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【解説】
エルタテハはタテハチョウ科の蝶(学名Nymphalis vau-album samurai)。
その一般的な知識は3D昆虫園の第34番に示した(参照)。
後翅の中央に小さい「L」の字の白紋があるのが名前の由来である。
英語では、The Large Commmaと呼ばれている。これは形の連想でついた名前だ。
見方によっては、Lは大きなコンマ、すなわち「,」にも見えるからだ。
近縁のシータテハは英語でThe Comma、キタテハはThe Chinese Commnaと呼ぶ。
学名に「samurai」とあるのは「侍」のこと。命名者はFruhstorferという人。
ちなみに、クジャクチョウの学名はNymphalidae inachus io geisha。
「geisha」は「芸者」でこの蝶の美麗さからついた名前だ。
ルリタテハは英語でThe Blue Admiralと呼ぶ。Admiralは「提督」。
アカタテハはThe Indian Red Admiralと呼ぶ。
蝶に親しみを感じると擬人的に呼びたくなる。そのことが蝶の名前で伺える。
ルリタテハにも後翅の裏に白い模様がある。学名はKaniska canace no-japonicum。
シーボルトはこれを「の(no)」の字と見て、no-japanicumと学名をつけた。
シーボルトは日本に西洋医学を伝え、植物学にも貢献をした人物である。
写真の個体は福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのゲレンデで撮影した。
8月中旬に、展望のよい場所で、私のワイシャツに止まった。
焦点や角度に苦労したが、幸い3D画像として撮影することができた。
グランデコ・スキー場では、別な個体が、私の靴に止まったこともある。
エルタテハは他のタテハチョウ同様、樹液を吸いに来たり、吸水したりする。
むしろ花に吸蜜に来ることの方が、珍しくて関心を惹いたりする蝶なのだ。
[パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]
メッセージ「自分に止まる蝶に出逢うと、蝶の心をのぞき込みたくなる」。
---小さな旅は発見の旅、心の旅---
---SRSは美しい地球の能力開発---
-----内なる自然を育てよう-----
撮影・解説:栗田昌裕 (050818撮影060214記)
3D昆虫園の画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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