128カバマダラは樺色の美しいマダラチョウでモンパに惹かれる
   (奄美大島)   
   /マダラチョウ科/小さい旅137/パラレル法

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【3D昆虫図鑑 解説】
カバマダラはマダラチョウ科の蝶(学名Danaus chrysippus)。
 分布は九州南端部から熊毛諸島が北限になっている。
  迷蝶としては、山形県、千葉県、その他にあるという。

食草はトウワタやフウセントウワタやガガイモなど。
 ツマグロヒョウモンやメスアカムラサキ(いずれもタテハチョウ科)のメスに似ている。
  カバマダラには毒があるためこれらの蝶が擬態をしていると言われている。

カバマダラとは樺色のマダラチョウという意味である。優雅で美しい蝶である。
 奄美大島では個体数は多くはないが、春にも秋にもみかけることがある。
  上記の個体は春にみかけた雄個体で、笠利町で撮影した。

この個体に出会った近くには野生化したトウワタの群落がある。
 この個体はそれを食草としていた可能性があるかもしれない。
  ムラサキ科のモンパノキに惹かれて訪れ、枝先の萎れた葉を舐めている最中だ。

モンパノキはマダラチョウ科の蝶にとっては非常に魅力的な植物らしい。
 アサギマダラもツマムラサキマダラもリュウキュウアサギマダラも、
  スジグロカバマダラもカバマダラもみんな寄ってくる。
 
      [パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]

メッセージ「特定の植物に含まれる物質が、
       複数の昆虫を呼び寄せてしまう現象は興味深い。
        私たち人間の行動もほんのわずかな物質や情報で、
         左右されてしまうことがあるのかもしれない」
    
     ---小さな旅は発見の旅、心の旅---
    ---SRSは美しい地球の能力開発---
     -----内なる自然を育てよう-----

    撮影・解説:栗田昌裕 (060331撮影060403記)
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