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[解説]■カカオはチョコレート、ココアの原料として世界中で大人気/パラレル法
カカオはアオギリ科カカオ属の樹木。
カカオは中南米では4000年前から飲み物として珍重されていた。
マヤ文明やアステカ文明でカカオをすりつぶしたどろどろの液体が飲まれていたのだ。
16世紀に、メキシコを制服したスペイン人コルテスは、アステカの皇帝モンテスマが日々カカオを愛飲していることを知った。
そこでカカオをスペインに持ち帰ってカルロス一世に献上した。
以後、カカオの飲み物はまずスペインで広がった。
やがて、イタリア、フランス、イギリス、オランダと広がっていった。
1828年にオランダ人ヴァンホーテンは、カカオからココアバターを除去してココアパウダーを作り、ここにココアが誕生した。
1847年にイギリスで食べるチョコレートが生まれ、世界中に広がっていった。
1877年頃にチョコレートが日本に輸入された。
日本では、2月14日のバレンタインデーの頃に年間の2割が消費されるという。
バレンタインデーの習慣は日本では1955年頃(昭和30年頃)に伝わったとされる。
それより前の1936年、モロゾフ社は日本で最初にバレンタインデーの広告を出したという。1958年に、メリー社がバレンタインデーにチョコレートを送ることを提案。
1975年頃から、風習として定着するようになった。
カカオの世界総生産量は何と年間270〜280万トンもあるという。
カカオの花は、幹から直接咲くところが特徴だ。
そこに実が出来てそのまま大きくなる。
カカオは大きな植物園ではよく見かける。
幹にたくさんの実がついている様子は面白く、実自体の色彩にも独特の美しさがある。
それを見るたびび何となくハッピーな気分になる。
写真はハワイ島のナニ・マウ・ガ−デンで撮影した。
[撮影・解説:栗田昌裕]
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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