35■アカタテハ(タテハチョウ科)

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■アカタテハは「赤い提督」とも呼ばれる俊敏な蝶
    /タテハチョウ科/パラレル法

【解説】
アカタテハは全国に住む蝶である。成虫で越冬する。
 食樹はイラクサ科の植物で、ヤブマオ、カラムシ、コアカソなど。
  翅表の基部から後部にかけて赤い斑紋があって美しい。

斑紋は、タテハチョウ科のヒメアカタテハにも似ているが、
 ヒメアカタテハは後翅の広い範囲に赤い模様があるが、
  本種では後翅の辺縁部だけに赤い模様があるので区別ができる。

欧州に住むヨーロッパアカタテハは赤い提督(Red Admiral)と呼ばれ、
 日本の本種はインドの赤い提督(Indian Red Admiral)と呼ばれる。
  提督と呼ぶのは動作や色彩に俊敏さや威厳を感じるからであろうか。

山の頂上では雄がなわばりを守る行動を見ることができる。
 小学生時代、近くの丘の頂上に行くと必ずそのような雄を見かけた。
  そのときの鮮やかな印象から、今の自分の目との色彩感の違いが分かる。

樹液にも飛来するし、路上で日光浴をしたりもする(特に早春の越冬個体)。
 写真の個体は長野県の八千穂高原で8月初めに撮影した。
  ヨツバヒヨドリの花で無心で吸蜜していた。

   【パラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
       ---SRSは地球の能力開発---
       ---心の中の自然を育てよう---

      [撮影・解説:栗田昌裕 040809記]
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