121■キベリタテハは樹液に集まり、
    擬態もする北半球に広く分布する蝶。   
    /タテハチョウ科/小さい旅128/パラレル法

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【3D昆虫図鑑 解説】
キベリタテハはタテハチョウ科の蝶(学名Nymphalis antiopa)。
 画像は、福島県の北塩原村のグランデコ・リゾートの庭で、
  樹液に集まったキベリタテハである。やや近接から見たもの。

この場所は標高は1200m程度である。
 キベリタテハは、花に集まることは少なく、樹液に来るのが普通である。
  他に、路上に止まることも多い。

キベリタテハは、栗色の翅の色に、青い斑点、黄色い帯など、魅力的な色彩がある。
 裏の翅は黒灰色の外側に黄色の帯がある。
  裏翅の模様は擬態としての意義を持つ。

英国での名前はCamberwell Beautyと呼ばれ、これは初めに採集された地名に因む。
 米国ではMourning Cloakと呼ぶが、これは模様や色彩から外套を連想させるためだ。
  世界での分布は、ヨーロッパ、アジア、北アメリカと北半球の広い範囲に及ぶ。

     [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「タテハチョウ科の蝶の翅裏は、
       擬態を学ぶ恰好の例だ。
        自然界で生き延びるには、
         目立つことと隠れることとの
          バランスを取ることが大事である」
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (050820撮影060325記)
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