265■カンナの花は雄しべが化けた不思議な形を持つ
(カンナ科カンナ属)

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[解説]
カンナはカンナ科カンナ属の植物。カンナ科はカンナ属しかない。
 カンナ科は熱帯アメリカに約50種の野生種がある。
  それらの交雑によって園芸品種がたくさん作り出された。 

園芸品種はハナカンナと総称されるが、春に株分けをして植える。
 花は夏から秋にかけて咲く。多年草である。
  花の形が何とも不思議で一見しただけでは理解しがたいのが特徴だ。

まず、めしべがへらのようになっている。
 おしべは6本あるが、花粉をつけるのは1本のみだ。
  花びらに見えるのは何と他の5本のおしべが化けたものだ。

その外側に(一般には)緑色で舟形の花被というものが3枚ある。
 その下側に緑色の小さい萼片が3つある。
  その下に子房があり、それを苞葉が覆っている。

写真に示した黄色に赤の模様が混ざった品種はアン・アーファンという。
 緋色、黄色、橙色、白色などさまざまな花の色を示す品種がある。
  丈の高い種類と丈の低い種類がある。写真は12月の奄美で撮影した。 
[パラレル法で立体視ができるのでやってみよう]。
    ---SRSは地球の能力開発---
    -----内なる自然を育てよう-----
    [撮影・解説:栗田昌裕 041216記]
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