206■ラッカセイ(落花生)(マメ科ラッカセイ属)

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■謎を秘めたラッカセイの花/落花生/パラレル法
 落花生の花を知らない人が多い。
 見たことがあるという人は、東京の成人の中では数%以下だと思う。
 写真のように黄色くて愛らしい花である。
 一方で落花生の実を知らない人はいない。あのピーナッツだから。
 ピーナッツが土中になるということは半数以上の人が知っている。
 しかし、花が土中に咲くわけではない。
 空中に咲く花から、どうして土中の実がなるのか。
 「落花生」という名前にその謎の答えが隠されている。
 花が咲いて受精が終わると、
 その花の子房という部分から、槍のような突起が出てくる。
 その突起は驚くべきことに土中に突き刺さっていく。
 この槍の中には受精したDNAが入っているのだ。
 ささった先は地面の中でふくらんでピーナッツができる。
 一つの槍の先には、なぜか二つの実が入っている。
 だから、双子のことをピーナッツで表すのだろう。
 収穫のときに見ると、伸びた突起は根のようにも見え、
 芋でもないのに、
 種子は根の先になっているかのようにも見える。
 何とも不思議な植物だ。
 なぜ、このような戦略を取るようになったのか。
 進化の企画会議の途中経過が知りたい。
 身近な不思議に目を開こう。
 それがSRSの「地球の能力開発」につながる。
 パラレル法で立体視ができるのでやってみよう。
 【写真は、2003年9月1日、群馬県中之条町で撮影】 
[撮影・解説:栗田昌裕]
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