187■ハリエンジュ(ニセアカシア)マメ科ハリエンジュ属

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 別名ニセアカシアとも呼ぶ。小さい針があるので、針エンジュという。白い房状になった花が満開の樹木では、あたり一面に甘い香りが満ちる。それが林をなすと、その中では枝全体にぶらさがる無数の房に囲まれ、しかも濃密な香りに浸されてただ「すごい」の一言だ。北米原産で、日本には明治時代の初期に渡来した。ミツバチがたくさん集まるので、養蜂家が植えて来た歴史がある。蜂蜜のもととしてはレンゲは東の横綱、ニセアカシアは西の横綱ともみなされる。庭木や街路樹としても用いられているが、野生化したものは生態学上の問題にもなっている。上越新幹線の車窓から眺めていると、4月末から5月上旬にかけて、山地にさしかかるにつれ、山肌のあちこちに白い房状の花が満開になった樹木を見ることができる。写真は東京大学のキャンパスで撮影した。
[撮影・解説:栗田昌裕]
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