149■コシオガマ ゴマノハグマ科コシオガマ属

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 何でもそうだが、第一印象というのはあとあとまで影響を持ち続ける。コシオガマと最初に出合ったとき、とてもやわらかでおとなしい好印象を与える植物だと思った。その思いがいまも強く、半寄生植物であると知ってなるほどと勝手に善意の理解を示したりする。日本各地の山地の日当たりのよい草地に生える。高さは20〜60センチほどになる。葉は卵形で長さ3〜5センチ。深く羽状に裂ける。葉のわきから、淡紅紫色の唇状の花を開く。花は全体として筒状で、上唇は上に反って2つに裂け、下唇は横に広がり3つに裂ける。 
[撮影・解説:栗田昌裕]
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