176■キク キク科デンドラセマ属

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 商業的に育てられる花卉の中で生産量が最大であるのがキクである。もともとは中国北部の白花のチョウセンノギクと中国中部の黄花のハイシマカンギクとの雑種がもとになって、たくさんの種類が生み出された。人間の園芸上の価値に対する努力の賜がキクの多様性を支えている。日本では平安時代からすでに栽培されていた。花弁が管状になっているものは管物という。管の太さで、太管(ふとくだ)、間管(あいだくだ)、細管(ほそくだ)、針管(はりくだ)と分けられる。この写真の品種は間管ではないかと思う。菊を見るときには、その歴史と多様性に想像力を働かせながら眺めてみると、目前の一株も奥行きを持ってとらえることが出来るだろう。
[撮影・解説:栗田昌裕]
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