第57回 「体験&情報統合法(統合法)」

 一つ前に戻る
 次に進む
定例会ビデオに戻る
HP表紙に戻る

【平成12年3月8日講義・収録】

「統合法は人生のあらゆる体験やすべての情報を統合して、出力や行動に役立てる技術群を学ぶ分野である。
統合法は情報処理においては、「統合出力」の能力を支える要となる分野である。初級では「要・集・力」、上級では「要・集・創・力」を支えるのが統合法であり、心の中の手作りの作業の実践に当たる。
統合法には過去向きの作業、現在向きの作業、未来向きの作業がある。
過去向きの作業としては、過去の膨大な体験ファイルを想起する技術、整理する技術、関連づける技術、増幅する技術、価値づける技術を学び、実践的に磨く。過去向きの作業を通じて、体験の倉庫が整理整頓され、そこが速やかに活用できる状態になり、見識が速やかに作動するように、活力と自信に満ちた日々が始まる。現在向きの作業では、日々入って来る情報に関連して、これらの作業を行いながら、しかもその効率を高め、出力の生産性や創造性を高める工夫をする。現在向きの作業を通じて、心理的にも心楽しく充実した行動が繰り出せるようになる。未来向きの作業では、これらの作業がより改善されるような積極的で綿密な行動プランを立てる。そのプランでは短期的、中期的、生涯的という三種のビジョンを造り出し、情報処理能力の長期的改善を図る。講習を通じて、皆さんの統合力が高まり、あらゆる過去の体験や知識が適切な見識に従って有機的な役割を果たし始めて、生産的で充実した有意義な情報生活が始まることを期待しよう。」


定例会トップへ