■10倍突破 
  SRS速読体験談 No.939 B

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■速読は音読の延長にはありません。
 したがって、従来の読書を速くしようと思って努力しても、
 失敗するのは目に見えています。
 ではどうしたら速読ができるのでしょうか。
 その答えがSRS能力開発法です。
 それは従来の「音の読書」を「光の読書」に進化させる必要があるのです。
■SRS能力開発法では、心身の六領域を訓練して、
 知的情報処理を総合的に高めます。
 その上で読書の方式を進化させて速読が可能になるのです。
 「能力の総合的本質的な高まり+方式の進化」、
 この二つが相伴って初めて速読ができることを理解しておきましょう。

☆No.493初級SRS速読法半月クラス20倍突破体験談 No.939 <2009.4.01掲載>
推奨体験談

「音の読書の限界を自覚していたが10年間放置し、
  受講予定だった夫に後押しされて恐る恐る受講し、
   初日には自分の悲惨な現状を知り前向きになり、
    二日目には順応が始まりデータが改善し、
     想像を超えた鮮やかなイメージの出現に驚き、

 速読には心身全体の高まりが不可欠と実感でき、
  全体への気配りや目配りの重要性を学び、
   周辺視野を活用し他との関係で自分を捉えることや、
    呼吸や姿勢や心の状態を整えることや、
     自分の可能性を信じて努力を続けることなど、

 速読だけでなく人生すべてで必要なことを学び、
  文字が大きく見えたり浮き出る視覚変容を味わい、
   苦痛だった読書が心から楽しめるようになり、
    十数年来読めなかった書棚の本が読め、
     往復の電車で2冊読め本との出会いに縁を感じ、

 仕事で読む際の効率が上がり出力にも役立ち、
  不快な夢が激減し鮮明さや想起度も飛躍的に上がり、
   短眠に耐えられナレーションつきの夢も見て、
    イメージは空間や細部が鮮明で五感も実感でき、
     夢やイメージの題材や内容が豊かになり、

 原因不明の頭痛や腹痛が減り脳神経で頭がスッキリし、
  感情的な落ち込みが減り安定して過ごせ、
   呼吸法で上り坂でもリズムよく楽に歩け、
    バスで通う道を歩いて調子よく帰ることができ、
     以心伝心のようなメールのやりとりを体験し、

 人の表情や顔色を見て体調や精神状態が見抜け、
  周囲の草木によく気づき発見するようになり、
   周囲の状況や人の様子やその変化に敏感に気づき、
    新しい世界を求めて動くことに躊躇しなくなり、
     あらゆることに自然体で積極的に取り組める」

 2007年6月9日~6月23日に文京区のSRS研究所の教室で開催されたSRS速読法の第493初級半月集中クラスに参加したY.F.氏(38歳。女性。
初速990字/分→最高31000字/分。31.3倍速読達成)が書いた30倍突破体験談を紹介します。
 後半には最終日に書かれた個別体験談を付加しました。

<30倍突破体験談>(メールにて提出)
 「音の読書」については、以前に聞いたことがあり、仕事柄、大量の文章を読む必要がある私自身も、常々そのスピードには限界を感じていた。
 だが、自分から新しい世界を求めて積極的に行動することが苦手であったため、そのまま何となく10年ほど過ごしてきていた。
 実際、今回の速読講習も、本来であれば夫が受講することになっていた。ところが、仕事内容などが変わり、いろいろな意味で人生の転機を迎えている私を見て、夫が、「新しい何かが見つかるかもしれないよ。これまでとは違うことをはじめてごらん。」と後押しをして(お尻をたたいて?)くれた。そこで、それならばやってみようか、とおそるおそる講習に参加したのだ。
 初日(STEP1~2)は、自分の現状を客観的に厳しく見つめなおすことになった。
 指回しでは1指からして思い通りに動かせず、迷路も計算も平均をはるかに下回り、十二脳神経訓練では、身体の大半の部分がこちらの指令どおりには動かず、10代・20代の頃と変わらぬ体力・若さを保っている、と自負していた私の自信はこっぱみじんになった。幼少の頃から敏捷性には欠けていたため、迷路や計算が平均以下であろうことは容易に想像でき、それなりに覚悟もしていたが、まさかこれほど惨憺たる結果であろうとは思いもしなかった。だが、ここまで悲惨な結果であったことはマイナスには働かず、逆に、これ以上ひどくなることはないのだ、後は、少しずつでも構わないからそれぞれの機能を向上させていくだけだ、という開き直った気持ちをもつことができ、その気持ちを糧に受講を続けていった。
 二日目(STEP3~)になると、いろいろな訓練に少しずつ身体が順応し始め、計算を除いて、記録も徐々に上がっていき、イメージ訓練では、想像を超えた鮮やかなイメージの出現に驚いた。速読をするためには、ただ単純に読書スピードをあげる工夫や訓練をするだけでは不十分であり、心身ともに訓練して身体と心全体の状態を高めることが不可欠であり、それらが速読を根底から支えるということも、わずかずつ実感できるようになってきた。
 全体への気配り・目配りをすること、呼吸や姿勢を整え、心の状態を整えること、周辺視野を活用して、他者との関係のなかで自分を捉え直すこと、これらに加えて、自分の可能性を信じて努力を続けることが、速読には無論のこと、他のことにも、大げさに言うならば、人生のすべてにおいて必要であることがよくわかった。
 速読の入り口に立ってみて、以前と変わったことは、道端や家の庭などに咲く花、茂る草木などの変化に、これまで以上に気づくようになったこと、睡眠時間が短くても我慢がきくようになったこと、周囲の状況や周囲の人の様子、細かな変化などに、敏感に気づくようになったこと、イメージや夢の題材・内容が豊かに、かつ鮮明になったこと、悪夢を見る回数が減ったことなどさまざまあるが、私自身にとって、何よりも大きな意味をもつ劇的な変化は何かといえば、それは、あらゆることに自然体で身構えることなく積極的に取り組めるようになったこと、新しい世界を求めて動くことに躊躇しなくなったこと、であろう。
 そして、音読・1行読みではなかなかはかどらずに、ここ十数年来、読みたくても読むことがかなわず、書棚の肥しになっていた本を少しずつ読むことができるようになったこと、音読・1行読みを続けてきた結果、いつの間にか苦痛なものになりかけていた読書を、再び心から楽しむことができるようになったことも、私の今後の生活や人生を豊かにする非常に重要なことであることは間違いない。
 最後に、この1週間で読んだ本の中から、最も楽しかった印象的な本について書きたい。それは、随分以前に買っていながら、読破することのなかった五木寛之の「知の休日」である。その中には、たとえば、夢を自分の思い通りに見よう(コントロールしよう)とし、それに成功したこと、就寝前にこのような夢を見よう、と念じ、念じた通りの夢を見ることに成功したことなどがあった。これは、私自身の体験とも重なり、また、SRSで伺った話とも合致するものでもあり、なかなか興味深いものであった。さらには、足の指が八つ手のように開くのが理想的である、といった話や、本は読んでもすべてを覚えている(記憶している)必要などない、一冊読んでせいぜい一つか二つ、自分にとって有益な内容があったと思うことができればそれで十分ではないか、といった話などもあり、なぜか不思議とSRSで伺った話と合致することばかりであった。この本とこのタイミングで出会えたこと、どのような内容の本を、どのようなタイミングで読むか、ということは、ある種の「縁(えん)」なのだと思った。 

<チェックリスト>(メールにて提出)
【気づき】
 ●6/16(土):我が家のあるマンションの入り口のロータリー中央にも、なんとヤマモモの木があった。情けないことに、ここに暮らすようになって半年もたっていながら、その木をしげしげと眺めたことはこれまで一度もなく、したがって、その木がヤマモモだとも気づかずにいた。今日見ると、おいしそうな実がたくさんなっていた。講習終了後、夫に連絡をしようと思い、携帯に手を伸ばしたところ、ちょうどメールを受信。なんと、夫からのメールだった。まるで、以心伝心のようで非常に嬉しかった。
 ●6/17(日):最寄り駅からの帰り道を歩いて帰った。ほとんどが上り坂であるため、平日の会社帰りはバスを使うのが当たり前のようになっていたが、バス停3つの距離であるため、思い切って歩いてみることに。いざ歩いてみれば、何のことはない、スタコラと調子よく坂道をのぼって帰ることができた。
 ●6/18(月):通勤途中のある家に、梅の木があり、先日まで大きな実がたわわにみのっていたのだが、今日見ると実がすべてなくなっていた。おそらく、実を収穫して梅酒を作るか、梅干しを作るか、したのであろう。近所に、名前のわからない木が一本、大きくそびえ、そこにも実がなっているのを発見した。梅の木ではない。楕円形のかなり大きな実がなっている。そのことにも、これまでは気づかなかった。周囲をよく見る癖がついてきたようだ。また、別のところに生えている木を下から見上げると、葉の裏が、ウラジロのように白いことを発見。毎日、いろいろな発見があってわくわくする。今日は、行きと帰りの電車の中で、早めくりを実行。行きに一冊、帰りに一冊新書を読んだ。帰りの電車の中で新書を読んでいると、突然、これまで小さいと思っていた文字が、急に大きく見えるようになった。まるで、虫眼鏡を使って拡大しているようだった。おまけに、すべてが均一に大きく見えたのではなく、ある部分は大きく見え、他の部分はそうではなかった。大きく見えた部分だけ、文字のフォントが他と異なるのだろうか、と錯覚するほどであった。大きく見えた部分は、「おさかな」が食べてくれたのではないか、と秘かに期待している。
 ●6/19(火):今日は、まず、マンションの植え込みにねじ花が咲いているのを見つけた。周辺視野にピンク色がちらりと映り、小さい頃によく摘んでいたねじ花ではないだろうか、とふと思い、中心視野でよく見ると、まさしくその通りであった。雨後の筍、ではないけれど、かなりの数の花が咲いていた。次に、通勤途中のある家の椿に実がなっているのを発見した。ピンポン玉大くらいの大きさで、部分的に赤く色づいていた。実の中がどのようになっているのか知りたいと思った(椿油は、あの実の中に種?が入っていて、その種から採るのであろうか?)。鳩のこと。
 ●6/20(水):随分以前に買っていながら、読破することのなかった五木寛之の「知の休日」を読んだ。夢見の話が印象的であった。夢を自分の思い通りに見よう(コントロールしよう)とし、それに成功したこと、就寝前に、このような夢を見よう、と念じ、念じた通りの夢を見ることに成功したことなどは、私自身の体験とも重なり、また、SRSで伺った話とも合致するものでもあり、なかなか興味深いものであった。「知の休日」には、足の指が八つ手のように開くのが理想的である、といった話や、本は読んでもすべてを覚えている(記憶している)必要などない、一冊読んでせいぜい一つか二つ、自分にとって有益な内容があったと思うことができればそれで十分ではないか、といった話などもあり、なぜか不思議とSRSで伺った話と合致することばかりであった。どのような内容の本を、どのようなタイミングで読むか、ということも、ある種の「縁(えん)」なのだと思った。
 ●6/21(木):通勤途中の電車で、隣の席に座った初老の男性が、指回しをしているのに気づいた。これまでも電車の中の乗客をよく観察していたのだが、これまで以上に、乗客のさまざまな状態・様子・会話・読んでいるものなどに注意や関心がいくようになった。帰宅時、バスターミナルでバスを待つ行列に並んでいたところ、ふと誰かの視線を感じ、そちらへ目をむけると、その視線の主である鳩と目が合った。最近、散歩途中の犬、鳩、雀などの動物と目が合うことが多くなった。

【ちょっといい話】
 これまでの生活では、睡眠時間を8時間以上確保しないと、すぐに頭痛をおこしたり、体調を崩したりするあまり頑張りのきかない身体を、どのようにだましだまし使っていくか、と考えることが多かったものだ。ところが、この1週間は、平均睡眠時間5~6時間という生活をしてきている。特別に無理をしている、という気持ちもなく、少しずつではあるが、ここ一番という時に頑張りがきくようになった気がする。夢見は以前から頻繁であったが、かつては体調(特に精神状態)に左右されてか、悪夢を見ることの方が多かった。また、悪夢と言えないまでも、あまり見たくない夢、楽しくない夢を見ることも多々あった。その夢についても、以前に比べると、見たくない夢を見る回数がぐっと減り、気分的に随分楽になった。

<ステップ9の体験談>
【夢変化】ナレーション(解説?)がついた夢を、生まれて初めて見た。不快に感じる夢が減った。
【気づき】相手の表情、顔色を見て、相手の体調や精神状態が以前よりよくわかる(見抜ける)ようになった。
【役立て】接客する際の、相手の体調や心の状態へ、これまで以上に心配り、目配りをするようになった。
【共鳴呼吸変法/体性感覚訓練】深部感覚や内臓感覚に注意を向けることをは、これまでになかったことであり、そこに注意を向けると、心が静かになった。人気のない湖の鏡のような湖面が連想された。
【イメージ訓練/フロンティア確認】上下左右の感覚がわからなくなるような気分になった。体がふわふわしているような(浮遊しているような)感じだった。
【九方陣拡大法】自分が小人のようになって、広大な草原をパネルがどんどん広がっていった。1㎞を越えると、1つ1つの文字が大きくなって、最も外側の文字がはるか彼方に見えた。地球が丸いのが実感できた。
【全体の感想】・スポーツでもそうであるが、苦しい状況に追い込まないと力がつかない、向上しないことがよくわかった。・文字が紙から浮き出るような感覚(文字が宙に浮かぶ感覚)を味わった。・迷路はやっと15の壁を超えた。計算の90の壁を何とか越えたい。

<ステップ10の個別体験談>
【指回し体操】3、4指が初回よりは動くようになった。ただし、心の状態が一番鋭く反映されるので、心を虚心にして集中力を保てないと、途端に動かなくなるのを発見した。
【夢変化総括】以前から夢見は頻繁であったが、不快な夢の方が多く、くり返し同じ夢を見ることが多かった。ところが、不快な夢が激減し、鮮明度、想起度も飛躍的にアップした。
【睡眠変化】短い睡眠でも、あまり体の不調を覚えず、がまんがきくようになった。
【十二脳神経刺激法体験】とにかく命令通りに動いてくれない部分が多く、最初は苦労した。特に耳が動かなかったのはショックだった。最後にはだいぶ動かせるようになり、頭もスッキリするのがよくわかった。
【四肢末梢運動体験】手や足の指を広げるなどの動作は、普段やっているようでいて、ちっもやっていないものであり、非常にしんどい運動であることを知った。目を閉じていてもいろいろな動作が見えるのが不思議だった。
【共鳴・暗合現象体験】SRSの追体験をするような本を出会った。購入したのはもう何年(十数年?)も前のことだが、このタイミングで読むことになったのには驚いた。メールが来る、と思った瞬間に受信した。
【閉眼視野の変化】9A1B、感覚タイプ。最初は色の変化、明るさの変化程度しか捉えられなかったが、STEP4を超えたあたりから、イメージや感覚体験が視野に出現するようになったことに感動した。
【イメージ感覚訓練の体験】最初は、光の球をイメージは出来ても、感覚で捉えることは難しかった。STEP10では、手のひらに感じたものがそのまま肘まで伝わるような手応えを感じられた。
【イメージ能力の変化】映像的には、空間や細部まで鮮明に詳細にイメージできるようになった。最終的には触覚や味覚や嗅覚でも捉えられるようになった。楽しい体験だった。
【体調・元気度変化】原因不明の頭痛や腹痛が減り、頭痛薬を飲まずにいても、頭痛がやりすごせるようになった。
【5分間指回し】何の脈絡もなく、鮮やかな色のついたイメージや過去の体験が現れたのには非常に驚いた。日によって、30図の見え方が異なり、赤・紫が強かったり、青・緑・紫が強かったり、黄色、橙色が強かったりするのが面白かった。
【観色度変化】体調によるものなのか、心の状態によるものなのか不明だが、赤派になったり、青派になったり、赤派でも黄色や橙色が強かったりと日毎に見え方が異なった。
【閉眼手動変化】なぜか、左手、左目側の視野の方が、より鮮明にイメージ捉えられるという偏りがある。普段の目の使い方にも同様のクセがあり、それがそのまま反映されているのが面白かった。
【感情・情緒・性格変化】感情的な落ち込みが減り、安定して過ごすことができた。
【日常生活・行動の変化】気配り、目配りを心がけ、新しい発見をする日々になった。
【呼吸法体験】吸って高揚、吐いて沈静は、非常にイメージしやすかった。呼吸法を使うと上り坂でもリズムよく楽に歩ききって上まで行くことができた。
【役立て】仕事で何かを読む際の作業効率を上げ、出力する場合も「要・集・力」でするように心がけた。
【最古の記憶】母乳のお乳を飲んでいる記憶。

<スタッフ注>
■第493初級クラス全体では、初速は平均790字で、
終回の平均は28155字/分(倍率の平均値は36.4倍)でした。

<参考>
【関連分野】=本体験が関連するSRSの諸分野
=速読法・体験法・活夢法・運動法・健康法・共鳴法・心象法・仕事法・観察法・
  景観法・視覚法・向上法・呼吸法・感覚法・感情法・配心法・活縁法・

注:SRSの諸分野はDVD教材で学ぶことができます。定例会ビデオDVD版。

参考:DVD紹介
 ■153回定例会「色彩法(色彩活用能力開発法)」  2008年03月07日 講師 栗田昌裕

   -基本概念より-
 「人間における色彩認知の成り立ちと意義を解説し、
 色彩の心身に及ぼす影響を整理して紹介する。
 その上で、色彩現象を最大限に活用して内面を豊かに活性化し、
 心象力、記憶力、発想力を含む知的情報処理能力を一気に高める
 SRS独自の秘訣を述べる」。 

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