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■ウスバシロチョウは不思議で優雅なアゲハチョウ科の蝶
/アゲハチョウ科/パラレル法
【解説】
ウスバシロチョウはシロチョウ科ではなくアゲハチョウ科の蝶。
分布は北海道と本州と香川県以外の四国。
食草はムラサキケマン、エゾエンゴサクなどのケシ科植物。
ユニークなところが多い蝶だが、まず発生は年一回しかしない。
これは同じアゲハチョウ科のギフチョウと似ている。
群馬県では発生は5月中旬〜下旬である。
変わっているのは、卵を地面に落ちた小枝や石に生むこと。
その卵は夏と冬をそのまま越して、春にふ化して成長する。
幼虫は繭を作って蛹になるが、繭を作る蝶は珍しい。
発生地では時期が来るとたくさんの蝶が優雅に舞う。
その飛び方はひらひらと曲線的に舞うのではなく、
ゆっくりと単調に飛ぶもので、不思議な印象を与える。
写真は群馬県の上毛高原で04年5月17日に撮影した。
透明な羽をゆっくり動かしながらふわふらと飛び、
ハルジョオンの白い花に集まって吸蜜していた。
上毛高原ではこの日から約2週間、
明るい草地や河原で数多くの個体が飛翔する姿を見かけたが、
やがて知らないうちに静かに姿を消していた。
【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
---SRSは地球の能力開発---
---心の中の自然を育てよう---
[撮影・解説:栗田昌裕 040709記]
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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