではないかと思う。
【日常生活・行動の変化】今までならめんどうくさいと思って体を動かさなかったことがSRSを始めてから、気がついたら体が先に動いていたことがあり、驚いた。
【呼吸法変化】吸うと心が高揚し、吐くと心が静まったように思える。呼吸が自律神経に関連しているように感じられた。
【役立て】出版社として投稿および依頼論文を数多く、速く読み、編集、校正に役立てたいと思っている。
【最古の記憶】2歳。妹が誕生し、退院時両親ともに病院からタクシーで帰宅した記憶が一番古い。


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