104■コムラサキの構造色は見る角度によって発色が異なる
    /タテハチョウ科/小さい旅100/パラレル法

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【解説】
コムラサキはタテハチョウ科の蝶(学名Apatura metis substituta)。
 その一般的な知識は3D昆虫園の第103番に示した(参照)。
  そこでは、翅の裏の画像を示した。
  
この蝶の雄の翅の表には、微細な凹凸を活用して紫色に発色する仕組みがある。
 光の干渉を起こして発色する仕組みで「構造色」と呼ぶ(→生命戦略の第9項)。 
  写真は雄なので、ごくわずかに紫色の発色が見える(心眼が必要かも?)。

コムラサキ属は、世界に数種いるが、その輝きが美しいので、
 切手の題材として取り上げられている。
  描き方は、翅の左右を異なる色彩に描いて構造色であることを示唆している。

コムラサキには遺伝的な2つの型がある。いずれも構造色は同様に持っている。
 通常のものは、褐色をベースに橙色の紋を見る。
  黒色をベースに白色の紋を持つものがあり、これをクロコムラサキと言う。

     [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「構造色で輝く生命体は意外に多いものだ」。
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050729撮影050730記)
    3D植物園の画像の無断複製・無断使用を禁じます。


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