117■トラフシジミは尾状突起の基部に頭に擬態した模様がある
      /シジミチョウ科/小さい旅123/パラレル法

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【3D昆虫図鑑 解説】
トラフシジミはシジミチョウ科の蝶(学名Rapala arata)。
 食草はマメ科ではフジ、クサフジ、クズなど。
  ツツジ科ではナツハゼ、ユキノシタ科ではウツギなどの植物。

幼虫は他にもいろいろな種類の植物を食べるのは興味深い。
 通常の蝶のように葉を食べるのではなく、芽、花、蕾を食べるのも面白い。
  写真は3D植物園の116夏で示したのと同じ個体。

福島県北塩原村のグランデコスキー場で8月1日に撮影。
 ヨツバヒヨドリの花に埋もれるようにして吸蜜していた。
  このスキー場でトラフシジミはただ一頭見ただけである。

後翅の尾状突起の下には丸い眼紋があり「頭」に擬装(擬態)しているという。
 116番で見ると、翅表の眼紋が少し見えている。翅表の他の部分は青藍色。
  翅を閉じた状態で後翅を擦り合わせると横からこの部分が頭に見える。
 
     [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「小さな昆虫が生き延びるためには、
       さまざまな小さい工夫の積み重ねが要る」
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050801撮影060321記)
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