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[解説]■ソテツは種子や茎を食用にする南国の象徴
/ソテツ科ソテツ属/パラレル法
ソテツはソテツ科ソテツ属の常緑低木。
日本では九州南部に分布する。
公園や庭にも植えられる(私の実家にも植えてあった)。
円柱形の幹には古い葉の落ちたあとがあり、
幹の先を羽状複葉の葉がぐるりと取り巻いている。
葉を作っている小葉は線形で長さは10〜20センチ程度。
雄雌異株で6〜7月に開花し、
雄花は先端が丸い円柱状で鱗状の雄しべがある。
雌花は球状で羽状に避けた「心皮」というものでできている。
種は2〜4センチの扁平な卵形で朱色をなす。
種子には配糖体のサイカシンがあり有毒である。
食べるとβーグルコシダーゼの作用でホルムアルデヒドを生ずる
人々はソテツの毒を水に浸し日干しにすることを繰り返してアクヌキし、
種子や茎の澱粉を食用として利用する知恵を見出して来た。
茎は葉の根元部分を取って、残りをスライスにして利用するのだ。
写真は奄美大島の北部で撮影した。近くには実が落ちていた。
ソテツが山地に密生して群生する様子は南国的で美しい。
ソテツは長生きで何百年もかかって庭園で育っているものがある。
ソテツは驚くべき古代から地球上で生き残ってきた古代樹だ。
オーストラリアのアデレーデにある植物園を訪れたときには
そんなソテツの仲間が多数収集されていてその多さに心底驚いた。
[パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]。
---SRSは地球の能力開発---
-----内なる自然を育てよう-----
[撮影・解説:栗田昌裕 040523記]
画像の無断複製・無断使用を禁じます。
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